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女性あーちゃん2016さん

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朱雀

先生買い。カプの片方が火の鳥のように踊る方で、その描写は凄かったのですが、攻め受けにあまりシンクロしなかったので、萌にしました。個人的に一番印象に残ったのは、攻めの妃かも。本編250P弱+あとがき。

4つある人気の芸能集団のうちの一つ、「朱雀」が皇帝に呼ばれ踊りを披露したのですが、気に入られたのか、そのまま解放してもらえず、人気躍り手の燁怜は後宮にとどめられることになり・・・と続います。

攻め受け以外の登場人物は
攻め母、攻め側近、攻めの妃、悪党、朱雀のメンバーぐらい。私は攻めの妃に一番シンクロした気がする。

++攻め受けについて

攻めは皇帝。兄がいたんだけど、兄はとある理由により自死し、皇帝の座が転がり込んできてます。攻め母は兄を皇帝にするのに一生懸命で、攻めを顧みることはなかったため、人らしい愛情をあまり理解していないタイプ。めちゃんこ強いとか、腹黒政治家とかいう描写はあまり感じられず、不器用そうやなあという印象。

受けは踊り手。踊る演目で火を使い、鳥のように舞うので大人気。その描写を読んでいると、ベジャールのボレロを脳内に思い出しました。乗り移られ系とでも言えばよいのか。すごい踊り手だけど、裏表を使い分けられず、こっちもあまり策を講じないタイプ。

そんな二人がじりじりっと気持ちを通わせ合うお話でした。お名前は漢字2文字で中華系ですが、読んでいてそんなにしんどくなかったです。先生の筆力かなあ。キャラがちゃんとたっているからかな。

攻め受けにはあんまり萌えなかったんですけど、顧みられない攻めの妃が一番ぐっときました。そう、妃を顧みないんで、攻めが腹立たしかったんですよね。BLだし、受け以外に手を出すのはNGっていう人もいるとは思うのですが、私は政略結婚する時にちゃんと最初に宣言しておいた方が良かったと思うけど?!と怒ってしまった一冊でした。そんな攻めほったらかして、とっととええ男みつけなはれ、妃さん!

心のひだ

先生買い。感情の揺れというか心のひだを丁寧に書いていただいている気がして、すっごく気持ちに寄り添えて萌え~と思ったんですけど、少し時間経つといつまで覚えている自信無くなっちゃったので萌にしました。すいません。本編250P+あとがき。可愛い男二人の恋話に「ふふ」ってなりたい方におススメしたいです。

骨を折った祖父のために静岡の少々山奥に来た信乃。なのに肝心の祖父は知り合いに誘われ豪華客船の旅(三か月)に出かけてしまい、信乃は残された畑の世話と仕事に追われることに。そんなある日、祖父のわさび田のわさびを売ってほしいと蕎麦屋を営む青年が訪れ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
源八(受け祖父)、康介(受け勤務先上司、ほぼ同期)、受け家のご近所さん、蕎麦屋の客あれこれ。

++攻め受けについて

攻め:すごく真面目な蕎麦屋さん、好青年イケメン!どこ行っても好かれる、受け入れられる!安定安心感満点。汗かいても絶対臭くない、この人。こういう人が旦那さんに一番なんだよ・・絶対浮気しない・・・いいなあ・・・

受け:積極的アピールはしないけど、ちゃんとゲイ。世話焼きおかん気質あると思う。webデザイナーというか、アピールの仕方を知っていて、実直くそ真面目でなんのアピールもしてない攻めの蕎麦屋のことが心配で「せっかくこんな美味しいのに!」と仕事させてもらっちゃうという感じ。

そんな二人の恋話でした。攻め受けとも好感度大。その辺にいたら、すっごく幸せにならせてもらえそう。いいなあこの蕎麦屋行きたいーととても身近に感じる素敵なお話でした。先生、お話有難うございました!

