いっきに読みましたー!
巻末短編の満足度が特に高かったです。
これが2人にとっての愛。こういう愛のかたちもあるよねというお話。
しっかりと本編、あとがき、巻末と読んで欲しいです!長いですけど一気に読みましょう!
ちょいちょい志波に対しては思考回路どうなってるの?と思うところもありましたが、でも志波のいいなと思うところは嘘がなく、自分の言葉で話をしてくれるところだなと。黄辺は後悔や贖罪の気持ちから感情が高ぶって思いを伝えたり、問い質したりという場面もありましたが、それに対して淡々と自分はこう考えているよと教えてくれる志波。それが正しい、間違ってるかは別として。凄くいいなと。
多分これから先も黄辺は志波から愛することできない宣言をされているので、
志波の態度が甘々で慈愛に満ちていたとしても、志波は愛することが出来ないって言っていたし、自分の勘違いかな…とぐるぐる考えるのかもしれませんが。
いつか志波が人を愛することが出来ると納得してそれを言葉にして黄辺に伝えてくれたら素敵ですよね。
原作好きで何度も読んでいるのですが、
結末知らない状態で聴きたかったなーという気もしつつ、これは買ってよかったと聴き終わった今大満足しております!その勢いでレビューを書いております。
原作好き勢へぜひお勧めしたい作品です!
まず一番よかったのは、原作上では台詞がないところ絵で表現されているところがCDではモノローグになっていたり、台詞が足されていたりでとても丁寧に補完されています。
そこで原作を読んでいた時には気がつかなかったところもあり余計切なくなったり、キュンとするところもありました。
例えばですが最後の引越しのところ、白島が瀬野と名塚2人きりで話している姿を見て…というところ。
原作は2人に台詞は書かれていませんが、CDでは2人に台詞があります。幸せそうに話しててきゅんとしました。
あとは松岡くんの演じる瀬野が可愛いです、はい。
個人的にすごい好きな松岡くんの感じです。ちょっと生意気な感じ?高くもなく低くもなくー。うまく伝えられないです。絡みのシーンも壮馬くん小林さんから、エロい、うまい、最後ちょっと可愛いと思ったと評されてました笑。聴いてみください。
書き下ろしのショートコミックも原作好き勢のかた楽しめると思います。
最後まで読んで思ったのは、わたしだったら惣一さんをアメリカに行かせてあげたかったな。
もう周りの目とか気にしないで、嘉藤のことも捨てて好きに生きて欲しかったな。
でも、本当に惣一が求めていたのはラストのような嘉藤と自分だけの生活だったっていうのもなんとなくわかるんです。
そこにたどり着くまでに、自分で身体を変えたり、薬で頭の中も変えられたり…。そのまんまの惣一を愛してあげてよ!って思ってしまうのですが、
2人はこれからゆっくり穏やかに幸せになっていくのかな。
ラストの方でただ純粋に「好き」と言葉にしてる惣一は、可哀想なんですけどかわいいなと思いました。
下巻は特にですが読んでいて、「え?いや…まじか…」と思うところが度々。
こんなに、心が動かされるBLってないですよ。
キュンキュンだけじゃなくて、ズキンズキンする時もありますが…笑
一筋縄ではいかないし、読んでいて思い描くパッピーエンドには辿り着かないことの方が多いけど…
ほんの小さな幸せだったり、キュンとする気持ちが芽生える瞬間はたしかにありますよね…
木原先生の作品は、それがリアルだから面白いのかなー??