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あらっ

ここ最近の安西リカ先生の作品の評価は殆ど神にしてたのですが、今回のセンチネルバースは私の期待していたのとかなり違った物でしたのでこの評価になってしまいました。うーん。

こちらの作品はセンチネルバースの現代物で、しかもセンチネルにしては結構緩い設定なのでセンチネルバースというよりは特殊能力を持った警察物として読めるし、初めての人でもスッと物語の中に入れると思います。

私はそんなに数は読んだ事は無いのですが、ガチガチのセンチネルバースしか読んだ事がなくて、それがまた好みだったのでこちらの作品はなんだかしっくり来なくて何度か戸惑いました。まず、繁華街らしいとこに住んでて人の多い居酒屋に行ってるのにビックリしました。

時代設定は現代物ですがセンチネルバースの研究自体はそんなに進んでなくて、センチネルバースの黎明期のような設定だと思いました。
それ故か事件自体も凄く地味だと思いました。せっかく警官から特殊部鑑識課に移動になってますが、担当する事件も少なくて個人的に追ってる連続放火がメインの事件なので「思ってたのと違う」感が強くて、読んでて途中でこのまま終わるのかしら?と戸惑いました。

そして蓮がゾーンアウトするキッカケになった事件の扱いが雑でした。吉積に疑問を持たせてからの蓮の残像視認でしたが、ちょっと私には???となりました。その結末とか書いてあれはまた違ったと思いました。

それと今回は私的には萌が殆どありませんでした。安西リカ先生の作品は数少ない作家買いしてる作品なんです。なんだか今作はらしくないなぁと思いました。次作に期待したいと思います!

早く続巻出ないかな♡

「追っかけ転生でちび王子になった件~スパダリ勇者と秘密の世界~」の続巻になります。前巻を読んでいた方が理解しやすいですが、今巻の方がBLとしての燃え度は高いと思います。

寝る前にちょっと触りだけでも読もうと思ったんですが、気が付いたら徹夜で読了してました。それくらい面白かったです。今回は舞台が魔法学校なので読者にはとっつき易く、また由上とヨルのアバターも学生なのでコスプレ感覚を楽しむことが出来ます。そして学校に付き物なのがアレですよ。ヒヒヒ。女子学生たちの嫉妬なのですよ。

由上にロックオンした女子たちが由上に近付くのを邪魔してくるヨルを排除しようとするシーンがエグかった。。。由上の前とヨルの前での違いが面白かったんですよ。女子を出すのならやはりこういう役目を与えて欲しいんですよね。私の好みにピッタリでした。魔法の授業も魔法を修得して行く様子も楽しくて、夢中になって読んでました。

また捜し人を見つけた経緯や彼女との交流もほのぼのしていて良かったです。

そして前巻から気になってた由上の異母兄弟たちですが、私的には嫌いじゃありませんでした。今回名前だけ登場の三男は分かりませんが、異母妹にはシンパシーを感じました。彼女と話してみたいと思った読者は多いのではないでしょうか?ただ、彼女の熱い思いが由上に伝わってないのと、変なところにこだわってややこしくしてて拗らせてるなと。

彼女と末っ子はもはや敵ではないのでは?と思ったんですが、違いますかね?新しい仲間が増え、探偵事務所の仲間には新しい生命が誕生し、2人の未来は前途洋々に思われるのですが本当はまだ何も解決してないんですよね。

シリーズ化して行くと思うので次巻を楽しみに待ちたいと思います。早いペースで刊行してくれるのとてもありがたいです!

盛りだくさん

またもや盛りだくさんな内容で、読了時は2冊分くらいは読んだような気持ちになりました。が、しかし、今巻では次巻へとお話が続いてます。出たばかりなのに既に続きが読みたくて仕方がありません。

今作では両家への結婚の挨拶がテーマでしたが、胡桃沢家の面々が個性的でホッコリしました。もちろん種族体はさちおが1番愛らしいです。www

今作で1番萌えたのが宇迦野さんがさちおを愛でる様子でした。ふとした眼差しとか行動に宇迦野さんの深い愛を感じてしょうがなかったです。一巻ではあれだけ胡散臭かったのに、今では宇迦野さんのさちおへの思いを疑うことはありません。

そして、さちお同様チョロかった胡桃沢家と違って、宇迦野父だけは一筋縄で行かなそうです。でも顔は宇迦野さんそっくりで、お兄さんより似てました。

結婚に関して厳しい条件を出されたものの、やる気になったところでとんでもない事が起きてましたが、さちおと宇迦野さんはこの試練を乗り越える事が出来るのでしょうか?早く続きが読みたくてしょうがありません!

