二次で活躍されてる作家さんみたいで絵はキレイです。ただ時々現れる簡素化した絵があまりにも手抜きな感じがして、作品の雰囲気を壊してるように感じて勿体ないと思いました。
ストーリーに関しては、ごめんなさい、これ編集さんちゃんと仕事してますか?新人作家さんならではの辿々しさを考慮しても、話の流れをぶった切る展開、色々と無理がある設定、ド素人の私が読んでもわかるのでプロの編集さんなら当然わかると思うんですが、商業作品としてこの状態で世に出すのはどうなのかと思いました。編集さんの力でもっとどうにかなったのでは?と感じずにいられませんでした。
せいちゃんが男の娘してる理由も謎なままだし、援交してた理由も「そんなんで?」だし。
『シークレットアフター』続編。
黎夜が相変わらずかっこいい!わかっちゃいたけど好きな子は甘やかすタイプなんですよね。サイコー!!
続編ということで定番ながら「当て馬」登場します。大阪の姉妹店からやってきた美波。正直言って当て馬としてはちょっと弱いというか、黎夜に対する態度の理由もとってつけたような設定で、うーんという感じでした。
茉白と黎夜のいちゃラブだけでも良かったような気もします。
黎夜デレないかと思ってたけどちゃんと茉白に「好き」って言ってトキメキました。
あとやっぱり光月と深いい感じですよね?スピンオフこないかな。
個人的ハイライトは黎夜の本名が判明したこと!前巻から気にはなっていましたが、描き下ろしで明かしてくださるとは!かわいい名前ですね。
園瀬もち先生初読みです。
まず絵がとてもキレイ。ホストものなので絵の美しさが活きてます。
特に攻めの黎夜の顔面がめちゃくちゃ好みです。タレ目ツリ眉の顔好きなんですよね~。
ホストクラブを舞台に、ライバルホスト同士が次第に惹かれあう…っていうまぁホストものの王道といえばそういう展開ではあるんですけど、キャラ設定がとても良くて作品に深みを加えていたと思います。
茉白の王子様キャラと黎夜の俺様キャラを対比させる一方で、2人とも恵まれない家庭環境にあった共通点。幼少期母の愛に飢えていた黎夜がお人よしながら母性溢れる茉白の優しさに触れ閉ざしていた心が解れていき、茉白もまた黎夜の強さに触れ逞しくなっていく。
2人がそれぞれを認め合って惹かれあっていく姿がきちんと描かれていて、とても丁寧で素敵な作品でした。
本編とは関係ありませんが、光月と深がいい感じだと思いませんか?このcpのスピンオフ読みたいなーと思って読んでました。
BLソムリエさんのノミネート作品ということで読んでみました。
私が知らないだけかもしれませんが、教習所を舞台にしたBLってありそうでなかったなーと新鮮でした。
不安を抱えながらの車の運転、そこに運転に手練れたイケメン教官。恋が始まるにはもってこいの舞台ですよね。
そしてイケメン教官もさることながら、生徒の「スーツの王子様」こと八乙女さんのキャラがとても良いですね。スーツの王子様の真実の姿は少女漫画家というギャップ。
八乙女さんは教習所に通う前から千葉教官を知っていて、淡い恋心を抱いていて・・・お話の展開としてはありがちではありますが、キャラ設定が良いので面白く読めました。
ただあらすじ読んでなかったので予想と受け攻め逆でした。笑
途中であれ?これはもしや逆か?と。笑
今となっては八乙女さん立派な攻めなんですけどね。
「1巻」表記があるので続きがあるのだと思いますが、1巻完結作品としても楽しめます。
古着屋のイケメン店長とデザイナーを夢見る高校生とのピュアラブストーリー。
でも書き下ろしで卒業後ちゃんとヤッてます!笑
タイトルの意味がわからなくてググったら『常常綺羅の晴れ着なし』ということわざが出てきたのでなるほどなーと。これは店長のことを表してるのかな…。
店長と高校生・航が少しずつお互いに惹かれ合っていく過程が丁寧に描かれていて好きです。が、少し詰め込みすぎというか尺が足りないというか。
店長の過去をふんわりと描いていますが、もう少し掘り下げた方が航との恋愛に簡単に踏み切れない葛藤等を感じられてよかったのではと感じました。
あと、ラストの未来の2人の姿、もっとページを割いて描いてほしかった!
好きなストーリーだけに物足りなさを感じてしまったのが少し残念です。
祝・完結!
でも終わってしまって寂しい(泣)
ほんとに良いお話だったなー『京極家シリーズ』。
夫夫愛の話であり、夫婦愛の話であり、母子愛の話であり、家族愛の話であり…『愛』の物語でしたね。
最終巻、まず表紙が最高に幸せ!裏表紙も家族勢揃いでステキ!!
最終巻は残されていた尊の家族のお話がメインで、尊のママとパパの関係性が明らかになりました。ちょっとビックリ展開だったけど、それをわかって最初から読み返すと尊ママの態度とか「なるほどねー」と思えて面白かったです。
尊パパは男と結婚した尊をどんな思いで見つめていたのだろうと、その辺りのお話も詳しく読んでみたかったなー。
終盤は完結してしまう寂しさと尊と誠志郎の愛情溢れるやりとりにひたすらウルウルしてました。
色んなBL読んできたけど、読み終えていちばん幸せを感じた作品でした。ありがとうございました。