ついに物理的にひとつになった店長と吉田さん!
しかし、pixivでその後の二人の行く末をわかってしまっているので、2巻の話の展開はゆっくりめというかモタモタしたように感じてしまいました。
良く言えば丁寧な描写なんですが、もう少し勢いが欲しかったかなー。とはいえ気になる所で次巻へ続く…3巻はもっとドロドロした展開になるのかしら。
あまり萌えなどは感じにくい作品なので、もはやBLというよりは人間ドラマとして読んでる感はありますが、BLだからこそ胸クソ悪くなく読める部分もありますね。
純粋にBLとして楽しめるようになるのは店長が離婚してからのお話になりそうかな。それも楽しみです。
初読み作家様。
話題になってたリーマンBLだったので少し期待し過ぎていたせいもあるかも。
面白かったけど、やはりいまいち心にグッとくるものがなくて盛り上がりに欠けたように感じたのと、細かいことだけど所々気になる点があって集中して読めなかったのが残念。
初っ端のパーティーシーンで酔ってるからっていきなりホテルの部屋に連れ込むのも??だったし、早瀬は1人しか経験ないわりにビッチの誘い方でキャラ設定ブレてるなと感じてしまいました。
早瀬がロウソクを大事に持っていたシーンはとっても良かったけど、ハンカチやズボン洗ってなかったのかな?とか余計なことが気になってしまったのも残念ポイント。
それと過去の回想シーンと現在のシーンの切り替わりが分かりづらかったです。
二次で活躍されてる作家さんみたいで絵はキレイです。ただ時々現れる簡素化した絵があまりにも手抜きな感じがして、作品の雰囲気を壊してるように感じて勿体ないと思いました。
ストーリーに関しては、ごめんなさい、これ編集さんちゃんと仕事してますか?新人作家さんならではの辿々しさを考慮しても、話の流れをぶった切る展開、色々と無理がある設定、ド素人の私が読んでもわかるのでプロの編集さんなら当然わかると思うんですが、商業作品としてこの状態で世に出すのはどうなのかと思いました。編集さんの力でもっとどうにかなったのでは?と感じずにいられませんでした。
せいちゃんが男の娘してる理由も謎なままだし、援交してた理由も「そんなんで?」だし。
『シークレットアフター』続編。
黎夜が相変わらずかっこいい!わかっちゃいたけど好きな子は甘やかすタイプなんですよね。サイコー!!
続編ということで定番ながら「当て馬」登場します。大阪の姉妹店からやってきた美波。正直言って当て馬としてはちょっと弱いというか、黎夜に対する態度の理由もとってつけたような設定で、うーんという感じでした。
茉白と黎夜のいちゃラブだけでも良かったような気もします。
黎夜デレないかと思ってたけどちゃんと茉白に「好き」って言ってトキメキました。
あとやっぱり光月と深いい感じですよね?スピンオフこないかな。
個人的ハイライトは黎夜の本名が判明したこと!前巻から気にはなっていましたが、描き下ろしで明かしてくださるとは!かわいい名前ですね。
園瀬もち先生初読みです。
まず絵がとてもキレイ。ホストものなので絵の美しさが活きてます。
特に攻めの黎夜の顔面がめちゃくちゃ好みです。タレ目ツリ眉の顔好きなんですよね~。
ホストクラブを舞台に、ライバルホスト同士が次第に惹かれあう…っていうまぁホストものの王道といえばそういう展開ではあるんですけど、キャラ設定がとても良くて作品に深みを加えていたと思います。
茉白の王子様キャラと黎夜の俺様キャラを対比させる一方で、2人とも恵まれない家庭環境にあった共通点。幼少期母の愛に飢えていた黎夜がお人よしながら母性溢れる茉白の優しさに触れ閉ざしていた心が解れていき、茉白もまた黎夜の強さに触れ逞しくなっていく。
2人がそれぞれを認め合って惹かれあっていく姿がきちんと描かれていて、とても丁寧で素敵な作品でした。
本編とは関係ありませんが、光月と深がいい感じだと思いませんか?このcpのスピンオフ読みたいなーと思って読んでました。