オメガバース好きでタイトルに惹かれて購入しました。
初めて読む作家さんです。
なんというか全体的に説明不足でもやもやしました。
何のために攻めはオメガの研究の補助をしているのか?とか覚醒オメガとは?等
読者が脳内で捕捉しながら読まないと何の説明もありません。
受けは過去に発情期にアルファに強姦されその後流産、生死の境をさまようという経験をしています。
そのためにオメガなのに発情期が来なくなってしまっています。
そんなオメガが発情期を迎えると覚醒オメガになるのかなと思いますが、
そこまで壮絶な体験をしているならそのトラウマを乗り越えるのだって
大変だと思うのですよ。
でもそこを掘り下げることなくわりとあっさりと攻めのアルファのオーラで覚醒しちゃう。
だったら強姦からの流産なんていう重たい設定はいらなかったのでは…。
運命の番で本能で惹かれあうって言うのはわかるんですけど、
そこから恋愛感情をどう育てていくかという過程がオメガバースの
萌えどころなのに…。
お互いにもっと内面に惹かれあう描写が欲しかったです。