3巻通じてエロはないです。今回、手首に口付けたのが唯一か?というくらい。
でもこの作品は買ってしまう。心が満たされます。
3巻に入って一気に切なくなってきました。
というのも、最後の方の雷神の心情が過去形なんですよね。
「手首にくちづけた理由は 今もまだわからない」
「記録の引き出しを開けた時 いつも一番初めに出てきたのは この時見た笑顔だった」
なんかもうこれだけで泣けてきます。
この後、二人はどういう運命をたどるのだろう?やはり雷神は人間にはなれない?
雷神は一人残されてしまうのだろうか?
第4章はクライマックスということなので
とても楽しみ&どんだけ泣かされるのか…といったところです。
上巻だけじゃ絶対に手を出さなかっただろうなと思います。
汚い大人の男たちのために作られたアンドロイド。
全てが機械であればまだしも、生身の健康な男の子を改造するところに嫌悪感を感じたからです。
怪我をしたわけでもないのに、わざわざ左腕を切断して機械化することになんの意味が?
頭部の耳は何?妹さんのその後は?などそれらのほうが気になって気になって…
上巻だけなら嫌悪感満載で終わったでしょうね。
進藤の叔父と研究所には嫌悪感しかありませんが。(進藤の同僚も嫌い)
主役の二人がまったくHしないところは良かったです。
としおさんはして欲しそうだし、進藤もおそらくはしたいのだろうと思いますが手を出しません。
普段ならHの無いBLなんて物足りないだけなのに(笑)
この優しい世界のまま、二人が思いを遂げるまでを見てみたい。
でもそうなると、辛い場面も出てきそうで怖い。
だけどこのままじゃ諸々のシリアスな事情が軽~く流されちゃってて物足りなくも感じる。
続編希望のような希望じゃないような…って感じです。