cpurinさんのマイページ

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女性cpurinさん

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待望のスピンオフ

「αの花嫁」で圭騎さんの幼馴染み&理玖の保護者的存在だった李里耶さん。
李里耶さんも幸せになってほしいなーと思っていたのでスピンオフとても楽しみにしていました。
αの花嫁読んでる時は実は李里耶さんは恋を知らない、性的な経験は未経験なんだろうと思ってたので、若き日の李里耶さんのこんな乱れた姿を拝めるとは思っていませんでした。いやーエロかったですね。
ストーリーはまだ序盤。コミックスの続きがやっと大人編に突入ということなので恋はこれからですね。
圭騎さんと理玖との絡みもあるのかな…楽しみです。
それにしても大学生圭騎さんカッコよかった!

さらに複雑に、でも面白い

もう先が気になって気になって、上下巻ぶっ続けで読んでも全然あっという間でした。
下巻。
上手いなーと思ったのが、上巻では晶が未来を見て蛍を案じて曽我部さんを訪ねるのに対して、下巻では蛍が過去を見て晶を案じ曽我部さんを訪れる。この対比と、それぞれのイケメン見た事務員さんの反応が同じっていう面白さ。改めて日高ショーコ先生作品の素晴らしさを実感しました。
下巻ではハラハラする展開と同時に謎が解明されていくわけですが、100%理解できてるか?っていうとそうではない。9割理解できてるかなって感じではあるけれど、それでも十分に面白かったです。
AとBだけでなくいくつもの世界線が存在し、未来と過去が繋がる瞬間がある。蛍にはその力がある。
詳細な回答を示してくれるわけではないので、自分の中で感じて理解できる範囲で堪能できました。
晶が蛍を救う展開で始まり、しかし実は蛍が晶を救う話だったんですね。素晴らしい。
AとBそれぞれの描き下ろし、関係性の微妙な違いも面白かったです。
正直言うと「BLでなくても成り立つ話だな」と当初思ってたんですが、BLであったからこそ蛍と晶はその想いに戸惑い10年離れてしまっていたのだろうし、BLであったからこそお互いを救いたいという想いの強さが物語を動かしたのだろうと感じました。

難しいけど面白い

まずミステリーということで、日高ショーコ先生の引き出しの多さに感服いたしました。
どのような作品を描かれても美麗な絵とストーリーの緻密さにただただ凄いなーと。

まずは上巻。
1話目からめちゃくちゃ面白くてグイグイ話に引き込まれました。
過去が見える蛍と、未来が見える晶。その能力ゆえに一緒にいるべきはずが一緒にいることを避けてしまった。
とある事件を「過去」と「未来」の出来事として見てしまったのをきっかけに、10年の時を経てお互いを探す蛍と晶。もうここだけでもドラマチック!
ただ蛍と晶の幼少期の話に加え、「今」の時間軸も現在と未来が入り乱れているので、じっくり読まないと混乱してしまうかも。曽我部さんがAとBの説明をしてくれているのでわかりやすくはなりますが、それでも決してサクサク読めるストーリーではく、しかしそれもまた魅力。

恋愛にはまだ遠い

久しぶりの再読。
まず沢本そじ先生の絵がほんとに大好きで。綺麗でエロくてカッコいい‼
特に司はその良さが全て詰まってるキャラですね。大好きです。

ストーリーとしては「元いじめっ子に恋人のフリして復讐する」っていうそこそこありがちな設定から始まるお話なんですが、ラスト普通のいちゃラブで終わらないところが良いんですよね。
愁も司も確実にお互いに執着はしてるんだけど、恋愛にはまだ遠いというか。
特に司は利害関係で一緒にいる部分がまだ大きいだろうし。
でも書き下ろし読んだら、愁と司の気持ちが寄り添う未来も少し見えなくはない。
そじ先生、番外編でその後の2人を描いてくださらないかなぁ。

芸人BL

作者様は芸人さん大好きなんだろうなーと感じられるキャラの作り込みで、絶妙にリアルで面白かったです。
大阪時代のゆうたろうが適度にクズで、でも武井と芸人をやっていくと決めてからは遊びを封印してるとことか、こういう芸人いそうだなーと。
ゆうたろうにお尻の経験があるのはちょっと無理矢理設定かなとも思いましたが、でも芸能界って無茶苦茶やもんなーとなんか納得してしまった。笑

武井はゆうたろうと芸人をやっていくと決めた時から潜在的にゆうたろうに好意を持っていたんじゃないかな。自分の芸に惚れて一緒に芸人やりたいと言ってくれたゆうたろうを拒み続けた末に受け入れたってことは、そういうことなのかなと感じました。
「武井の気がすむまで」恋人でいるつもりが、ゆうたろうにもちゃんと情が芽生えて…武井の安堵吐き笑った。
クスっと笑えて、ゆうたろうはエッチだし、こんな2人がほんとにいそうだなーと思える良作でした。

惹かれていく過程を見たかった

性体験未経験の小説家の良平が新境地を開くための取材として風俗を呼ぶことに。で、その風俗嬢が手違いで男だったっていうBLにありがちな設定から始まりますが、絵も綺麗だし、エッチだし、心理描写も丁寧に描かれていて良かったです。でも何かもの足りなさもあり。
おそらく2人が徐々に惹かれあっていったであろう2か月間が描かれていなかったからかなと思いました。良平が風俗を利用した2か月10回の時間、そこでのエピソードが知らぬ間にケイと良平のお互いへの信頼や好意を深めていったはず。
そこを描かずにいきなりカノンへの嫉妬からのセ〇クスへ流れていったのが少しもったいなかったかなと思います。
想いが通じ合ってからもわりとあっさり終わってしまったし。

続きをありがとうございます!

