元々バリタチだった槙がかわいいネコたちの前でタチであろうとして疲れてしまい、そこでタチとしての自分に違和感を持ち性趣向を変えてみようと思い立つ。
槙の攻めてとしてのプライドが邪魔をして三隅に惹かれていくのを受け入れられない葛藤が素晴らしい。
相手の三隅もそんな槙の複雑な感情に配慮して強く攻めことはせずに槙が三隅を受け入れるのを待っているのがまさにスパダリ。
槙も三隅が好きという感情を受け入れてから受けだけど攻めのようなカッコよさがあってとても素敵です。
「特別に後ろで抱いてあげます」という槙の言葉がそこらにいるネコではなく自分を抱けるのは貴方だけなんだということを暗にいっているようで素晴らしい。
ハイスペックな大人の恋愛が楽しめる一冊ですね!
攻めの一色さんがカード会社のコンシェルジュで受けの羊くんのお父さんの顧客のお願いでキャラメル千箱用意してもうらうとこから始まるんですが、羊くんがたまたま見てしまった一色さんの一仕事終えた素の姿が気になって…みたいなお話。
一色さんのTHE・コンシェルジュのお仕事モード丁寧口調からオフモードの乱雑な口調へのギャップがどハマりしました!
羊くんのお金持ちになったのに洋服をイオンで買うような素朴さも可愛いし一色さんにかまって欲しいけど素直になれないところもいい!
理想の年の差カップルですね。一色さんもいい大人なのに高校生に手出しちゃうところがさらにギャップ萌えで好きです。
あと、羊くんのお父さんの悲鳴が「キャッ」なのが個人的にすごくツボりました(笑)
お父さんかわいいですねぇ。小動物を愛でてる気分になります。