ビッチ受けが好きなので購入しました。
純粋に色々なイケメンとのセックスを楽しむ受けが最高でした。
「ビッチ」と銘打たれて売り出されている本には、特定の相手とのセックスが大好き!や嫌なのに気持ちいいことに流されて〜というようなお話が多い気がします。もちろんそれも良いとは思うのですが、真性ビッチで、自分からぐいぐい手を出すような受けが好きな私にとって、このお話の受けは理想的でした。受けの性格的におそらく総受け→固定カプということはないと思います。タイトルの通り何かにとらわれること無くずっとこの性活を続けてくれそうな受けでした。最高です。
あっという間に書籍を読み終え、気がつけばWEBへと手を伸ばし、最新話まで一気読みしてしまうくらいツボでした。
攻めも多種多様なイケメンばかりで全く飽きが来ません。特に、童貞、変態、執着、ヤンデレ、年下…といった攻めが大好きな私にとって、これらの要素が入った攻めたちを1作品で拝めるなんて最高としか言いようがありませんでした。今挙げた以外にも様々な個性を持った攻めがたくさんいます。書籍ではまだ一部しか出ておりませんが、本当に色々な攻めがいるので、攻めのデパートに出会えた気分になります。もしビッチ、総受け、溺愛、といったものに地雷がなければ、ぜひ読んでみてほしいです。理想の攻めに出会えるのではないかと思います。
私は普段漫画ばかり読んでおり、たまに小説を読んでも途中で読むのが面倒になってしまい放置することが多々あるのですが、こちらは受けのゆるい性格のおかげか、サクサク読み進めることができました。また、単にエロが見たいというわけではなく、受けと攻めの人となりや関係、そこに行きつくまでの過程を知りたいという派なので、しっかりと世界観やストーリーが作り込まれていたのもすごく良かったです。
葛西リカコ先生の描かれるイラストもとても美しく、またこちらのお話の世界観をさらに素敵なものにしていると感じました。洋服から何からすべてが素敵でした。
書き下ろしでは精霊王のリーンフェルトとのお話が収録されています。もうどハマりしてしまったので欲を言えばもう少し書き下ろしが欲しかった……!
出会えて良かった作品でした、続刊が楽しみです。