強烈

笠井先生追っかけで購入。どんなとんちき話や?と読んでみたところ、なんとまあ強烈設定。先生、カニお好きなんですかね…?あれこれありすぎて平均すると萌という評価にしました。普通なお話はもう飽きたわ、どんなお話でも持ってこいや♪という方にオススメです。

生まれ育った川で時折やってくるカップルの営み♡を見ているカニのチャロ。いいなあ、自分も・・・と憧れていたある日、姿形を変えることができると思って、とあるものを口にし・・と続きます。(おいおい)

攻め受け以外の登場人物は
市村、竹田(攻め勤務先の仲間)ぐらいかな。

++あれこれ

ざーめん 苦手なんですよ。

いきなりすいません。なんだけど、ほんと苦手で。それをいただくと、あーら不思議ご立派可愛い人間になっちゃう!という設定なんです。
ということで 受けはほんとに蟹ちゃんです。5センチの蟹。いたいけというか可愛いというかまっすぐというか、なんとも。
蟹なんで、蟹の生態?そのままでして、指がはさみになってたり、腕を切り離したり。

いや、健気なんですよ、それにほら、蟹の寿命っていうものはそのままで、わあ・・・ってなっちゃうし。はあ。

それをまるっと丸めて全部受け止められる攻めさんは、どんだけすごいのよ。
彼も大概酷い人生というか幼少期でして、ほんとにこんなことする人いるんですかねえ・・・?と思うやら、実際の虐待のニュース聞いてたら、ああいいるのか・・とも思ったり。

途中しんどくなって、でも最後に救済されて、アップダウンの激しい一冊でした。
間違いなく絶対忘れない一冊です。

これは覚えている!

いやー面白かった。みやしろちうこ先生初読みだったんですけど、表紙の白鬼ちゃんのこの目力!この目力通り、なんとまあ生命力にあふれた子か!ほんとに楽しい一冊でして、いつまでも覚えているだろうなと思います。圧倒的な何かがちょっと足りない気がしたので萌2にしました。ふふ。楽しい。これ続かないかなあ。余裕で続きを書いていただける気がするんだけど。

角の数や色で強さが分かる鬼の世界で、生きているのが珍しいとされる白い色の髪、折れた角をもつデイル。儚げな見かけによらず、一般的な鬼族同様、北から攻めてくる魔物と戦いたい屠りたいという熱意でいっぱい。心配されてあまり戦わせてもらえなかった英国東部から魔物の多い北部へ異動し、「よし!」と意気込んでいたのですが・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は(勝手に続きと考え、多めに人物メモ)
クインラン(青鬼、攻め側近)、ヘインズ(副団長)、マック(北部で親切にしてくれた一般兵)、ダニー(受け兄、同じく軍属)、キースリー軍曹、ジェンキンス伍長(受けの所属先上位者)、トミー(攻め孫、一本角、ちょっとひねくれかけているらしい)、カーゾン(攻めの従軍副官)、ホール(攻め護衛騎士)、国王(三本角の黒鬼、攻めの叔父)ぐらいかな。国王が気になっているんですよねえ。続きで出てこないかなあ。

++攻め受けについて

攻めは国内で、国王に次いで2番目に強い偉い方。赤いロン毛はんなり美人にみえるのは見かけだけ、ものごっつい魔力持っていてラスボス魔物とがっつり戦います。自分が強いのをわかっているのと、白い色は死人の色という一般的な見解から、出会った当初からちっこい白いデイルのことが気になって気になって仕方がない。しかし身分の違い大きく、不器用ながら「健康状態の確認」とかいいながらお茶に呼び出すなんてことをしていて、もう可愛らしいったら。

印象的だったのは攻めより受け。
なにこのちびっこ といいたいですね。それなりに頑張って戦力にはなるんだけど、見た目がどうしても儚く見えるので、周り中の皆さんがもうハラハラ。なんとか庇護させてと頼み込んでくるような方です。それを「俺はたたかいたいんだああああああああ」と跳ね除け、戦斧ぶんまわすんですよwww面白すぎる。

ちょっとコミカルテイストあり、戦いモードの時は少しハードなところもあり、少し前のイギリスっぽい様子の記載あり。ちょっと記載長いなと思うところもあるのですが、少しもダレることなく最後までぐいぐい読めちゃった楽しい一冊でした!続き、プリーズ!

