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女性カミラさん

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不遇王子と仲間達の冒険譚

にタイトルを変更するべきだと思うくらい、2冊に渡る物語の中で「冷酷復讐者」が出てくる場面は少ないし、主人公パーティーとの絡みも少ないし、パーティーの姫の兄ってだけでなぜか信頼?されて最終決戦にしれっとパーティー入りしてる。ちょっと都合よく扱い過ぎじゃない?って感じが否めない「復讐者」です。
メインカプの片方。ではなくて、完全に「出番は少ないけど重要なサブキャラ」です。

タイトルや表紙から、王子と復讐者が二人で何かに立ち向かったり冒険したり。。的な話なんだと思ってたんですが、本当に絡みのほぼない二人です。
この二人がカプになる。ってのはあまりにもこじつけが過ぎるし、なんならヒロインの姫と結◯が決まった事もサラッと書かれた上で、最後の最後でBLシーンっぽいものが書かれてます。

えっ!?なにそれ!?
これハピエンなの!?
○婚すんでしょ!?
三角関係突入なの!?
何をもってして最後の最後でそんな情報詰め込んだわけ??って色々疑問を呈しての終わりとなりました。

今まで色々読んだけど、
これはなんというか、初めてのタイプの酷い作品でした。

久々にドストライク過ぎて…

普段シーモアさんのレビューにだけ忘備録としてレビューを残してるんですが、コレはあまりにも良過ぎてちるちるさんでも思いの丈をぶちまけたい‼︎
との思いで書き残してます。


スタートから終盤直前まで表紙のイラストやタイトルのフォントっぽい、ゆるっとした雰囲気なんですよ!
文章の繰り返しが多用されてるとこも独特な癖を感じて、某人気アニメを彷彿させるというか。。

主人公もポワポワした子犬なうさぎでゆるキャラ〜。って感じなのに、終盤のハンドリングの鋭角さですよ。。
ギア全開で明後日の方向に進んでいくのに、それが全く不自然じゃなくってちゃんと伏線?の回収が出来てるから読んでる側は感情の揺さぶりにコントロールが効かなくなってるわけです。

コレどう終わるのかな…ってのは、終盤に入ってからの不安ではあったんです。
どうか安易なハッピーエンドとか予定調和とかはやめてくれ‼︎って切実な願いがまさか通じて、最後はディストピア的なハッピーエンドでした。
メリバとはちょっと違うし、コレは紛うことなきハッピーエンドだと思うんですが、それがディストピアにしか思えないくらいには歪んだハッピーエンドです。

なので大衆受けらしないかもだけど、表紙に騙されずに癖の強い作品が好きな方にぜひ読んでいただきたいです

文芸書でハードカバーで再販希望

これは良かった
本当に良かった。
でもラノベではないんだよおおぉぉぉぉ‼︎
純文よりのエンタメ小説だよね!?
しんどくて辛くてでも淡々としてて。
芸術としての美しさを感じる一冊なので、ラノベ枠で出すとラノベを求めてる人が読むと、なんか違う。ってなりそうなんですよ‼︎


本をたくさん読んでる人の文章だなって思いました。
過酷な設定なのに、話は淡々と進んで、でも感情が生々しい。
そしてそう思っちゃうのがすごくよく分かるんですよ。
あぁ、この先生はよく知ってるんだな。って感じるんです。
多くの人間が知らずに生きていける深淵みたいなものを、この先生はよく知ってる。
それを知った上で淡々と話が進んでいくのが、とても美しいんですよ!

梅雨の時期に観たくなる、そんな映像化を激しく希望します

ダークより夜明けが適切では?

他の方とも書かれてますが、タイトルとかトーンから受ける印象とは違う作品でした。
メインの2人は典型的なアダルトチルドレンで良い子って表現が適切な感じ。
サスペンス風な作品なのでし方ないかもしれんのですが、ちょっと無茶じゃない?って思うような出来事に巻き込まれ過ぎな2人で、たくさんのモブがでてくるけど正しくモブでしかない。物語を進めるためにだけ書かれてるだけでモブであってキャラではない。みたいな感じが(くっそ分かりにくいけど、ちいかわの鎧さんみたいな。それぞれ特徴はあるけど個性が描かれてない)

でも、光よりの夜明けの方は楽しめるんじゃないかと思います!闇の方々にはおすすめ出来ないかなぁ

クズ攻めと翻弄される不憫受けの名作

これ、ぜひ闇とか黄昏属性の方に読んで欲しい。。
地雷要素てんこ盛りな一冊だと思うんですが、個人的には救済の一冊でした。

攻め→幼い頃から搾取されて与えられる事よりも奪われる事が日常だったアダルトチルドレン。19歳って事もあって言動が幼くてすぐ吠えるタイプの犬攻めです。
(ご主人様は受けではないのがこの本の辛いところ…)
この子にとって世界はゴミ屑みたいな所なんだろうな。って想像できちゃうんですが、そんなゴミ屑の中でとってもキレイな物を見つけちゃうんですよね。
(変な例えですが、フランダースの犬のネロにとってのルーベンスの絵みたいな)
それが無機物だったら宝物になっただろうけど、女の子だったから神様みたいな存在になっちゃいますよね。
生きるヨスガで絶対で特別。出会ってしまえば、出会う前には戻れない。その存在を知らなかった頃にはとても戻れない。必死に頑張って恋人って場所を手に入れて、周りから見れば無茶苦茶でも本人にとっては唯一大切に出来る存在で。

