確かにエッチシーンとかテンポが速いストーリを求めている方には物足りない作品かもしれません。ですが私は代えってこのおっとりとしたペースがすっごく作品(ストーリ?)の雰囲気にあっていると思えました。
カップルの二人はなんとなく自然に好きになっていく感じで、その光景を一緒に楽しめた感じがしてよかったな。ソフトで料理とかとても女の子っぽいものを取り入れてるのに、どっちのキャラも女々しく感じないのが新鮮だったな。後、結局はっきりとしたエッチシーンがないので、どっちが攻めか受けは少し自由に想像できるのがいい・・・(これは個人趣味w)
なんとなく微笑ましい一冊だった。
正直表紙の絵からは読む気が出なかった。
でもトラウマを抱えた人の話を読みたかったので(S?苦笑)手にとってみたら予想外の面白さにあらびっくり!
ストーリー重視のBLって言ったほうがいいのかな?
カップルがリバなので人間味がでているような気がする。
これは「攻め受け」とか「萌え」のようなBL漫画っぽい言葉でくくれる作品じゃない。
10年かけて淡々と連載された二人の15年ぐらいの物語。さすがに最初と最後は絵柄がかわってしまってるのですが、面白さはかわらない。話も時々過去、とこ時未来、と飛び回るのに妙によくつながってる。
羅川先生の「NYNY」とか 定広先生の「空気の存在」が好きだった人にお勧めします。