気になっていた作家さんだったので手に取ったのですが、他の作品でなくこれを購入したのは表紙が理由でした。
受け攻めはわかるけど、受けが美人系。
他の作家さんだったら攻めでもおかしくないかも。
可愛すぎる受けがニガテな私にはドンピシャでした。読後も印象は変わらず。
内容はラズベリーソーダ的甘酸っぱい青春ラブ。
ちょっと不良の水村君が密かに心の支えにしていた水泳部の九条君。
偶然同じ高校に入り出会うわけですが、九条君は水村君に一目惚れ。
顔と名字しか知らない水村君を探しまわるのですが、再会は描写も繊細で良いシーンでした。
ちょっと衝動的な九条君の行動とひょうひょうとしているようで一途な水村君に萌えざるを得ません。
学校では勿論家族にも隠し事をしているだけに孤独な感じのある水村君が九条君という心の支えを得る。ちゃんと弱さを見せて泣けるようになる。
そんな切なさベースの幸せを感じられる作品でした。
二人の幸せなその後をもっと見たいと思ってしまいます。