とにかく「好みじゃなかと」の続きが読めるというだけで嬉しいです!!
完結作品の続巻て、なかなか最初の巻の面白さを超えるのが難しいものが多い気がするんですが、「好みじゃなかと」は2ndもすごく面白かったので、3rdも非常に期待してました。
そして期待どおり面白かったです!
エチシーンはひげ剃り3択のシーンのみで非常に少ないので、物足りなさを感じる方もいるかも。
私は、「好みじゃなかと」の魅力は、「お仕事BL」の名にふさわしくお仕事描写をきっちり描きつつも、そこに槇さんと幸典を取り巻く人間関係やふたりの関係性の変化等を絶妙に上手く絡めているところだなーと思っているので、濡れ場の少なさはあまり気になりませんでした。
今回槇さんの元彼登場しましたが、幸典の牽制の仕方、槇さんだけじゃなく私もスカッとしました。
幸典、豹変するのはエッチの時だけじゃないんだな(笑

無印・2ndは1巻完結の形をとっていますが、3rdは続きものになっているので4thが待ち遠しいです。

読む人を選ぶけど好き

単話で少し読んでいて、途中長らく連載が止まっていたようだったので、1冊に纏まるのを心待ちにしていました。

虐げられた過去を持つ者同士の執着というか共依存というか、終始陰鬱としていて、エロティックで、不気味という、萌えとは少し遠い所に魅力のある作品でした。
それゆえに一般ウケはしないだろうなと思いますが、私は好きです。
ただ受けも攻めも濃いめのキャラなので、もう少しバックボーンを掘り下げた方が、2人の関係性に深みが出たのではないかと思いました。上下巻くらいでじっくり読みたかったです。
ラスト…続きを!という感じもしますが、アレはアレで余韻があって好きです。

攻めは可愛い

単話配信していたせいもあるかと思いますが、シー◯アさんで配信直後からレビュー数多くて気になって予定外で購入。
攻めの丹くんのキャラ良いですね!好きです。
目新しいストーリーではないものの、丹くんのキャラの良さで面白さが増したとこあるなー。
一方、受けの能美先輩はイマイチ好きになれなかった。冷静に見たらただのクズだなーって。言動が最低なんで惹かれる要素がない。哲学を愛してる…それだけで丹くんは恋に落ちたのか…??いつの間にか好きになってたパターンなんだろうけど、もうちょっと「これは好きになっちゃうよねー」っていう説得力欲しかった。だってクズ男なんだもん。
能美先輩に関しては、お母さん・お祖母ちゃん・お兄ちゃんと、何かしら人格形成に影響を与えたような感じを匂わせておいて、そこが大して深掘りされていないのも気になりました。

哲学はおそらく作者さんが専攻してたり興味があったりする分野なんだと思いますが、ストーリーへの絡め方がちょっと中途半端かなーと。もっと哲学的思考を全面に押し出しても面白かったんじゃないかな…哲学に馴染みのない人向けなのかもですが、なんかとってつけたような感じがしてしまいました。
(巻末の哲学書の紹介コーナーは面白かったです)
あと、ギャンブルも作者さんお好きなのだろうか…ギャンブル描写多すぎて正直萎えました。あれも能美に魅力を感じなかった大きな要因です。
読み終わった後の感想が「哲学とギャンブルの話だったなー」でした。
ストーリー全般的に面白かったんですが、ギャンブル描写と能美のキャラが萌えを減退させてしまいました。

言葉にならない

囀るのレビューを書くのは難しい。
感じたこと言いたいことはたくさんあるのに、それをうまく言葉に乗せることができない。
連載を追っているので、毎話読む度にこの作品に出会えて後半に差し掛かった人生に生き甲斐を得たことに感謝している。

さて9巻。
大きく動いた。
背中に墨を入れ矢代と同じ世界で生きると決めた百目鬼、それを知って激しく憤る矢代…そしてそこからのキス。切なくて美しい。
さらには矢代が百目鬼にしか感じなくなってしまったことも百目鬼の知るところとなり、ふたりの想いが激しく揺れ動く。
久しぶりの百目鬼のモノローグ…心を押し殺してきた、そう矢代が逃げないように。愛おしくてたまらない気持ちを押し殺して、愛のないふりをしながらお互いに求め合う。でもキスに愛情が溢れてしまってるよね。
5巻以来の濃厚セックスシーン満載の9巻でしたが、5巻の時と同様ひたすら切ない。
個人的には7巻から始まる第2部のクライマックスだと感じている。終わりに近づいているのを実感した巻でもあった。
凄い作品なので読むのにも体力がいるけれど、ここからどう展開していくのか楽しみでならない。