『GAPS』のスピンオフですが、舞台も登場人物もほとんどかぶっていないので単品でも問題なく読めます。
ですが、これから読む方におすすめなのは断然『GAPS』です。
今作は、里つばめさん作品ということで期待値が高過ぎたせいか、いまいち乗り切れず…。
以下、ネタバレありです。
上司・斉藤(攻)の命令で、フリージャーナリスト・佐々木の警護をすることになった矢島(受)。
鉄パイプの落下事故や誘拐未遂に遭い、その犯人を追って調べを進めるが…。
というストーリーと並行して、上司×部下の絡みが展開されるのですが、
斉藤はこの依頼の裏事情を承知しているとはいえ、
時と場所を選ばずに手を出しすぎでは?公私混同多くない?と
気になってしまい、二人の関係に集中して萌えられないのが辛い。
また攻に噛みつき反抗する野犬受と思いきや、後半で上司の好意がわかるとわりとあっさり受け入れるので、GAPSのような攻と受の攻防を期待した身としてはやや肩透かしをくらいました。(逆にGAPSでもっとBLらしい絡みがほしいと思った方は満足できるかも)
ただ斉藤の顔はめちゃくちゃ矢島の好みなんだろうなってことはわかる。笑
正直、今回は封入されている交換ペーパー(GAPSの7ページ漫画)のほうが、今作1巻分より萌えましたが、里つばめさんの作風は好きなので、次作も楽しみにしています。
余談ですが、最終話で人間不信のジャーナリスト・佐々木が気になってしまい、軽率に斉藤兄×佐々木の可能性を考えています。