もうBLも読み過ぎて、たまにきゅんはクルけど最初から最後まできゅんきゅんくる作品には出会えないものかと思ってたのに…
この枯れ果てた大地に降り注ぐきゅん!!!きゅん!!!!天からの恵?!!!ってくらいにきゅんきゅんの嵐でした。
受け視点なんだけど、年下攻めくんの心情がダダ漏れで悶えます。これってすごいな〜と安西先生の手腕がなせる技ですかね。
受けが少し相手の気持ちに鈍感なのもすごく自然に理解できるというか、共感してしまう。
受けの心理描写がすごく自分的にはストンと入ってきて、眠剤のくだりはそれはないわ〜とかツッコミながらも、共感度マックスだった。好き過ぎて何かできないかなって考えた結果が稚拙な思いつきだったとしても、そうしたかった気持ちはとてもまっすぐ入ってきた。
そしてそこからまた新たに展開され進んでいくストーリーに、もうもう夢中になった!
安西リカ先生に最近どんどんハマっててます。オメガバらへんから面白いな!と感じはじめ、今回この作品でどハマりしました!
年下、わんこ攻めジャンルで、これはかなーーーーり後世に残る名作なのではと思います。
そろそろBLから卒業したいのに…安西先生のせいでまた華麗にカムバックしてしまいました。
でもまず最初に…
20歳差のBLです。攻め小学校4年生10才で受けはすでに30才です。攻め20才で受け40才ですね。この時点で「あ…無理かも…」な方には合わないかもしれません。BL界にはどうしても無理な設定というものが誰にでもありますもの…
そしてなんとこの主人公・おっさん受けの榛名、性格が捻じ曲がってる。なので冒頭のエピソードで完全にドン引です。萌えジャンル「性格悪い受け」属性の私ですら、うわぁ…ってなりましたもん。でもなんていうか、違和感があったんです。そしてストーリーを読み進めてくウチに徐々に気づきました。
あ。こいつただのいいやつじゃんって。
以下、私の妄想炸裂感想文になりますので、勘違い見当違い内容もあるかもしれませんがご容赦ください。ですが、なぜ自分にとってこの小説が神だったのかを暴走気味に語らせてください…!
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榛名の魂みたいなものは、ツルッツルの小さな豆みたいなものなのかなーと!そこに優しさとか自尊心をキュッキュッて詰めてて、でもそれを傷つけられないよう隠すためにいっぱいそこらへんに落ちてるガラクタで武装しちゃって、大きくなってるポンコツマシーンなのかなって。ポンコツだから、わからない。優しくしたいのにできない。
毒親の下で育って、ろくな自尊心の守り方もわからず、不器用にトタン屋根みたいなものを何枚も重ねて武装してしまって、もう前も見えない。そんな高校生時代に出会った初恋の男・星野は光みたいな存在で。ただただトタン屋根の隙間から漏れてくる光だけを見てて幸せになってた榛名を思うと切なくなっちゃう。
そしてそのトタンのバリケードを初恋の男の息子・涼一がものすっごい勢いでバリバリ剥がしていくんですよ。きゃーーーやめてーーって榛名は悲鳴をあげて逃げるのに涼一はめげない笑
身ぐるみ全部剥がされてツルッツルの榛名を魂ごと捕まえて言うセリフはもうクラックラきますよ。あーここで書いちゃいたい、でも読んで欲しいから書かない。ああああああ今一瞬ここにコピペしたんだけど、それみてフゥゥゥってなった。魂を揺さぶる萌えBLゼリフbest3に入る!
もうもう本当にドキドキしたーーー!涼一がやばい!筋肉の描写には鼻血出るかと思ったぁあああ。こりゃ榛名もたまんないだろうな!と。
しかも涼一の執着っぷりにも脱帽ですよ!もう11歳の頃には養子にしろって、多分無自覚婿養子要請ですよね。何が何でも榛名にくっついてなきゃダメだって思ったんだろうなぁと。それは自分の保身じゃなくって子供心にも純粋に榛名を想ってのことだったのがわかって、すごいな〜何年越しの想いだろうねって。なんとなくわかるんですよ、子供時代の絶望の淵から救ってくれた榛名に対して執着する涼一の気持ち。救ってくれたスーパーヒーローなはずなのに、榛名の脆さとか儚さが混ざっちゃって、守んなきゃ!って、榛名のスーパーヒーロー像を自分の中に同一させて、それごと恋に落ちちゃったみたいな。あとは榛名を守り抜くために居たのかなって。
「居場所」 「帰る場所」っていうのがキーワードに出てきますが、涼一の「帰る場所」は榛名を守り抜くポジションなのかな〜って。そしてずっと武装してなきゃ居られなかった榛名にも、装備を外してくつろげる 「帰る場所」ができた。
素敵な素敵なラブストーリーでした。
何よりもエロがエッロい!!!!!ここ重要!!!!!久々、くぅ〜〜〜〜〜参りましたっ!!!とかわけわからない感想でたもん。
最後にショートストーリーが何編か入ってるのですが、そちらは本当にふわふわエロエロで幸せです。豆粒ツルンな榛名は本当にエロ可愛いです。そして涼一はエロかっこいいです。
とにかく、読みやすい文章そして感情表現の巧みさに新鮮な感動を覚えました。この作者さんがこれからどんどん活躍してって欲しい、私好みのエロ作品をどんどん出して欲しい!という下心満載で、レビューを投稿させていただきます。
是非是非たくさんの人に読んで欲しい作品です。BL界の新しい風のように感じました。
とても面白かったのにレビュー文がなくてビックリしたので、ちるちるレビュー初心者ですが書かせてもらいます!緊張!
シノオがカッコイイ受けで、ネイエが美人な攻めです。とにかくシノオがオスであろうとする姿が良かった。でもネイエの元でぐずぐずに蕩けてたりするとこもあって、可愛いかった、、、
反対にネイエはチャラい感じなんだけど、時々すごくオッスオスしてて、自分は鼻血でそうに興奮しました!オッスオスってなんか表現違うな、、うまく伝えられない、、、!
最後の怒涛のエッチシーンはやばかった!ここ最近で1番ふぁーーーー!
もうblも読みすぎてエッチシーンなんて読み飛ばしてたくらいな私がですよ、行間まで読み取る勢いで夢中になりましたよ、、!
ただコレ思ったんだけど、中には地雷も多いんじゃないかな〜と。デフォで妊娠設定、メス扱いはダメなひとも多そう。
私的には興奮素材でしたけどね!!!!!!
ああ、こんなバカそうなレビュー、大丈夫かしら、、、
内容的にもじっくり読めるし、お話も本当に面白かった。一族に縛られた男と、自由に生きてきた男のラブストーリーです。
シノオが本当にカッコイイし可愛いし、綺麗です。愛されて幸せになってく過程が、この一冊でじっくり読めます。