王道★

蓮川先生なのでマストバイ。あらびっくり、愁堂先生にはお珍しい気がするんですけど?!王道!です。はらはらするしキラキラしくって良かったし、時間たっても覚えていそうな気がするので、萌2寄りの萌にしました。キラキラしいのが多いですよ!本編210Pほど+あとがき。

火魔法を操り剣術にも秀でた双子の兄(王太子)と異なり、突出した能力を示すことが無かったアシェル。存在を無かったことにされていましたが、ある日突然国王(あほ)に呼び出されます。なんでも王太子が他国王弟にやらかしたことの謝罪のため、代理でその相手国へ行ってこいというもので・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
オーウェン(攻め弟 天使)、ノア(帝国皇太子 国宝級キラキラ)、受け父兄(くそ)、帝国皇帝ぐらいだった気がする。

++攻め受けについて

4国をまとめているのが帝国、そのうちの2国間の争いというか、受けの国の王太子がアホでやらかしたのが事の発端 という設定。

このお話はどっちかというと受けに心情が寄りました。
受けが発動した王族の能力はなんと殺されて初めて発覚する「死に戻り」の能力。それに治癒能力。天使か!と思うキラキラ清純ビジュで、殺されては戻るという苦痛、健気な心情、あーこれ健気受け大好きさんには堪らんのでは。
最後までほんまによう頑張りました。エライ。幸せになって良し!

攻めは、セネドア王国国王。天使な王弟をめっちゃ酷い目に遭わされ怒り心頭。そりゃブチ切れるわって序盤です。そこから受けを大事に思うようになるまであれこれ大変だし、二人とも鈍ちんだし。めっちゃカッコいいなあと思うシーンは今一つなかったかも。キラキラなんだけどね。

そこをサポート?ちゃちゃいれ?するのが、皇太子ノア。このお話の中にはきらきらん星人何人目?というぐらいいるんですけど、おそらく正統派きらきらん№1。皇太子という地位、その地位に見合った人格、銀髪ストレートロン毛、最高。大好き。もっと受けにちょっかい出して❤と思いましたが、お話終わらなくなるんだろうな。適切な量でした(笑)

いつもれな先生には「は?」と驚かされるのですが、今作は序盤(死に戻り前)のみで、あとは王道と感じました!キラキラ多くて幸せ~

いい子には、くそが寄ってくる

先生買い。ほんとにお久しぶりに先生のお話を読めて嬉しかった…。お話は続きもので最初はクソがあれこれ寄ってきて、この後のお話にワクワクするのか、まだ???なため萌にしました。あれこれ出てくるんですよう。

誰かとセックスしていないと不安定になってしまう。だけど今のセフレはウザくなってきたなあ…と思っていたある日、高校時代に好きだった男(りっちゃん)がテレビに出ているのを見かけて…と続きます。

メインカプ以外の登場人物は
黒瀬望海+白石(旧上原)律、受けセフレ(くそ)、受け勤め先店長(くそ)、上原元議員(律の父、くそ)、常盤(攻め上司、こいつが一番ヤバイのではww)

++

あれこれありすぎて、へ?あ?ってのが1巻の印象。もう一回読んで、メモして頭整理して、やっと落ち着きました。(頭が悪い)

諸悪の根源たる律父(同性愛を受け入れられない)なんだけど、まだいるんだろうなあとは思います。自分の血統を続けてほしいって思うのは種としての本能なのかもと思うんですよね。だから分かるんだけど。

でも人間なんだから、知性理性を動員して、子どもが幸せと思う状況を自分の幸せとできるようにしてほしいですよね。私もそうあれるよう頑張ろう。

攻め受けのあれこれ:
攻め:受けに対して塩対応なんですよね。そこもよいしビジュも好き。1巻は塩対応(だけどなんだかんだ優しい)のまま終わりました。2巻はどうなるのかなー楽しみだ~♪

受け:いい子なんですよ。ほんとにいい子。りっちゃんに会いに行く最初のところなんか、めっちゃシンクロしちゃう!(54Pの2コマ目!最高!157Pの2コマ目!泣く!)でもいい子過ぎてちょっと弱い。高校時代にこんな大変なことがあったら、大抵の子は何かに縋らないと生きていくのがしんどくなると思います。親がもうちょっと子供のことを守ってほしいなと思うんだけど、上手くいかなかったんだろうなあ。この後もほんとずっと心配になっちゃう感じの子です。最初は弱すぎて流されているのを見て、イラっとしたけど、2回目読んだ時には、絆されて自分の子を見守る感じになっちゃいました。誰かこの子といっしょに生きていって・・・

自分用メモとして
メインカプ攻め(某銀行頭取の養子)、メインカプ受け(某不動産創業者の孫)等の経歴や、攻め上司の人の好さそうな+腹黒なところもありそうな様子(元警察官!きたー)が気になるー

特典情報新規登録しようとしたらエラーになっちゃうので、
こっちに書いちゃいます すいません
コミコミ有償特典がええんですよー、イリスと富の出会いのシーン!
最初、?と思ったんですけど、まああなんて素敵な構成!
考えた人、神!

