母親のママ活疑惑から話が展開していって、ストーリーの軸には家族の存在が大きく、2人の恋愛の話だけではなく、家族になっていく話だなぁ…という第一印象でした。
最後に先生のあとがきを読み、そのテーマを理解した上で再読すると、作品から受けた第一印象も2人の名前やタイトルにも「なるほど!」と思うところ多数でした。
一樹と圭吾がベンチに座って語り合っている姿、ふたり並んで歩いている姿、ふたり寄り添っている姿…日常世界にそっと馴染むような自然な存在感を放つ一樹と圭吾に癒されます。
初エッチのシーンへの流れは、言葉や表情や気持ちの表現も、どれも彼等らしい自然な美しさがあって素敵でした。
セリフや言葉はシンプルなのに読者へ伝わってくるものが多い言葉選びと、更に、言葉以外の作画の部分の表現で伝わってくるものも多く、そんな先生の作風に、読後は…「いい話だぁ、、、」と、じんわり感動してしまいました。