斉藤壮馬さんの貴重な攻めだと聞き速攻予約してすごく楽しみにしてたけど……
うーん……
表の声と心の声の演出、音声にするとテンポが完全に乱された上に滑ってて薄ら寒く感じる。
そもそも他人の心が読める設定ってあまり必要なかったような…
いやむしろない方が面白かったんじゃ…?とすら思う。
二人がいつの間にかあっさりくっついちゃって葛藤も成長もカタルシスもないし、中途半端なファンタジー設定のせいで駆け引きのもどかしさやじれったさを楽しむこともできない。
結ばれるまでの過程こそがBLに限らず恋愛ものの醍醐味なのに…!
後半のSMプレイに重きを置きたかったとしても、キャラの掘り下げがないと心情に共感できなくて肝心のSMも萌えない。
数々の名作で心の動きを奥ゆかしく繊細に魅せる演技こそが斉藤さんの真骨頂だけど、この作品では一切活かされてないのがとても残念。
白井さんは基本語尾に(迫真)が付いてそうな演技で、息の使い方や距離感の調節が不得意なのか、ナチュラル寄りの斉藤さんとの相性があまり良くない気がする。
あとこれは台本の問題なのか演技指導の問題なのか知らないけど、作品全体的に所々台詞回しが不自然というか、会話のリズムが噛み合ってないのも気になった。
リピしないであろう一枚だけど、斉藤さんのドSが個人的に良かったので星2つ。
ほんとどの畑でも何をやらせても器用にこなしてくれる。
ただ声質が柔らかくて甘いからかどうしても女王様誘い受けに聞こえてしょうがなかった。笑
私の中でのベストオブ攻め声×ベストオブ受け声の組み合わせ。キャスト発表された時からこれは約束された勝利だろうなと思ってたけど、想像以上だった…!
二人とも地声とほぼ同じの自然なトーンで、会話とボケツッコミのテンポがよくて聴き心地いい。
濡れ場は回数が多い上にめちゃくちゃ濃厚だけど、初絡みなのに息ぴったりで安定感抜群。流石としか言いようがない。
斉藤さんの誘い受け役を今まで何回か聴いたことがあるけど、こんなにエロくていいの!?と動揺するくらい水澄の妖艶さと乱れっぷりがハンパない。
小悪魔全開でねだったり甘えたり触られるとすぐ感じちゃって甘い吐息漏らしたり、お口でご奉仕する時の恍惚とした声や激しく揺さぶられながら途切れ途切れになる喘ぎがリアルすぎる…!
前野さんの誓さんは高すぎず低すぎず落ち着いたトーン。
普段はクールで堅物真面目だけど、水澄の淫らさに煽られてスイッチが入ると、肉食絶倫に変貌して容赦なく貪りまくるギャップが良き♡
ガツガツ攻めながら甘く囁くセクシーボイスにこれは水澄もトロトロに蕩けるよね……
その後の二人も気になるので続編を期待したい!!