ひさしぶりにここまで読むのがつらい小説と出合いました…。
ファンの方には申し訳ないんですが、若月京子さんて本当に何冊も出してるベテラン作家さんなんですか?!なんだか「先生」と敬称を付けるのも勿体ないような、何の深みもない文章に自分の時間を取られたのが悔しいです。
設定は悪くない、どこかで面白くなるのかもしれない、となんとか読み進めて、読み進めて…もう疲れしか残りませんでした。
受ちゃんはひたすら受難。何も悪くないのに面倒な人達に絡まれ続けて本当にかわいそう。
攻はスパダリ設定なのにどうもカッコよくない…。彼が生徒会長権限をもっと早くうまく利用していれば、受ちゃんはこんな長期間しんどい思いをしなくて済んだのに。そしてセックスは自己中でつまらない。まあ高校生が性的に練れている設定もあんまり好きではないので、これはこれでいいかな…。いやでも、つらい思いした受けちゃんにもうちょっと甘いご褒美をあげられる攻でいてほしかったかな。
で、転入生とその仲間達。
もう、発達障害とか精神を病んでるとか、そういう裏設定があったってことでいいですよね?!そういうことにしておかないと、この意思疎通の出来なさは異常。転入生、見えないところで彼の信者達とどんなやり取りがあったかわからないけど、文章に出てきてる部分だけじゃそこまで盲目的に愛してもらえるようなキャラクターには全然見えないのです。
普段めったにレビューなんて書かないのですが、駄作オブ駄作に大事な時間を取られたことへの苛立ちがやまず、思わず書いてしまいました。
駄文は同人誌で垂れ流していればいいと思います!