同棲して6年になる同性カップルの話です
簡単に言ってしまうと本当にタイトルのままのお話なのですが、タイトルからは想像できないお話でした。タイトルだけ見ると何かラノベというか同人誌でありそうな・・・と思いがちですが、本作は癒されるし感動もするし良いお話でした。
ほんとーーーーーに丈が良い男でした。付き合って10年にもなると普通は(私は10年も付き合ったことないのでここは想像で)陸人のようにずっと一緒にいるのに今更・・・と相手の好意にあぐらをかいてしまいがちですが、丈はどんな時も陸人が好きで陸人を信頼していたのがとっても良いなと思いました。それだけに、陸人に嘘をつかれ隠れてお見合いをしていたのを見た後の行動は辛かったです。
でもそれがあって、2人が互いの必要性を再確認しまた1つ素敵な関係になれたのかなと思ったら胸熱でした。
このタイトルってだけで2割くらい損してると思います・・・でも本当にお話はとってもよかったです!同性って多分本当に難しいことがたくさんあるんだろうけど、でも私達が男と女で恋愛するように男と男なだけで普通な恋愛なんだよな、と考えたらほろりとしました。
浮気だめ!絶対!派なので後味は悪くないにしても楽しめませんでした・・・・。
彼氏がいながら何回もやって、それはだめだと避けながらも飯食おうぜと誘われたらついていってしまう、それ絶対ご飯だけじゃないってわかるよね!?って感じでした。そりゃもちろん、お互い好き同士で別れてしまったのはあるし、気持ちが再熱するのは分かるけど浮気だめ!絶対!です(大事)
私の頭が固いのもあると思うんですけど、本当に浮気だめです〜〜だめだめ!しかも今回のは夏郎さんが良い人だった分余計に辛いです。和秋と何回も関係を持ってたのを知っていながら黙って戻ってくれると信じてた夏郎さん・・・けなげ・・・。次は黙ってるだけじゃなくてちゃんと攻めてね・・・という思い。夏郎さん幸せになって。
最初に1つ言わせてください、この萌え評価は表題作抜きにして同時収録の"俺の方が絶対かわいい!"だけに対してです。
シュラバメイカー:受けの性格がどうにも理解できない。何度も修羅場を目撃されもう会いたくない相手に今の彼氏との修羅場を見られ助けられたからといって、泊めてもらいそこから自分から迫りそこからの疫病神扱い。意味がわからない。何度も助けてくれた相手だよ?という感じでした。
あと、わたし的に攻めの早瀬くんは身長が伸びただけでまだモサいと思います。
俺の方が絶対かわいい!:これは受けの白根さんがとことん可愛くてわたし好みだったので好きでした。女装プレイあんまり好きだな〜と思ったことはなかったのですが、白根さんの体型がちゃんと男っぽくてそこがリアルというか好みでした。
お互いスーツと女装とのギャップがありたまらんでした。
オメガバースならではのお話ではありましたが、私的にはあまり好きにはなれないタイプのお話でした。
「春待ちの、」なんですが、一番最初に主人公の兄弟が死んでるのはなかなか・・・手紙で、ひろの(受)の欲しいものを全て奪っていってしまいました。ってあって、そのシーンすごく感動するんですが、やっぱり手紙だけじゃひろのが報われない気がします。Ωという性が嫌だったと言うせおのだけど、それと同時にひろのもαという性が嫌だったのではないかな〜って、ゆうまと番になることはできないし、なんならαという性に負けてΩの弟と結婚して子供ができちゃうので。
それと、お墓まいりの時にゆうまが生き返ったかと思った。って、あれはひろの辛いな〜って思いました。そりゃ結婚したからせおのの事ちゃんと好きで愛してたんでしょうけどやっぱりひろのにとっては好きな人ですから。好きな人を事故ではありますが取った弟と間違われるのってせおのの事が嫌いじゃなくても辛いし嫌じゃないかな、って思います。主観になってしまいますが、その後ゆうまと一緒に暮らしていくのがすごいなと思いました。せおのの忘れ形見の娘にずっと暮らしてきた家に旦那。私なら無理(完全主観)
「蛇のセイカツ」は、一番Ωを楽しんでるな〜〜!と、私こういうΩの子好きです。悲観的にならず楽しんでるなあ、と!ただ、せいさんの行動がどうしても理解できませんでした。お嫁さんに聞くことも出来ないから、るかに当たる。まだわかります。だけど、それならるかに好意を寄せてるフリでもして突き落とせばよかった、自分に好意を抱かせてからバッサリ振って復讐だよ、とでもすればよかったのに、と思いました。
しかも、最後の四コマでどうしても前が使って見たくて・・・で、普通に理解できるくらいならそもそも何でそんなにるかに怒った!?と思いました。
どちらのお話もなんだかなあ、と言いますか。はっきり言って、私の好みじゃありませんでした。好き嫌いのお話になってしまうのでどうしようもありませんが。
ただ、るかくんとはるきくんのお話は読みたかったです。そこをクローズアップしてほしかった。
実の兄に恋する弟とその弟が好きな兄の友達という、これまたなんて複雑なの、というお話でした。
一番はじめに、雪宇が匡の部屋で見知らぬ男との最中から始まるのですが、もうなんで!?となります。雪宇は「アパートが改装中でうるさくて」と言い匡の部屋を間借りしていました、が!自分のことを好きと言っていてる人の部屋でしかもベッドでする!?普通するかあ!?辛いなあ。
彼女が見知らぬ人と自分の部屋で最中なのを目撃してしまった以上に辛いなあ。
あと、匡が俺があの時抱かなければ・・・と辛そうだったのも心に来ました。雪宇ちゃんも嫌いになれないんですけどね、嫌いになれないんですけど人の部屋ではダメよ、と念を押して言いたいです。
あと、もう一つのお話が淫乱先生とその生徒。兎谷くんが先生を更生とまでは言いませんが、自分としてしまった様な事をまたしてしまわない様に促すのがとても良いと思いました。ただ、ただ、やっぱり自分の事を好きだと知っている相手の部屋に他の男に抱かれた直後に行くなんて・・・見てるこっちが辛いからやめて・・・ってなります。先生がビッチだって兎谷くんも知ってるけども・・・!と。
でも、表題作も収録作も後味も悪くなくビッチが彼氏一筋になるのはとっても可愛いし素敵なお話でした。私が上に書いた気になるところも他の方から見れば面白いシーンだと思います。
あ、でも私もおんぶイキは萌えました。可愛いです。