正直、ホラーやヒューマンドラマの要素が強いので、娯楽作品として読み始めるとかなりショックを受けると思う。
監禁だとか、ストーカーだとかのテーマは他作品でもまま見られる要素なんですが、こちらの作品は 「マジもの」なのでご注意ください。
臭いものを嗅ぎたい、怖いものを見たい私にはピッタリでした。
あとサンウとウジンのキャラデザや振る舞いはどう考えても萌えさせようと思って作ってないと思います。
振り切って作っているからこそ、サイコホラー作品としても、BL作品としても明らかに他とは違いますし、それがハマる人とそうでない人がはっきり別れます。
私はかなり好きでした。
読み始めに「おいおいサンウのどこがかっこいいんだよ〜勘弁してくれよ〜サイコパスじゃんかよ〜」と思っていたのが「ええ…サンウさんマジかっこいい、優しい」に変わってしまいました、完全にストックホルム症候群です。
あんまりBLと思わず、映画だと思えばめちゃくちゃ出来がいいと思います。そうなるとジャンルは…やっぱりサイコホラーに分類されるかな…笑