ダウンロード版が先に出ていたので早速プレイしてみました。
軽くですがネタバレありです。
水龍敬さんが原画ということで、男性向けっぽいエロシーンとか、アヘ顔とかあるのかもなぁと思ってましたが、実際はそうでもなかったです。むしろ水龍さんの他の作品と比べるとかなり控えめな感じ。なのでハードなエロシーンを求めて買うとちょっと期待が外れてしまうかもです。
絵は全部見てみて思いましたが、立ち絵と結構差があります。ちょっと安定してない印象。とは言っても、さすが水龍さん、エロ方面に関しては申し分ないです。
内容に関しては、あらすじやパッケージイラストから、鬼畜の限りを尽くす、ハードな凌辱モノを何となくイメージしていましたが、これも実際はそうでもなかったです。雰囲気が和やか(笑)無理矢理ではなく、大人の駆け引きと言うんでしょうか、会話術やマニアックプレイでじわじわ主人公の手中に収まっていく感じでした。プライドの高い軍人さん達が、終盤の方では主人公の事しか考えられなくなっている様子は実に良きです。
主人公のヴィルフリートは、所謂俺様系ではなく、どちらかといえば好青年という言葉がしっくりくるキャラクターでした。 基本はすごくいい人。
そして天然であざとい(笑)
特に、ギュンターを相手にした時に発揮される弟属性。兄さん呼びとか狙いすぎですけど可愛いです。ラファエルルートで発揮される父性もなかなか。
勿論それが彼の真の姿ではなく、心の内では攻略対象キャラ達を籠絡するために、冷静にキャラの性格やらを分析して話しているだけなのですが。心の中で考えていることと、実際に話す内容のギャップにじわじわ来ます。
エンディングはバッドエンドを除き、大きく分けて3つです(大きく分けて、なので細かく分ければもっとあります)。ギュンターエンド、ラファエルエンド、真エンド。バルドゥルエンドはありません。バルドゥルは攻略してみてイメージ的には愛人という言葉がぴったりきましたので、つまり……そういうことなんでしょうか……。ないんかーいと思わずツッコミ入れちゃいましたけど……。
個別エンドはそれはそれで萌えますが、全体的なストーリー的にはしっくりこないかもです。真エンドまで見ると後味が良いというか、スカッとする終わり方をします。ちなみに真エンドはギュンター、ラファエル、バルドゥルのハーレムエンドです。なので、相手固定じゃなきゃダメと言う方には地雷かも……。
あと、バッドエンドの一つに主人公がモブレされるものがあるので、苦手な方がいらっしゃったら身構えていた方がいいかもです。私はそれも美味しくいただきましたが(*´-`)
プレイ内容は、犬扱いしてみたり、媚薬を盛ったり、他色々マニアックなものがありました。一番驚いたのは搾乳器を使った搾乳プレイですね。女性向け作品だとよっぽどのハードエロ作品以外でない限りそうそう無いのでは?
物理的(身体的)プレイもそうですが、精神的な面にも注目したいです。例えば、ギュンターは弟と兄で後半は主人とペット、ラファエルは父と子、バルドゥルは夫と妻、それらを想定したロールプレイングがよく出来ているというか……上手く伝えられずもどかしい(-_-)その辺りはぜひ実際にプレイして感じてもらいたいです。
それから、声優さんの演技も良かったです。特に黒井さん(ギュンター役)の声がとてもえっちで良きでした…(*´-`)
お手頃価格なのでどんなもんかなぁと思っていましたが、面白かったです!