凄い
読み終えてすぐの感想がこれ
最初から二転三転するストーリー、スパイスのようにお伽話が組み込まれている
プロローグのやりとりでこんな終わり方かな? と思ってたらまさかの……
ハピエンだけどその終わり方が凄い
とにかくネタバレなしで読んで欲しい本
どうなるのこれ??って思いながら読んでラストを迎えて欲しい
この話、雑誌で連載されていたようだけど、リアルタイムで読んでいたら次はまだか…って悶えて最初から読み直してたと思う
他の方も書かれてるけれど純愛モノ
それにしてもARUKUさんの世界観は不思議
現代モノでもノスタルジックなファンタジーさを感じる
ガリ勉ぼっちいじられキャラ、仕事でも上司から叱られ、女性社員からも軽く扱われるいわゆる陰キャの攻めが、せめて人間らしいことをしよう。とたまたま目に入ったヘルスに入るがそこはゲイ向けヘルスで、という始まり。
そこで出会った受けにしてもらう…はずが風俗店すらまともに入らないのか、と大号泣。
いや、大丈夫かこの人…手を握られて焦るピュアっぷり。
手の暖かい人は心も暖かい、と一言。そこで受けの心が傾いたのかな、と後から思う。
しかし受けからのキスでメガネが外れて、攻めの素顔はイケメン。ピュアピュアなイケメンですよ!
家事全般得意のようだけれど自分に自信がない攻め。スパダリスペック持ってるのに活かしきれていないのがきっとこの攻めのいい所だと思う。
受けのことを考えると動悸がするようになるけれど、それが何故かはわからないまま、借りたマフラーを返すために受けの働く風俗店へ。
仕事帰りの受けに会えて嬉しいと伝える攻め。
何もしないで感謝をされたのは初めてと答える受け。
なんでもないシーンかもしれないけれど、1番ここが好き。
この後受けのストーカー騒ぎや過去の虐待のエピソードが入るので、再読すると余計にグッとくる。
受けも攻めも人づきあいは苦手で、他人を信用できない受けと自分に自信がない攻め。そんな2人が誰かを信じて自分を好きになるようにと進んでいく姿が読了後よかったー!ってなりました。
余談
とある脇キャラがBLで出てきそうで出てこないタイプだったので新鮮だった。自分が読んだ中では初めてかも。
扱いが難しいのかな? でもいても不思議じゃないと思う
評価がしゅみじゃない、ばかりなので逆に気になって読んだ初読み作家さんです
評価は中立と悩んだけれどやっぱり萌えなかったので私もしゅみじゃないです
幼なじみのすれ違いモノなんだけど、なんか1話で終わる話を無理矢理引き伸ばしたような微妙感
受け「攻めが好き。でも進学校に通ってるし男が好きな自分と関わらせたくない。でも好き」
攻め「なんで俺から離れていくの。ムカつく。俺だってお前のことが好きだよ。離れていくなら無理矢理するよ」
みたいなのを繰り返して終わり。て、結局なんなの。ってなる
攻めのキャラが情緒不安定すぎ。作者の方は描いている間なにか嫌なことでもあったのだろうか…ってくらいブレブレ。進学校でのストレスで情緒不安定とかの設定があればまだ理解できる。
もう一人の攻めも話を延ばすために当て馬の大人攻めが出てきたような感じで、なんなのこの人。
1番よくわからないのが受け。攻めを信じられないからフラフラしてるのかなぁ。
幼なじみの設定のわりには子供の頃のエピソードも薄くてもう少し具体的に読みたかったかも
物語の視点も受け攻めがコロコロ変わるので混乱する。
この方の他の話を読んだことがないのでわからないけれど、ゲス×ヤンキーは苦手なのかな。
個人的に物凄く気になったのは、エッチした直後に家族の誰かが来る、パターンが何度かあってバレたらどうしよう的なシーン。
臭いでカーチャンにはバレてるよ
ナイトミルクヘッズ本編からおそらく半年以上後のお話(本編ラストが夏前だったけれど冬服着ていたので)
店長と川瀬との飲み会の後酔っ払って帰宅する2人
酔うと素直になる(昌談)歩とラブラブエッチ
「1人でしているところが見たい」と昌に言われて後ろを自分でほぐしながらフェラする歩がエロい…
昌に求められて素直に応じる歩がエロかわいい
ヘッズの頃のツンツンさはなくなったなーと微笑ましくなってたら、一度終わった後「全然足りない」と歩が昌を襲い受け。そして「さっき言ったよなぁ。素直なのが好きって言ったって」
うん、女王様っぷりは健在でした
そして主従関係も相変わらずだった
歩に搾り取られてるシーンも見たかった…!!
