かれこれ10年近くBLを嗜んでいる者です。
しばらくレビューは書いていませんでしたが、読み終わった直後あまりにも感情が抑えきれず、ここで発散しよう、ということにしました。
大好きな筋肉受と韓国時代物に釣られて、最初はかっるーい(下心丸出しの)気持ちで読み始めました。
縦スクロールBLはまあまあ手を出していたので、そこまで感情移入して読むものでは無いだろう、と読む前は完全に舐めてかかっていたのです。
トラの可愛い犬系(虎だけど)彼氏感、グムハの漂うえっちで手馴れたお兄さん感、とにかく濃厚に絡み合う筋肉が眼福で、「これはまた何度も読み返す作品になるな〜」と普通に超たのしんでいました。
しかし、進むにつれ、愛が思っていたより激重でこの感情をどう処理すればいいのか分からないくらい最ッ高でした…。特に終盤〜特別編にかけてその重さは、空気感や言葉選びの秀逸さからか、限界突破して読み手の涙腺を破壊してきます。まだ涙で画面が見えないのに、全私が泣いて喜ぶ(もう既に泣いてますが)エチチが始まり、ニヤニヤしながら涙を流すというよく分からない状態になります。
作風や特別編での展開諸々で好みが分かれるであろう作品ではありますが、ハマる人にはハマるとんでもない魅力が詰まっています。
ぜひ自身の目で確かめていただきたいです!!
(ちなみに同じ作者さんの「スミルナ&カプリ〜仇と実を結び〜」も、ちゃんとエチチでもれなく号泣したのでこの作者さんは泣かせにくるのがお上手なんだと思います…。)
絵柄と雰囲気で思わず買いましたが、それにしては結構良かったと思います。受けがビクビクしていたり、黒髪なのは大好きです。
ただ、攻めの仁海の嫉妬ぶりなどが少し過激だったかな・・・と思います最初のさわやかさはどこへ行ったのやら・・・そういうギャップとかが少し怖かったと思います。途中のいきなりは怖いかも。
また、話の流れが早く(一巻完結だから仕方なしが・・・)、柳(受)が終盤で仁海にしてと言っているあたり、柳がもともとホモだったように感じてしまう・・・。男としてのプライドはないのかと思う( ・_・;)(まあBLマンガだからその辺はどうでもいいのか・・・)
そういうのを気にせず読めるならこの本はオススメです。心には残りませんでしたが。( ・_・;)
もう6回ぐらい読み返しましたが、何度読んでもドキドキしちゃう(≧∀≦)
執事モノは初挑戦でしたが、読んで損は無い…!!評判通り、すんごく萌えられました~❤❤二人の愛が感じられる…。沙野先生の文章はとっても魅力的で、それに笠井先生の美麗イラストがついたらそれはもうっ…!この最強コンビはお気に入りですっ(^-^)
萌えられるかどうかも重要ですが、内容、設定…全てが星5つ!キャラも素敵で、私好みでした♪Vがなんたらかんたら…とかなんとか、なかなか細かい設定ですので、何回も読み返すと色々気づくことがあって、なんか…こう…表現するならば、読む度に面白いって感じです(^。^)
とにかく、この作品は私の中で一番お勧めできますね…!!読もうか迷っている人は絶っっ対即読みですよっ!