第二部スタートです。今回は新キャラ二人登場でまた本田さんは仕事もプライベートも問題を抱える羽目に。
というかこの東郷が腹正しいな。今時ゆとり世代でもこんな子いないだろというくらい仕事舐めてます。
さっさとクビにすればいいのに、本田さんの気苦労増やさないでほしいですよ。
でも今回は可愛い本田さんが目白押しでした。二人きりでいたいと思ってるのに素直になれなかったり、久遠寺の誕生日がいつの間にか過ぎてたことに焦ったり、今までとは違う面での可愛らしさが出てましたね。
書き下ろしは三課メンバーとのゴールデンウィーク旅行の詳細編。久遠寺と落合さんの金持ちコンビの一般人とずれた会話や落合家に馴染んでる各務などが可笑しかったです。
第一部完結編。この巻でとうとう本田さんと久遠寺が恋人同士に。
今回の見所はやはり久遠寺が昴さんを殴ったところじゃないかと思います。一度も好きだとか言ったこと無いくせに本田さんに対して本気だったんだなあと。
そして久しぶりに久遠寺の祖父にして映さんの父親の徳永が再登場。相変わらずのマイペースぶりを披露していました。
書き下ろしはそんな徳永が主人公。本田さんと久遠寺誕生にまつわるあれこれ。
孫を養子に、というのもなかなか無い話で面白いのですが、個人的に久遠寺の両親が恋愛結婚だということのほうが驚きでした。金持ちなのに。しかも父親のほうがベタ惚れ。徳永(嫁の父親)に焼きもち焼くくらい。
あとやはり本田さんの両親は不倫だったんですねえ。まあなんとなく静香さんは薄幸臭漂う人なので意外でもないんですが。
次から第二部が始まりますが、恋人になった後の話ってなれそめほど興味が無いんですよね。短編とかでちょい見せするくらいがちょうど良いと思ってます。カップリング自体に激ハマリすれば別ですけど。
昴さんが久々登場。本田さんと久遠寺を引き裂こうといろいろ画策します。
原因は昔久遠寺に婚約者を奪われた形になってしまったことにあり、それの復讐のためみたいです。今度は自分が奪ってやろうというわけですな。
しかし大人げないないなあ。もう十年?前のことなのに。久遠寺とは年も離れてるしもう結婚もしてるんだから、大人の余裕をかませばいいのに。
書き下ろしはまゆりの恋人・堂島メイン。二人の出会いプロポーズまで?まゆりは結婚しない派なので結婚はしませんが。
この二人の距離感大好きです。正直メイン二人より好きかもしれません。
今回の兄弟喧嘩の発端となった事件も詳しく書かれてます。この頃から森田さんはすでに久遠寺家に振り回されてて可哀想。
今回は久遠寺家の長男・昴が初登場。彼が間違いなくラスボス。なのにこんな中盤で出てきてわりと早く退場。
そしてまた映さんに押し倒される本田さん。「またかよ」と思いましたが、前の方のおっしゃる通り、この出来事がきっかけで久遠寺は他の男と違うみたいな意識が出てきて良かったです。
私は基本落合さん苦手なんですが、今回は彼女可哀想でしたね。本田さんと二人きりで食事したいと思っていたのに、鈍感な本田さんは各務や久遠寺など六人での食事をセッティング(笑)。ここは同情した。
バレンタインは久遠寺から高級レストランの食事のプレゼント。男同士でめちゃくちゃシュール。
書き下ろしは映さんメイン。と見せかけて実は森田さんメインかも。映さんというか久遠寺家に振り回されて本当可哀想。このシリーズ気苦労してる人本当多い(笑)。
本当本田さんの周りってろくな人いませんよね(笑)。
今回は失恋で自棄になって家出した義弟の説得と、クリスマスの話です。谷崎作品の良いところは総ホモじゃないところだと思います。
このあたりからだんだん三課の人たちが苦手になっていく私。特に落合さん。本田さん大好きなのは可愛いなと思いますが、いかんせん思い込みが激しくてたまに人の話を聞かない(というか都合の良いように解釈する?)、その上空気読めないのがちょっと・・・いやかなり苦手です。男女問わずこの手のタイプは読んでてイラつく。
次はお正月編。第一部はイベントごとをいちいち踏まえるのでなんかサ○エさんみたいだ(笑)。
なんかこの巻が一番本田さんが気の毒だったかも。久遠寺に仕事でもプライベートでも振り回され、さらに義弟まで問題持って現れて・・・。過労死しないのが本当に不思議です。
久遠寺もね、勝手に本田さんの部屋に住み着いて、本田さんが「出てけ」と言えば「またその話か」と呆れ、いやあなたにそんな権利無いよ(笑)。
その上本田さんが締め出そうとして鍵を変えたら窓を割って入ってくるとか世間ずれしすぎでしょマジ電波(笑)。お疲れ様です本田さん。
今回はまゆりが初登場。彼女大好きです。美人で大人で。でも気取らないところが。
書き下ろしはそんなまゆりと本田さんの出会いの物語。本田さんが高校生の時の話なんですが、この頃からまゆりが格好よくて!カフェの店員とのやり取りがすごく好き。