はー、めちゃくちゃおもしろかったです。タイトルからラブコメなんだろうなと大体予想はしていたんですが、それ以上に楽しめました‼個人的に最初の1行でツボったのは初めてな気がします。
内容は天使みたいな青年に一目惚れした堅物エリート、互いに想いながら徐々にと割りとありがちな展開なんですが、それをものともしないのがキャラたちの個性!!
特に攻めの佐和田は30歳とは思えぬ言動に大いに笑わせてくれます。手を握ってスキップ、デートに行って頬っぺにチュー、そしてその度に従兄弟に逐一報告、更にアドバイスを求める…一番面白かったのはこの2人のやり取りです。至って真剣だからこそ、中学生かっ!!と思わずツッコミたくなります(笑)
そんな佐和田を寛容に受け入れる晴登君、ああ、君はホント天使だよ(泣)
特に番外編ではそれがかなりわかります。
佐和田さん、もう少し落ち着いて!!(笑)
でも、さらに暴走する姿も見てみたい‼
会話多めだし、重い感じもなくテンポも良くて読みやすいと思います。
とにかく出だしの3ページ読んでください、きっとハマるはずです(笑)
正直、3巻まで読んでリタイアしようと思ってました。もう、ホントBLってよりホラーを近く感じたので。しかし、一方でこの二人の行く末を見届けなければならないと変な使命感も覚え4巻を手にしました。結果、読んでよかったです。
典彦の歪んだ愛はもちろん、育郎の壊れていくなかでの苦悩や登場人物それぞれの想いが交わり物語はクライマックス。かと思いきや最後に蘭蔵が育郎を助けにくる。幼い頃に手を握り返した育郎に対する純粋な愛が、彼のなかにはあって行動を起こさせたんじゃないでしょうか。そして飯田に言った助けての一言。何て純粋な兄弟愛なんだ(泣)と個人的唯一萌えた場面です。もうこのまま二人で逃げて終わりでもいい気がしましたが、そうさせないのが典彦が放った、まだ足りなかったかの一言。こえーーー!!
表情がなかったのが余計怖かったです。
話の内容的にハッピーエンドは難しいかもしれないけど、とにかく育郎と蘭蔵には最後には心から笑ってほしい。できれば典彦にも救いの手を。ここまできたら最後まで付き合う覚悟で続編を待ちたいと思います。
いい加減美少年に耐性をつけろ!と己に言い聞かせているのですが、やはりまだ敬遠することがありまして手にしたのはいいもののなかなか読むまでにいたりませんでした。が、それも後悔、超後悔!!
めちゃめちゃおもしろかった‼
ホント吹き出し箇所がいくつもあって常に顔はニヤケっぱなし(笑)
将軍と美少年なんだけど、もうワガママ大型犬と可愛くてしっかりした飼い主みたいな感じでそこでタイトルからのイメージ崩壊。
我が強く感情露、だけど知らないことを教えられたら従順に守る将軍に、ふんわりして小さく庇護欲をそそられるも実は芯のつよい少年。その周りにいる個性豊かなキャラ達、ホントにそれぞれが大いに笑わせてくれました。個人的にはインベルグ王子がお気に入りです(笑)
あと何といっても一番のポイントは作家様の文章力だと思います。堅い真面目な感じなところにポツポツとツボるワードを入れてくるので余計に笑えたんだと思います。
婚活中と続いてるので併せて読むのをオススメします。 個人的には本編以外の憤慨中で一番笑い、守るべきもので一番グッときました。
エロさも少なめですが、充分楽しめる作品です。
SFは苦手なジャンルだったのですが、モフモフに惹かれて思いきって1巻を手にしたのが最後。頭が混乱しながらも気がつけばシリーズを一気読みしていました(笑)もの凄く世界観に引き込まれます。
そしてたどり着いた最新刊。
一番読み進めるのに苦労しました。もう辛すぎて辛すぎて涙で紙面が滲みまくり。
今までは肉体同士だった物語も、今回は肉体と精神(完全体)。しかも25年と期限付き。いくら中身が同じでも容姿が違えば相手の反応は変わる。正体も明かせない。それでも相手を想い求めて愛とはなんて重たくて切なく美しいのだろうと思わずには居られなかったです。
そして本編の最後で撃沈。本当にしんどかった。
だから、書き下ろしは個人的に萌えより余計切なかったです。
苦しい展開、目を覆いたくなる描写も多いですが、色々深く考えさせられたし終わり方も個人的には有りなので読んでよかったです。
未読の方もぜひ1巻から読んでほしいです。が、他の方も言うとおり読み手は選ぶ作品です。
以前もこのシリーズのレビューをさせてもらいましたが、その時の己をまず恥じたいと思います(笑)
いやもう、エロさ不要!!このシリーズ自体にエロさを求めてない自分がいつの間にかいたのです。
それぐらい癒される、母性を再び目覚めさせてくれる作品です。変わらず独身なんですが(笑)
さてさて、今回は待ちに待った松尾と祐樹のお話。
前作からホントどうなんのこの二人は状態だったので、やっと落ち着くとこに落ち着いて個人的にも何だかすごく安心しました。好きだ、愛してるだけが愛情表現な訳じゃないんですよね。そしてその伝え方も人それぞれなんだと気づかせてもらいました。
それにしても今回は祐樹の可愛さ爆発してました‼
もう脱ぎ出した時は無自覚か!!と思わず突っ込み(笑)そしてそれにアタフタする松さん…面白いです。これからの二人も楽しみに色々妄想も膨らみそうです。
キャラも増えてますます賑やかになってきてできることならずーっと続いてほしい作品です。
最後に、エロ不要と言いながらカバー下を見た時はニヤケました。最後にごちそう…ありがとうございます(笑)
魔物ってタイトルについてるものだから、先入観からてっきり表紙の左側がそうなのかと読み始めました。
でも、読むに連れてアレレ?と思う箇所ができて序盤でその思い込みは脆くくだけ散りました。
どこに魔物がいるんですか(泣)
こんな純粋で健気な子は魔物じゃないですよ、天使、天使です‼どんなに蔑まれても、決して人間を悪く言わない姿。自分の身を削ってでも相手の幸せを願う様子。
それに青の喋り方がまた可愛らしくて一生懸命さが伝わってきて涙がこぼれました。
また正人の青に対する真っ直ぐな想いも相まって二人が結ばれた時は私もものすごく幸せな気持ちになりました。
話も読みやすくて登場人物も好い人ばかりです。
読み終わった後はじんわり心が温かくなるような作品です。この作品に出会えてよかった‼