「僕にとって君は運命だけど 君にとって僕は運命?」このような冒頭の台詞が物語るこのシリーズ独特の薄暗い雰囲気に惹き込まれていきました。
前作に引き続きカナエとオウギの番が軸となり、今作はカナエの兄ユキの話も少しずつ掘り下げられていきます。
オウギの過去のトラウマからくる異常なまでの執着心、独占欲。そして登場人物それぞれにとっての''幸せ''とそれを叶えるための思惑。全てが糸のように絡み合って物語を紡いでいます。
全体にしっかりと筋が通っていて前作も読み返したくなりました。オメガバースだからこそ映える支配欲、関係性、妊娠などなど様々な設定が駆使されていてとても読み応えがありました。
前作に引き続き幼少期の2人は最高に可愛いです!!!!ショタ最高!笑