ジャケットと設定に惹かれて買いました。原作と共に拝聴させていただきました。
最初から電車での声を我慢するシーンはもう、色気たまらないです……
タイトルコールでもこの空気感を壊してないのは流石です。
忍さんは、電車痴漢とは言え、なぜかジェンタルで上品な感じがする。佐藤さんの声から優雅と色気なフェロモンが漂い出る……やはり切ない伏線がある。
一番核心的なホームシーンで、水葵くんに凄く感動を与えられました。
「一人で降りて楽になるなんて、ぜったい許さない」
「僕だけのために、苦しみながら生きて下さい」
メトロを中心に織るセリフが神です!
愛し合う後の水葵くんの声から、甘さと可愛さがとにかく伝わってきました。個人的に、濡れ場のプレイは全部ド好みです。ピアニストの指プレイはエロいですよ……
そして攻めの佐藤さんの演技の厚みを感じました。
瞳色を失った、味のない口つけをし続けている忍は、無感覚とは言え、決して温度感のないロボットではない。一定の温度範囲内でのゆっくりと温めていく感じを引き出すような変化も、突然冷めていく変化の演技はきっと難しいです。
さすが佐藤さんでした………丁寧なお芝居が神………
黒白から一つずつ味覚、快楽、恐怖、安堵を感じて、先生のカラーイラストのように、どんどん彩られるロマンスが表現されました。
聴き心地がいいドラマCDでした!
欲を言えば、水葵くんと忍さん今後の話も気になってます……