先生2巻めっちゃ楽しみにしております!

大精霊

蓮川先生おっかけで購入。天野先生のお話なので読みやすいのですが、いつまでも覚えている自信なかったので萌にしました。大精霊はいつまでも覚えているかも(笑)
本編180P弱+後日談30Pほど+あとがき。

伯爵家直系の母を病で亡くした後、父に領地に追いやられ、老いた家令と領地を切り盛りしているウィルバート。通常、魔力に応じた精霊と守護の契約を結び、精霊の力をもって領土を潤すのですが、ウィルバートは魔力が少ないと父から疎まれ、未だ精霊と契約していません。精霊の寿ぎを得られず徐々に衰える領地を思い、精霊と契約できると聞いた泉を訪れると・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻め父+愛人、女王+女王の精霊ぐらいかな。

++好きだったところ (めちゃネタバレ)

なんといっても大精霊。


いや大精霊じゃないんすよ。そこが良かったです。
ばっさりさっくりなんのためらいもなく、ばっさばっさ都合のよくない部分を切り捨てあるべき姿に正していく(周りの迷惑は知らない)という様子でしょうか。
勿論悪意は無いんですよ。
ですけど!
さくっと周りが迷惑をこうむることがあり、それを知った受けが、まさに「ぎょっ」という様子になるところが、なんとも面白いというか気の毒というか。

受けはただただまっすぐ純なお方で、大精霊が来なかったらまず間違いなく薄幸のままお亡くなりになっていただろうなあという方。
領主になられるのだから、もう少し考えるとか疑うとか・・・
大精霊が横にいるからもう不要なのかな。
純なままだったからこそ大精霊がくっついたのか・・・

恋愛話に萌えるというよりかは、大精霊のなさりようにびっくらぽんだった一冊でした。

リックはリック

こっちも可愛い。16Pですが2段組、ちっちゃいフォントでぎっしりお話が詰まってます。デイビスがちっちゃくなる不思議テイストなお話です。本編好きな方は、こっちも好きだと思います。

++以下は盛大にネタバレ

まあよくある「ちっちゃくなっちゃう」系のお話なんですけど、ちっちゃくなるのはデイビスで、リックのことなんかまったく知らないというパターン。いわゆるタイムリープ、入れ替わり?かな。

朝、目が覚めたらちっちゃくなった「誰あんた」なはずなのに、ちびデイビスのあまりのきゅるん❤な可愛さに「ご、ごめんなさい」って謝っちゃうリックも可愛い(⋈◍>◡<◍)。✧♡
どんな時もリックはリック!お人好し感満点(笑)

慌てることも狼狽えることもなく冷静に受け止めている可愛いちびデイビス。その育った環境がわかっているので、その様子に納得だし、リックから「大事に思われている」ということがわかって、自分の将来に少し自信が持てたようなちびデイビスに「あー伊達先生らしいエピ・・」「がんばれよデイビス」と少しウルっとしちゃいました。

上手く伝えられないんですけど、このお話、ほんと良かったです。有償特典ですけど、その価値ありだと私は思います!

癒しの塊

先生買い。前作も大好きでしたが、当作もいやほんとに良かったなあ。先生の書かれたご本の中ではこのカップルが一番好き。そして今回の表紙。上半期№1表紙間違いなし。読んだ後にもう一度この表紙を見て、しゅわわーんほわわーんと癒される、可愛い系大好き人には堪らん一冊です。是非!本編200Pほど+短編3編+あとがき。

リックと恋人な間柄になって1年。冬眠が明け、またウキウキな春になったのだけど、なんとデイビスが消防官のための学校にいく、遠くてしばらく会えなくなる等と驚きなことを言い出して・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ヴァンス(攻めの甥、10歳)、マジュ(攻めの祖母)、テイラー、フィン(知り合いのカップル)ぐらいかな。ヴァンスもマジュも良き♡