翌朝まだ寝ている歩の顔を待ち受けにする昌。そして二度寝した昌とツーショットを取る歩。
諦めたような笑顔だった本編とは違い、幸せそうな笑顔
夜の名前のつばめではなく、歩として愛されてるんだな。と思える余韻でした
あとがきに本編のその後も描けたらいいなとあったので、昌×歩カプが好きなので実現して欲しいな
ひと昔前のスパダリスペックの俺様系先輩は女装生主しかもロリ系。社内に人が少ない残業後でも会社で生配信やるあたりで萎えました。
バレたくないならSNSなどで知らせればいいのに。
攻めは一言で言うならキモオタ系。うじうじおどおどするけれど、めるる(女装した受け)の前だと豹変してやや強気に。先輩の女装写真を撮って脅すマネをする…あたりでさらに萎え。
半分くらいまでのエッチシーンで受けは女装してます。女装なしのシーンは後半のみ。
受けが女装するきっかけになった過去の攻めも出てきて引っ掻き回すのかと思えばそうでもなく、女装しない先輩もかわいい。となった後輩にほだされて付き合い出すし、おどおどしていた攻めも変わっていく。
なにかが期待と違う。襲い受けはよかったけど、受けのうかつさと余裕のなさがだめだったのかも
結局受けは女装生配信を辞めないんですが、今度は大人のお姉さん系に。まだこっちの方がよかったような……
美人な襲い受けが読みたいな〜と検索して出てきたので読んでみました。
表題作カプ、なんか求めてたのと違う…? とここのタグを見たら受けにヘタレ、天然がついてる。
ヘタレな襲い受け…うーんありだけど好みじゃない…エロはよかったです
王子さまの話
恋に落ちる展開早!!って思ったけれど、3カップルの中で1番好き。アラブ王子受けって珍しい気が。
王子ノリノリだし懐広いしなにより見た目がめっちゃ好み。長い話で読みたいです
サディスティック
1番面白かった。S顔のMとかマネージャーも含めてギャップが凄くいい。お芝居にSを求められてるなら理想のSを演じるMとか見てみたいです
エッチシーンよりもキャラの感情を描く方なので、既刊2冊はエロ薄めだったけれど、今回は当社比多めな感じでした
・俺がお前に何をした
バリタチだった受けが年下攻めに掘られて、勤め先に攻めがバイトに来ているうちに…という話
三作品収録されているけど、この話が1番エロ多め。しかもリーマンモノは初めてなのでは
最初は出会いが出会いなだけにツンツンしている受けがどんどんほだされて、攻めが受けのことを好きになったきっかけを聞いてあっ、てなり、年下ワンコくんの泣きながらの告白シーン。
昴じゃなくても頭撫でてあげたくなる。
その後のエッチするときに攻めが「抱いてください」って汗ダラダラしながら言ってるのにはフフッてなりました。受けの返事が男前…
もう少し続きが読みたいカプ
・風紀を乱すは窓辺の君
リーマンモノのは学生モノ
年下、ワンコ、童貞×年上、ビッチ、美人
どストライクでございます……
萌えたとか尊いとかその辺を文章にするのがレビューだと思うんだけど、それしか出てこない語彙力
ビッチが一途な童貞君に絆されるっていいですね!
あとビッチ受けが騎乗位で童貞奪うとか最高ですね!!!
・不届き少年の花園
風紀を乱す〜と同じ舞台の話。
三作品の中では1番ホワホワ〜とした感じの話で、鈴丸さんぽい内容かな、と思う。
攻めの倉石の笑顔が可愛い…受けの岸がそれを見てきゅーっとなるのも仕方ない。わかる。
受け攻めどっちも年相応な可愛らしさでほっこり
ストーリーが好きなのでエッチシーンにはあまり重点を置いて読んでなかったのですが、途中で場面が変わることが多いので、攻めもいかせてあげてくださいってちょっと思いますw
評価が分かれるのも分かる気がする。
ギャグとしては神なんだけど、BLとして見ると中立…みたいな。
BLとしての萌えを求めるとギャグ成分多すぎてコレジャナイ的なものになるのかな、と。セリフにちょこちょことパロディが混ざっているのが個人的にはツボりました。
ひと昔前のBLによくいたハイスペ攻めは苦手なんですが、ここまでネタにされるとかえって愛おしい。
受けもなかなか辛辣なこと言ってるかと思えば可愛らしかったりギャグとラブの行ったり来たりが忙しい。
でもこのノリ凄い好き…またBL描いて欲しいです。
岡田あーみん好きな人はこのノリ好きなんじゃないかなーと思います。
前作のキューピットに落雷がツボすぎたので早くも作家買いです
前回は高校生同士、今回は20歳×18歳。
口の悪いヤンキー風だけど仕事は真面目で世話焼き気質の灰慈(攻)と天然素直すぎて思わせぶりな心(受)
派手に振り回されてはいないけれど、心の言葉に灰慈はぐらんぐらん振り回されてる。
心がお前は嫌だから名前を呼んで欲しいとか、灰慈を褒めて俺が恋人だったらふらないと言ったり。本気なのか違うのか、灰慈が悶々とするのがもどかしい。
心にとっては当たり前のスキンシップが灰慈にとっては全く違う。ほっぺにチューは灰慈だけ。とかもうさりげなく独占欲出して心もそれにOKする。
でもまだ付き合ってはいない。
じれったいけどこの空気感がもうたまらない。
ゆっくり一冊かけて両思いになる過程を描くのが本当に上手な作家さんだと思う。
ラスト、ちょっと焼きもちやいている心が可愛い。
髪の毛にたまにくるんがつくのはイタリアだからなのか…