8年ほど前、初めて購入したBL小説で、いまだに何度も読み返す大好きな作品です。
沙野先生の作品の中でも1番好きです。
落ち着いて切ない雰囲気だけど、どこか淫らな雰囲気が何度読み返しても最高です。
純粋無垢な主人公が、ひたすら健気に愛し、愛されています。
中でもいたしている時に中津さんが口を押さえるシーンは淫靡すぎるし、我慢をしながら、惨めな思いをしながらも懸命に自分の務めを果たそうとする姿には胸を打たれます。
ほんとうに大好物です!!!
また遊郭物描いてくださらないかなぁ、それか続編を…なんて発売されてからだいぶ経ってしまっていますが、いまだに思っています。
遊郭者お好きな方やひたむきで健気で清楚な主人公がお好きな方には全力でおすすめします。
主人公、たいへん可愛いです。
評価が良かったので購入。
一冊でかなりのページ数で、読むのに時間がかかりました。
うーん、、読み飛ばすほどではないけれど、ハラハラドキドキ心を動かされるかというと、そこまではまれませんでした。
なんというか、細かい背景設定まである歴史を遠くから覗いている感じでしょうか。ファンタジー設定としては面白いですが、登場人物に感情移入しにくかったです。
小説に心理描写を重視する人にはあまり向かないかも知れません。
ページ数の割に二転三転するような疾走感はなく、1/3位の内容に感じました。
あと、海外設定なので仕方ないかも知れないですがカタカナがかなり多く、誰のことか、どの国のことかなど頭の中で整理するのが少し大変でした。
次巻を購入するかは微妙です。
guilt pleasure先生の作品ということで気になってました。電子で買おうと思っていたのですが、待ち切れずに紙版購入。
辛口レビューも見る中、あまり期待しすぎず読もう!と上巻読まず下巻から読みました。上巻はレビューやネタバレを読んであらすじが大体分かってたので…
しかし内容が分からないということもなく、この巻のみでも楽しんで読めました。
ラストが微妙と思う方もいらっしゃるみたいなんですが、私はそんなに気になりませんでした。ここから、カイとの新しい人生がまた再開されるのかというのを彷彿とさせるラストでした。カイとリンチの関係を見たい!と思われる方には、ここから!と思うところで終わるので微妙なのかも…?
ピートの救出とリンチとビアンキの対決というところに期待を寄せて読めば、そこはあまり気にならなかったです。もちろん続きを書いて頂けるのであれば読みたいですが。
二転三転するスリリングな展開にワクワクしながら読み進めました。でもFather Figureほどなぜずっしりとこなかったのか。リンチやピート、ビアンキの思いを読み取れる部分が少なかったなと思いました。ドキドキする攻防戦は事細かに書いてあるのですが、なぜリンチがビアンキとの対決をそこまで望むのか…ピートその前に助けに向かったれよ!っと思ってしまいました(;´д`)
なんというか、登場人物の行動の動機があまり書かれてないので、そこを例えば、こんな思いがあったからピートはリンチを助けたいと思って自ら危険を犯したんだとか、ピートとリンチの関係性などもう少し突っ込んで過去含め丁寧に描かれていたらもっとずっと物語に入り込めたような気がしました。
前巻にピートは出てくるんでしょうか?その辺の話が描かれていそうなら前巻も読みたいと思ってます。
でも神とまでは行かないものの買ってよかったなと思う作品でした。何をこの作品に求めるかで感想はかなり変わると思います。スリリングな展開を楽しみたいのか、リンチとカイの続きを読みたいのか、、
ちょっとネタバレ注意
私は後者だったのでピートやビアンキの件が一応片付き満足です。しかし、リンチがピート救出のためにあれだけ色んなことした割に、結局ピート自力で帰ってくるんかーい笑
ピートさん流石です笑
とりま助かってよかった。