インタビューで担当編集様がソフトSMとおっしゃられていますが、確かにそこまで過激な器具は使用されてませんが、乳首ピアス・ムチ・水責めetcあるので、少しでも痛々しいのは見たくない方にはお勧めは出来ないです。ただ、SMプレイ中の受けが大変色っぽいので、いけそうと思われる方は是非読んでいただきたいです。
話の流れ的にはすれ違いからの再会ものですが、心理描写がしっかりしているので、ストーリー重視な方にもお勧めできる作品です!画力も高い作家様でのいらっしゃるので目でも楽しめ、所々でコマの使い方も上手くストーリーに惹きこまれます。
途中で当て馬ポジ(厳密にはちょっと違いますが…)の中年イケおじとのSMプレイも挟まりますが、受け攻めはお互い一途なのでご安心を…
こちらの作品で先生のファンになられた方は、BL作品ではありませんが「アクトアウト」も面白いので是非!
ハル先生の待望の新刊!!
前作とはまた違った雰囲気の作品ですが、流石ハル先生です。買って損はありません。ただただ下巻の発売日が待ちきれなくなるだけです…(笑)
最初の3話までは和真視点、4話と5話は蓮視点で話が進みます。
中学の頃の過去回想を交えつつ話は進むのですが、同じ場面でも和真視点と蓮視点では印象がかなり違っていて、お互いのすれ違っている様が際立っていました。
お互いの気持ちが相手に伝わっていなくて、更に拗れて…ほんとに読んでいて切ないです。
3話までの和真視点であったある謎は、以降の蓮視点で語られます。ほんとそこからはティッシュ準備して読んだ方がいいです。蓮が一途過ぎて泣かせてきます。
これはほんとネタバレ無しで読んでほしいので、感想がむずかしい…
今回収録されているのは2019年5月号までに収録されている分なので、下巻はおそらく1年後…7月号には6話が載っていなかったので、コミックスの続きはおそらく9月号になるのかな?私は待ちきれないので本誌で追いそうです(笑)
子供や女性の様な声を保つために去勢された男、「カストラート」たちのお話が3作入ったコミックスです。エッチシーンはほぼ無いので、そのあたり期待されている方にはお勧めできません。
表題作の「カストラート」はカストラートの在り方に重点が置かれているので、メイン2人のエッチシーンは匂わすコマすらありません。終わり方もハッピーエンドとは言い難いですが、これはこういう終わり方でストンと納得できました。
「天使の鳥籠」はメイン2人の共依存関係をメインに描かれています。受けのルチアーノが攻めのミケランジェロの歌声に惚れて執着しているのかと思いきや、ミケランジェロの方がルチアーノに執着していて依存していました。ルチアーノの純真さ故の残酷っぷりがすごい。
「レオの結婚」は唯一ハッピーエンドっぽいんですが、ディアナが好きになれず萌えきれませんでした・・・
大槻先生は絵柄にとても色気があって好きな先生なのですが、今回のはちょっとモヤっとする部分がありました…
まず前提として綾部×犬居なのです。2人は付き合っているのですが、綾部が犬居への気持ちを拗らせてしまい、犬居にメガネとジャージで容貌を隠すようにさせます。犬居は無理しているとかそういうのは感じ取れないのですが、クラスのボス的ポジションの綾部に目を付けられていると思われ、クラスでは当然孤立するわけで。
そこに転校してきた海江田が、犬居との仲を深めていくわけですが。
ちょっと犬居の心情が分かりずらいかなーっと。別に犬居は健気キャラではなく元ヤン設定なんですが、綾部に特に反抗する事なく従うばかりで、最後に「気持ちがあるのはわかる。人も自分も傷つけないといけないならやめたほうがいい。自分たちはもうお終いだ。」的なことを綾部に言うのですが、それならどうして付き合っている間、綾部に対してもっとぶつかっていってあげなかったのかなーっとちょっとモヤっとしました。
綾部が悪者的な扱いになってるのですが、正直どっちもどっちだなーと思ってしまいました…
犬居の心情にちょっとついていけなかったので、今回は萌評価で。
GAPSシリーズ4作目にしてやっと!!2人が最後まで結ばれます!!!
片桐おめでとう!!GAPSマニア歓喜の帯文に偽りなしです!!
今回は新キャラ瀬戸と三浦再登場で2人の当て馬が出てくるわけですが、嫉妬する長谷川が可愛い…!長谷川から抱き着いたりキスしたり、「週末まで待てないかも」と零してしまう片桐に全力で同意してしまいます…(笑)
念願の初えっちは、5話~7話にかけて、めちゃくちゃじっくりと丁寧に描かれてます。ほんとかなりページ数取っていて、びっくりしました。
今回は二人が結ばれるまでがメインなので、初夜以降のページ数はさほどないのですが、三浦を牽制したと思ったら賭けの事バラされて怒られてる片桐に笑いました(笑)2人が手を恋人つなぎする二人の姿にはきゅんきゅんします~!
これで終わりではないですよね…?是非次巻は2人のいちゃらぶが見たいです!