今回も人型なのに宇迦野さんがキツネにしか見えませんでした。好きだ!
個人的にお気に入りはさちおのパンツでした。パンツの穴からさちおのネズミの尻尾が出てるシーンが可愛いです。♡

どうなるかと思ったが

2巻のレビューでは電子単話版をずっと追ってると書いていたのですが、2巻以降は読んでいませんでした。彼等の行く着く先を知っているので、新鮮な気持ちで読みたくて電子単話版を読むのを止めたのでした。

ですがデスヨ!今回は千秋の愛が激重すぎてギクシャクしてしまったりと、緩やかな日常が続いていたと思ったらそれなりに荒波が立っていたのではないでしょうか?苦しみ悩み乗り越えて行く過程がまた彼等らしくて好きでした。

一時は千秋のヤバい表情にどうなるかと思ったんですが、そこは男前な和馬が歩み寄ってくれてました。和馬姉の結婚式も感動的だったけど、幼馴染み3人が揃った姿を見てまた感無量でした。

既に続きが早く読みたいです。4巻は来年の春頃になるでしょうか?待ち遠しいです。

次巻はいつ?

こんなに早く続編を書いていただけるとは思っておらず、前巻のレビューで2冊にして欲しかったと書いていて申し訳なかったです。今作は凄くテンポが良くて、説明も最低限でしたので物語の中にスッと入れました。

今巻も凄いボリュームなので読むのに3日掛かりましたが、それでも本を開けば物語の世界に没頭して夢中になって読んでる自分がいました。物語も面白いのですが、文章自体が凄く面白いんです。これは一種の才能だと思います。

蒼月(そうげつ)と兄である皇太子との本当の関係は?弟龍の風浪龍(ふうろうりゅう)の謎や、雷鳳州(らいほうしゅう)の怪異の裏には本当は誰か居たのか?とか想像を巡らせながら読み進め、天音(てんいん)を取り巻く人々のやり取りが面白くてクスッとして、蒼月が天音に振り回される様子に爆笑しました。

今作では蒼月を取り巻く情勢の不安定さに読んでて不安になる事が多かったのですが、蒼月の天音への思いの強さと、天音が蒼月を思っての決意の変化に胸熱でした。蒼月のお役目と天音の立場からなかなかラブラブにはなってませんが、私的にはこれくらいが丁度いいし1番萌えるんです。

そして今作では父帝の想いが書いてあるエピがあって、彼が息子たちを本当はどうしたいのかなどほんの少しだけ分かって来たような気がしました。途中で終わってたので彼の本心は分からないままですが、これからもっと彼の心情を書いて欲しいと思いました。

私の中でのお気に入りのキャラは今回も楓柳(ふうりゅう)でしたが、元霸(げんぱ)と朱炎(しゅえん)もお気に入りになりました。脇役が個性的なのもこの作品の魅力なんです。

文庫の厚さに尻込みするかもしれませんが、時間が経つのはあっという間なので連休の多いときが読みどきだと思ってます。儚げなのに脳筋な天音の魅力にハマること間違いないです。www
次巻も早めにお願い致します!

私には

「極甘社長と迷える子羊」が合わなかったので、高峰あいす先生の作品は控えていました。今回は好きな転生ものということと、イラストが奈良千春先生だったので購入してみました。

結果ですがやはり私には合わなかったです。異世界ものや転生ものは本来大好物で、BLや非BLでも、それこそ漫画や小説関係なく読むほど大好きなんです。その大好きなジャンルの中でも苦手がありまして、悲しいことにそれが今作だったんです。

それは主人公がゲームのシナリオを気にし過ぎて、ルートにこだわり過ぎることなんです。まさにこの作品のミシェルがそういうキャラでした。読んでてかなりイラついてしまったんです。転生したらそれが現実だと健気に頑張るキャラが好きなので、ルートにこだわるとは…とか思っちゃうんです。アルベルト視点があるので余計に反発してしまいました。

そして最後の黒幕登場で「ん?」って思ったんです。その人物がミシェルと同じ世界に飛ばされた事まではOKでしたが、どうしてミシェルの中身が彼だと分かったのか…黒幕はミシェルの質問に「この体が全て知っていた」と言っていました。そしてゲームだかなんだかしらんが」と言うんです。

