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待ってました〜!

待ちに待った東雲×幸村の第5巻です!
1冊まるごと表題作ではなく、由比原+聖人、君子+優+永久のお話も1話ずつ収録されてます。

序盤からなんと「幸村が幼少期は男から狙われていた」ことが明らかになっています。そういうのは七王のキャラかと思っていたのでいきなり驚きました。それもあってグレてしまった幸村ですがいまは真面目な副会長ですもんね。彼の努力は凄いです。
1話目の見どころは電車で幸村を痴漢(?)から守る東雲のシーンですかね〜

今回は各話ごとに視点が変わるオムニバス形式です。東雲の妹だったり、姉だったり、BL漫画ではあまり主体とならないキャラからの視点は面白いのですが、やはり『遠距離恋愛』というハードルを乗り越えるのはぜひ全編を通して東雲または幸村の視点で追いたかったです.....かね。
他人視点も間に入ったので今回のお話ではエロが意外とあっさり、だったような感覚がします。桜賀先生のえちシーン大好きなのでやっぱり全編主役の2人視点がよかったかな〜
それでも東雲が日本に留まれるとわかった後のえちシーンは満足です!背中に文字書いちゃうユキちゃんかわいすぎました...。
今回は東雲家姉妹から2人の関係を承認、というか「東雲の大切な人は幸村なんだな」という認識を持ってもらうという点で重要な回でした。この2人ほんとに好きなのでこれからも続編楽しみです。

また、新しい聖人編ですがこれは「壱(幸村兄)×聖人」か「由比原×聖人」どっちに転ぶかはっきりわからない展開です。保険医攻めも美味しいけど執事攻めも美味しいですね...いずれにせよ見守っていきたいです。あと、私的には幼少期の七王と聖人のツーショットがあって満足です。このふたりかわいい〜

永久編では、職場での永久の様子が知れて良かったです。ほんと天使。優くんの成長も楽しみです。
シリーズ10周年おめでとうございます!!次にでる巻はどこのCPなんでしょうか?発売が待ち遠しいです( ˊᵕˋ )

もふもふ好きな方に!

九尾狐王家の子息:焔来×猫族:八緒のもふもふ可愛らしいお話でした。主従関係、ケモ耳、溺愛、妊娠、ととても盛りだくさんな内容です。

序盤で描写させる2人の出会いや八緒の近侍としてのお務めなど、焔来が言葉にはせずとも八緒を信頼している様子がわかりますし、八緒が精一杯焔来のために働いてるのがなんとも愛らしいです。

このまま平穏な日常が続いていくのかと思いきや、女院と側近が焔来の「お添い臥し」について話しているのを聞いた八緒は焔来への本当の気持ちに気づきます...
焔来の初めての閨の相手になりたくて八緒は女院に「男と経験があって、なをかつ狐の仔を身ごもらない利点がある」とアピールし、見事お添い臥しの役目を掴みます。このときの八緒の行動力には感服です...義兄の緑郎に指南してもらい、とうとうお添い臥しの日当日になるのですが、経験があるから任せて、と頑張るも初めてのことにぎこちなくなってしまう八緒がとても可愛らしいのでぜひお手に取って読んで頂きたいです。
「おまえの処女が欲しかった」と言う焔来に、「僕も初めてだよ」と言えない(女院にばれたらマズいので)八緒に本当に『あぁ〜言って!お互い初めての相手だよ〜!!』とじたばたしてしまいました(笑)

翰林院に進学してからも2人は体の関係があり、「焔来が妃を娶るまで」と八緒は自分に言い聞かせつつ、触れ合える現状に嬉しさを噛み締めていたのですが、そこに狐族である華恋の登場です...
華恋は焔来の妃候補上位で、焔来とはいとこの関係です。いとこ同士だと九尾狐の仔が生まれる確率が高いようです。
焔来の将来を思って身を引き、焔来に華恋と十五夜のダンスのパートナーになるよう勧める八緒ですが、内心は嫉妬の炎がめらめらと燃え上がります。焔来にも「嫉妬しないのか」と言われてしまいますが、ここで本音をいいたくても言えないのが主従モノの良いところですよね!!!滾ります。主の将来第一ですもん

華恋の母の陰謀やら、八緒の出生の秘密など、最後は怒涛の展開で物語は収束していきます。
わたしはてっきり、焔来の精液の力で八緒が狐に...??というかなりファンタジーなことを想像してたのでいい意味でなるほど〜となりました。
根付の話をもう少し掘り下げて描写して欲しかったのですが、全体的にもふもふケモ耳で大満足です。続編で八緒の子育て話が読めたらいいなぁ。もふもふ好きな方にぜひ読んでもらいたいです。