++好きなところ

7か月も離れてしまうことになるかも と言いながら、恐らく考えに考え抜いて「行く」って決めたデイビス。泣き言一つ言わず・・なのかと思いきや、学校で泣きそうになってたんだな、とか、一日、1時間でも早くリックのところへ帰ると猛烈に頑張ったと思われるところ、ムッキムキになったところ、帰ってきてからリックをめちゃんこ愛でるところ、堪らんです。こういう方が恋人、伴侶だったら一生間違いなく幸せ ってほんとに思う。

かたやリック。
7か月、しかも冬眠始まるかもしれない時期まで、離れ離れになるなんて、不安でしようがないんだけど、そこはぐっと堪えて送り出します。寂しいって気持ちは便せんに書いて封筒をして引き出しにしまいこむ。

えらいといういか健気というか、なんて言ったらいいのか上手く表せません。
自分が「口から生まれてきた」というタイプだからかな。
寂しいって伝えちゃいそう。
それを手紙というツールで、なんとか乗り切る。エライなあ。

手紙しか連絡手段がないってところも、久々ですね。読んでいて現代的な感覚でいたのに、そう、モバイルツールが無いんですよね。手紙でのみ気持ちを伝えられる。紙に書く、書き直しできる、届くまでの時間、返事くるまで待つ、ワクワクというかドキドキな時間。モバイルに依存しきっている今、とても奥ゆかしい?くすぐったい?という不思議な感覚が蘇りました。

あれこれ書きましたが、なんてったってリックの可愛さが全てというところもあります。表情豊かな顔、耳、しっぽ。ご機嫌な時に出てくるみょうちきりんな歌の数々(爆笑)。それを豊かに表現される先生独自な擬態語の数々。しっぽがしびびびーーーーーって、分かるんですよね。目に浮かぶ。漫画で慣らされているからでしょうか?ほんと好き。リック。家に欲しい。

番外編では「賑やかな冬眠」ってのが最高に好き。リックがはっきりした声でどんぐりに関する寝言を言う というシーンから始まるんですけど、その他あれこれいう寝言をデイビスさんがご紹介くださって。ああもう可愛い&おかしいで最高。

上手くまとめきれず長文申し訳ありません。
いつまでも忘れないし、電子で買って永久保存だなと思う、久々の小説神本でした。好き。

踊り

滝沢先生おっかけで購入。なんでもバレエ経験者のご担当さん推しで、バレエ要素がけっこうあるお話でした。グラン・ジュテとか書いてあってもすんなりそのポーズが脳内に再現できる人だと、より楽しめるんじゃないかなと思います。私はちょっとその部分が無理でして萌どまりでした。すいません。本編260Pほど+あとがき。柔軟性も大事よね。

日本でバレエダンサーだった前世を持つセシリオ。両親が営む居酒屋で、人寄せのため踊りを披露しモテモテですが、恋愛沙汰の挙句、事故死したという前世の記憶があるため、もう二度と恋はしないと考えています。ある日、父親が多額の借金を抱えていることがわかって奴隷として売られたのですが、買われた先は王宮で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
シーロ、ロペ(双子の獣人♂)、第一王子、後宮のオメガ、使用人たちぐらいかな。悪党は立派に清々しく悪党です(笑)

++攻め受けについて

攻めは第一王子と世継ぎの座を争っている方。運命の番と出会えたら「神に祝福された者」として世継ぎ争いに優位になるらしいのですが、後宮には一向に足を向けていなかった方。硬派?というほど頭でっかちさんでもないですけどねえ。まあセシリオ一筋、よろしいことですわ。民を思う良き王様に絶対なると思います。王道。

受けは前世記憶持ち、恋なんかするもんか状態なのにオメガに生まれたもんだから気分最悪。意思が強くて、体はめっちゃ攻めに惹かれているのに心は反抗、「絶対惚れない!」とぷりぷり怒ってます。ケンカップルってほどではないんですけど、お互いあれこれすれ違うことがあり、あー恋愛ってそうよ、あれこれめんどくさいのよね、と思う焦れ度合。元バレエダンサーさんでバレエ大好き、体なまるから、と後宮来てもせっせと体を動かしてます。努力家さんね。

攻め受けとも、そんなにキャラにハマれなくって、バレエの技、盛沢山だなあという印象が一番強かった一冊でした。じれじれ恋話が好きな人だったらもっと評価違うだろうなあ。