受け→こちらも愛情を与えられずに育った結果、欲を手放すことで平穏を手に入れた青年。欲しいと思うから、与えられなくて苦しい。無欲でいれば苦しさから解放される。って事を知ってしまったので世界をモノクロでしか見ずに色を徹底的に封じ込めた生き方をしてます。

そんな二人が出会ってしまって、まず最初に攻めが気づいちゃうんですよね。
ジゴロをやってるから、観察眼とか鋭いんですよね。受け本人ですら自覚してない欲を相手の目から感じとって取り入っていく。
受けはずっと抑え込んでた世界の色を問答無用で流し込まれて感情をガンガンと揺さぶられる…けど、ずっと動かして無かったからそれがどういう事なのか分からないし気づきたくない。と目を背けて今だけを感じて過ごす攻めとの日々。。

欠けたモノがある二人の関係は共依存ではあるけど、でもだからこそお互いだけが絶対的に安心できる場所なんですよね。互いのかけた部分が綺麗に埋まるからどんな場所よりも互いの側が心地良いんだと思います。

でも攻めには神様がいる。神様と先に出会ってしまってたから、神様を失うなんて考えれないし神様以外選ばれない。神様を失うって事は自己を無くすって事と同義なんだと思うんです。

さあ、攻めは最後に何を選ぶのか…ってのが、最後までよめなくてドキドキしっぱなしでした‼︎

本編後に攻目線のショートがあるんですが、この心情が特に良かった!なんて勝手な奴なんだ‼︎って思われても当然な思考なんですか、この思考こそがアダルトチルドレンらしさ全開でグッとくるものがあるんですわ。。

受けが圧倒的に不憫なんですが、未成熟で幼い警戒心しか持たずにいた攻めがどうか安心を手に入れれる日がきますように。と願いながらの読了でした

業ってこういうことなんだ。って業という言葉を理解できた

良かったー。くっそ良かった。
難を言うなら、電子の書き下ろしがいらんかった。ってゆか、無い方がものすごく好みだった。でも、あれがあるかないかでめちゃくちゃ変わってくるのは分かります。

結局最後はハピエン。ってエンドにいつも肩透かしをくらってしまう癖を持っているのでこれは最後まで昂ったまま終わらせることができてもうとにかく幸せです。作者様ありがとう。


これは読んだことのないタイプの不憫受だな!って思うんですが、これを転生だと考えると前世の業を背負って生きてる。って事になるのかな。って。。
辛い。もう本当辛い。生きるのが辛い。
それでも楽になるのは許されないのですよね。

蛇足になるかもしれんけど、悪逆貴族の主である王視点の話が読みたいです。
二人の間にあったものが読みたい!

変化球オメガバース

オメガバース作品が溢れてますが、これは他では見られない超変化球でした!
設定は他でもこの設定見た事あるなー。って感じなんですが、その設定をまさかこう使ってくるとは!!

切なさです後半ボロボロ涙が出ました。

ハイスペアルファだけど、残念な犬と
若干女王様気質な年上オメガ

普段あまり犬タイプが好きじゃないんですが、これは本当に良かったです˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚

闇のお姐さま方に読んでいただきたい

とにかくネタバレせずに読んで欲しい。
描かれているのが愛とか恋とかじゃなくって、歪な人間の生き様なんですが、熱帯魚とかの比喩表現がとても秀逸で文芸作品として評価したくなる作品です。
読んでて理解できない二人だけど、深く刺さるものがあるのは作者さんの表現力の賜物だと思う。

阿賀先生、新作お願いします

最近阿賀先生といえば原作でしか新作を読めなくて残念に思ってるんですが、久々にこちらを再読して脳天かち割られました。。

ガッツリ女の子が絡んでくるんでその辺はご注意を…


元は一つでいられたのに、少しずつ分離してしまって、それでもなんとかバランスを取って生きていこうとする2人の不安定さが刺さる刺さる。。

共依存なのに、お互いが一番近くにいるのに、でも一つじゃない。

読んでて苦しくて、でもどこまでもイノセントで、大人になる事の残酷さが詰まった一冊でした

少年から大人になるまでの過渡期

がとても丁寧に書かれています。マイノリティもマジョリティも1人の人間の中にどちらも詰まってて、その複雑な絡まりの果てにその人が出来上がっていて、だから同じカテゴリーの中にいても同じ気持ちを共有出来たり出来なかったりするんだろうな。と、読んでて思いました。
少年時代の守られた安全地帯から新たな世界に移行していく。不安と恐怖とコントロールの効かない自分の心と。読んでて何度も苦しくなって、でも読んで良かったと心の底から思いました