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こうきたか!

心が辛くなる上巻から打って変わってひたすら可愛らしく、心がほかほかする下巻でした。

以下ネタバレ注意です。




下巻前半はメロメロなとしおさんと、としおさんに対しての気持ちを自覚していく進藤さんのお話でした。
表情豊かになり、話せるようになっていく素直で無垢なとしおさんにどんどん心砕いていく進藤さん。上巻の序盤とは大きく異なり対人としてお話しています。表情も柔らかくなり笑顔を見せる進藤さんにキュンキュンします。
上巻から出ていた同僚の方は、進藤さんに自分の持っている気持ちの正体について考えさせるキーパーソンでした。彼のとしおさんに対する対応は、読んでいるこちらは完全にストーリテラーである進藤さん寄りになっているのでひどい!と思ってしまいますが、会社側からしたら至極真っ当で、逆にモノとされているとしおさんに対して人間性を見出し、対人して世話をしている進藤さんの方が奇妙な存在であるということを改めてこちらに認識させてくれるものでした。
そして色々考えた末、とくに困難という困難はなく、(左遷はさせられてしまいますが )としおさんを家に連れていく進藤さん(この連れていくときの進藤さんの言葉や、表情も、のちに語られる進藤さんの気持ちを知ってからみるとたまらなくキュンキュンします)
ここから下巻の後半パート、二人の幸せな日常が始まります。 それがもうとにかくかわいい!幸せいっぱいで尽くすとしおさんも、そんなとしおさんを慈しむ進藤さんも、とにかく異なるベクトルに無垢な二人が送る生活はかわいくてかわいくて仕方がありません。また、キスだけでここまで胸がいっぱいになる作品少女漫画でも珍しいと思います。よよよ先生すごい。
また、進藤さんもとしおさんのこと大好きなんだなと思える描写もたくさんあってキュンキュンのオンパレードです。
個人的には、そうなってほしくはないけど処分がとしおさんたっての願いなら墓標立てると語る進藤さんにとても高揚しました。そうなったときにはしてあげられる覚悟があるということと、なによりそう思えてサラッと言えちゃうところがもうかなりとしおさんのことを深く愛してるのだな、と。

また進藤さんが結ぶ紐は全て縦結びになっていたり、帰ってきた進藤さんを迎えるとしおさんが毎回カバンを受け取っていたり、喫茶店の張り紙に草子地が含まれていたり…芸がとにかく細かく、作者のよよよさんのキャラクターへの愛がとても伝わってきます。
二人とも幸せで、ほわほわしてて本当に素敵なお話だったのですが、欲を言えば、妹の美羽ちゃんはいきなり兄がいなくなってその後どうしているのか、そもそもとしおさんはいま社会的にはどういったことになっているのか(死亡?行方不明?)、進藤さんの会社の詳細や、製品化の話、まだまだ色々知りたくて、続きが読みたいと強く思ってしまいます。もちろん二人のほわほわした日常もまだまだとってもみていたいです。とにかく素敵なお話でした。