電子版の同人誌を読んでいた者としては
とても嬉しい書籍化でした!!
この作品は2つのちょっと変わった手法を取り入れております。
「スターシステム」と「IFルート」
ですが…個人的にはそんなに身構えないで読んで欲しいです。
【スターシステム】
この先生の作品は表紙の黒髪の青年「ニコラス」が
どの作品でも主人公(受け)として登場します。
来月発売の新刊にもニコラスが登場するとは思いますが、
それはこのお話とは別のニコラスになります。
ただこの単行本はまるまる1つのお話なのでそこまで気にせずに読めると思います。
ニコラスがとってもかわいそうで可愛くてエッチで素敵です。
彼の容姿が好みでしたら今後の作品もきっと楽しめると思います。
【IFルート】
文字通りもしもなお話があります。
【ロニー】:イケメン・巨根
【フィル】:顔が見えないおじさん(*IFルートでも顔に目が描かれない)
の2人のどちらと会うかのルートになります。
本筋のルートが【ロニー】…ハッピーエンド(*途中モブレさせたりしますが…)
IFルートが【フィル】…バッドエンド
収録順は
(本筋ロニー➡IFフィル➡本筋ロニーのその後)
フィルを選んだIFルートで本書が終わったら読み心地が悪くなったと思うので、
最後にロニーとニコラスのその後が描かれていて個人的には救われました。
同人誌だとIFと最後の「本筋ロニーのその後」が描かれていなかったので
(*IFと「本筋ロニーのその後」は作者さんのpixivFANBOXに掲載されていたようです)
個人的にハピエン希望者の私にはこの最後が紙の本で読めただけでも大満足です。
モブレなど地雷な方もいるかもしれませんが、
あまりないお話の構成とエッチな黒髪受けが読みたい方にはお勧めの作品です。