初レビューです。
表紙イラストに惹かれて購入しました。表紙と違わぬ本文の綺麗さでした。新人作家さんぽいですが、絵も上手いので(上から目線ですみません…)没入感はばっちりかと!
内容。
健気ワンコ×ワケあり美人お兄さん。美人お兄さんの千早さんのキャラクターが妙にリアルです。若い頃って、酔って記憶なくなって歩けなくなる~とか、飲み屋で信じられないくらいデカい音でカラオケしたりだとか、酔った勢いでホテルとか、都市伝説では?大げさでは?と思ったりすることがあるかもしれません。でもホントにあるんだなこれが…。千早さんはそんな世界で生きている人。世話焼きで優しくて、愛嬌があってモテるんだけど、相手を見る目が無かったりで損しがち。これも本当~~~~にいる。男女問わず、いるいる、いるよね~って感じ…。読んでて苦しくなっちゃいました。千早さんを“知ってる”か“知らない”かで評価が分かれそうな作品かなと思いました。
それとは正反対の攻めの流星君。お酒のなんたるかもわからない感じでずっとジュース飲んでるのが可愛すぎです。かわい~って思っていたら千早さんもかわい~って思っていたみたいでクスっとしてしまいました。本当は人見知りでおしゃべりも苦手なのに一生懸命恋愛をして…。最後に本音を打ち明けるシーンは少女漫画もビックリの美しい作画で必見です!
少数派かもしれないですが、脇役も必要以上にストーリーに干渉せずちょうどいい塩梅。でもキャラデザがしっかりあったので実写で見たいな~と思える作品でした!
超よかったです!