今流行りの子育てBL!攻めは極道設定ですが、全体的な雰囲気はほのぼのした感じです。
話としては、誤解から賢吾への想いに気づかないふりをしていた佐知が、賢吾の猛攻で自分の気持ちに気づいていくっていうストーリーなのですが、攻めの溺愛っぷりがすごいです。佐知は鈍いので真に受けていないのですが、めちゃくちゃ攻めから溺愛されてます。攻めの賢吾はほんといい男で、愛が深いです。
あと、子供の史がとにかく可愛い。賢吾と佐知になつく姿はほんとに癒されます…!3人て手をつないでいる姿とかほんとに微笑ましいです。
そんな中、やくざモノでよくある誘拐事件とかも起きるわけですが、事件自体はあっさり解決しちゃいます。佐知を溺愛する賢吾が、佐知に発信器を仕掛けていないはずが無かった(笑)
佐知の元に駆け付けた賢吾が撃たれてしまうのですが、打ち身だけなのに死にかけた振りをします。それを見た佐知は賢吾が死にそうだと勘違い。そうして覚悟を決め、自分の気持ちをきちんと賢吾に伝えます。
そしてどさくさに紛れて、佐知にまた抱いても良いとか何しても良いとの言質を取る賢吾に笑いました(笑)
ちなみにちゃんと犯人は警察に引き渡され、犯人が東京湾に沈められるとかそんなドロドロした展開は出てこないので、そういうの苦手な方でも大丈夫ですよ!
コミックスだけでも全然違和感なくきれいに話が纏まってますが、やはりカットされたシーンもあると思うので、原作小説も読んでみようと思います!
オメガバースでも最近増えてきたα×αものかな…と思いきや、αの振りをするΩ受けの今作。
攻めがチャラ男設定なので、強烈な当て馬キャラとか出てくるのかな~と思いきや、意外と上代に一途で、そういう要素はほぼ無いです。保険医と瀬名とのえっちシーンはありますが、最初の方だけで、後半になると誘われても上代しか抱きたくない、と拒否…!
幼馴染の紫苑も、そこまで2人の関係を搔き乱す存在にはならずに終わるので、その点はちょっと物足りなさを感じてしまいました。
最初は瀬名から無理やりヤられてるのですが、上代も気が強くて反抗します。そうした関係を続けて、徐々に自分のΩ性と向き合い瀬名への想いを認める上代。瀬名は割と最初から上代への執着を台詞が端々にありました(笑)
ほんと攻め受け両方気が強いので、強気×強気が好きな人にもおすすめしたいです!
7年後の描き下ろしも強気の上代と瀬名の包容力を感じて、ほんとに萌えますよ~!
1冊もそこそこ厚めですが、それを上下巻同時発売…読み応えが半端ないです。
上巻の終わりに意味深な登場をした恒生が、旭と匡人の関係に待ったをかける下巻。
せっかく近づいた二人の関係が、ここで大きく揺れ動きます。恒生も良い子で、過去に自分に対して悪意をもって接してきた匡人を信用できず、ただ匡人を許せないって気持ちもあると思うんですけど、大半は兄を心配してる気持ちからだと思うんですよね…その過去を匡人も後悔していて、誰も幸せになれないと思い込んで「逃げ」を選んでしまう。このあたりの流れはほんとハンカチ横に置いて読んだ方が良いです。キャラの表情や話の流れでグイグイ物語に引き込まれて感情移入しちゃいます…
その「逃げ」から、今の自分にできることをすると、向き合うことを決めた匡人。その結果、ちゃんとみんな幸せになれててホッとしました。くっついた後の二人のラブラブな様子も描かれていたので、上下巻読み終わるとほんと満足感で満たされます(笑)
シリーズはまだ続くそうなので、次の作品でも2人が見れると思うと、今からめちゃくちゃ楽しみです!
二重人格ものは多いですが、多重人格は珍しいし描き分けも大変そうだなぁと思ったのですが、アタミ先生の画力の素晴らしさもあって、同じ顔ベースでもきちんと7人の人格の特徴が出てました!
メインで出てくる人格はレイとカズハですが、1巻ではどちらが主人格かは明言されていません。他の人格は1巻ではそこまで出番は無く、レイとカズハ以外で出番が多いのは、女の子の人格の六実です。六実からカズハに入れ替わった時のカズハの反応は思わず笑ってしまいました(笑)
悠真がレイに好きと言われてわりと簡単に流されてしまって、若干チョロイン状態なので、そのあたり気になるって方はいそうです。ただ原因に悠真の過去が絡んでる可能性も否定できないので、1巻では本当にただのチョロインなのかは判断できないです…ちょくちょく意味深な過去回想を挟んできていて、悠真とレイ?の出会いが気になります~!
ちなみに、サブCPの2人はあとがきで先生もおっしゃっていたように、ほんとキャラ濃いです…気になる設定も多くて、この2人メインのお話も読みたくなります(笑)
あと一番びっくりしたのが性器の描写。「あれ??私買ったのジュネットコミックスだったかな??」ていうくらい描き込みがすごくて、修正もギリギリのライン頑張ってます!!って感じの修正です。最近多い白抜きぽっかりに残念な思い抱いていた人は歓喜なレベルですごいです。R18で出版された本の修正と張るレベルじゃないかと。全体的な作画自体も主線太めで、意識的に他作品と画風変えてらっしゃるのかな?