こんな残念なペーパーだとは思いませんでした。
本当に僅かな画で、手抜きとしかいいようがないです。
売り出し前から、散々期待持たせといて、これはないでしょう。
ファンの熱い気持ちを逆手に取った抱き合わせ商法だと思いました。
この作家さん自身がツイッターにて、ペーパーのことは、かなり宣伝していました。
さらに、今回のこういった感想などを聞き、こういう批判的な感想は、
描く気力をなくすと仰っています。
さらに、病気で不調だったという言い訳に聞こえる発言も多々ありました。
残念ですが、作家さんの人間性すら疑ってしまいました。
作者+編集+出版社、これだけの大人が関わり、
こんな特典を許容するというプロらしからぬ仕事ぶりにかなり落胆しました。
他のBL漫画家さんたちのペーパーのサービス精神と完成度の高さを手本にしてほしいです。
辛口になってしまいました。
ファンの方々には申し訳ありません。
子供らの問題はあれど、二人の間には波風たたず、ただひたすらラブラブなせいか、流れるように終わったこの巻。今までは必ず嫉妬怒り不安で、絡みへ繋がるシーンがあったし、ストーリーに、おお、そうなるんだ!というちょっとした驚きがあったが、今回はなし。
だから話の続きに興味が持てない。ラブラブは好きだが、それは根底のストーリーの面白さがあってこそ。作者本人は病気だと明確にしているが、それ聞いてしまうと病気で気弱になっていることが、二人に試練を強いない守りに入っているように思う。
10巻くらいの作画が一番好きなので、本当に今の作画は同一漫画家なのというくらい変わってしまったのも寂しい。10巻ころの凛々しい二人が好きだったし、すごく上手かった、体の線から細部から背景から、なにもかもが隙なく上手かった。線の生命力がすごかった!
そして、この巻で、さらに「岩城さん綺麗」を強調しているが、そのほうが読者は喜ぶんだろうけど、
もう岩城がキレイなことは知っているし、いい加減聞き飽きた。
私は、「岩城は女じゃねえ」と言いたい。もっと違う角度で岩城の魅力を掘り出してほしい。
もう次はいいかなーと思った。