2人のなり初めから初エッチまでのお話。ストーリーは続きものだが、1巻単品でもストーリーは完結している。けれど、この先の二人を聴きたいと思わせる作品。ちょいちょい絡みはあるが、ちゃんとした裸のシーンは一度。でも聞き応えはある。
中村さんは、物怖じしない、常に冷静、だけど生まれて初めて柿原さん演じる輝に心を心底奪われてしまう、お巡りさん役。原作の絵のイメージに合った、正統派男前役が中村さんにピッタリ。時々見せる甘い声や、輝の可愛さにデレるところが、聴いていてキュンとする。
柿原さんは、実家がヤクザで跡取り、でも顔が可愛い過ぎでトラブルに巻き込まれる、明け透けな性格の青年役。とにかく、声が可愛いから、原作の絵に合ってる。時々見せるヤクザの顔のギャップが、女子と違うBL受け独特の良さ。
裸のシーンは、中村さんの低めの攻めの声が耳に残り、柿原さんの高めでマットな声質の喘ぎは、攻めを上手に煽っている。聞き応えはあります。ストーリーもエッチもバランスが良い作品。