ゲームの世界や物語の中に転生する話は多いですが、大概は転生してからはその世界はそこで生きてる人には現実世界だとの見解になるのですが、この世界はあくまでもゲームの中なのですよ。だからシナリオが重要なんです。ここまで作者さまがこだわるのに少しビックリしました。

イラストは奈良千春先生だし、アルベルトもミシェルも魅力的なキャラだし、その他の登場人物だって素敵なのに、ミシェルがシナリオにこだわる点だけが残念でした。

それはきっとミシェルが黒幕に与えられた傷の所為で不安定だと表現したかったんだとは思います。ただ、私には合わなかっただけなのです。



もったいない

福澤ゆき先生の作品を読むのはこれで3作品目になります。前の2シリーズはファンタジー物でしたが、今作は現代物だったのと歳下のスパダリ攻めということでとても楽しみにしていました。

受けの篠崎と攻めの北村の両視点でお話が進むので、読者が北村の気持ちを疑うとかは一切なくて安心して読めました。代わりに篠崎のハッキリしない態度とマイナス思考に焦ったく感じることと思います。

1番盛り上がったのは篠崎の元カレが元サヤを狙って近付いて来るエピだと思います。もう狡賢くて悪どいヤツなんですよ。どうしてこんなヤツと付き合って同棲までしてたのか理解出来ませんでした。

惜しかったのが北村に猛烈アピールをする同じ部署の女性や、篠崎に連絡先を頼んで来た新入社員の存在が中途半端だった事でした。篠原が北村の同期の女性との噂に不安になったのは、先の2人の女性を北村が全く相手にしてないからだと思うのですが、同期の女性は枯れ専だと公言してて友人だと読者は分かってるのでイマイチ盛り上がれませんでした。

個人的印象ですが丁寧に日常を書いてくれてるのが仇になってて、ダラダラした展開がテンポが悪くしていて、途中で飽きそうになりました。

きっぷの良い同期女性はそのままに、篠崎の元カレのような悪役を1人女性に欲しかったかなと思いました。せっかくの北村のモテ具合がコレじゃあ生きてきません。

多分ですが半月後には記憶に残らず読み返すことが無いと思うので萌にしました。
それと北村の私服問題ですが、あまりにも荒唐無稽すぎて笑えませんでした。ファンタジーではなく現代物であの設定は私的には無いです。

凄く良い設定なのにもったいないと思いました。

4巻のレビューで

前巻のレビューで5巻が今から楽しみと書いていたんですが、私が期待してた内容とは少し違っていました。てっきり修学旅行の続きが載ると思ってたんですが、もう旅行の続きは次巻(6巻)では描かないのでしょうか?

それと今巻は敦賀の救済編なんだとは思うのですが、お相手の墨野にしても担当の編集者にしても唐突に登場した感が強くて上滑りしているように思いました。墨野の初恋の話なんて特に取って付けたように感じました。

同級生の佐山に失恋したのだから次の恋のお相手は部外者だったんでしょうね。でも作中に登場する漫画を描いてる作家だというのは出来すぎだと思いました。敦賀の佐山への失恋は絶対に必要だとは思いましたが、個人的にはスッキリしませんでした。この敦賀編はこの巻で終わりなんでしょうか?

好みの問題になってしまうけどこちらの作品はシリーズに入れないで、タイトルを変えて発表して欲しかったと思います。そして敦賀編を続けて欲しかったです。

やっと♡

やっと待望の双子ちゃんが爆誕してました。ヤター!存在は知ってるのに、姿も分かってるのに、産まれるまでこんなに待たされたのはこの作品くらいではないでしょうか?

あまりに壮大な世界観なのと難解過ぎる人物相関図なので、全部出揃ってから一気に読みたいという誘惑に抗いつつ今日まで来ました。やっと世界観が理解できて来たような気がします。あゝそう言うことだったのねと…。

で、謎が解けて来たところでまた怪しげな存在が登場した所で次巻へ…。泣。
今巻は過去と現在を行ったり来たりしてたのでより難解に見えたかもと思いました。この壮大な物語が頭の中に入っているわたなべあじあ先生ってと思いを馳せたりしましたよ。

双子が爆誕して狂喜乱舞する皆の様子も楽しかったし、彼らが長寿である理由とかも納得したし、これからどんな進化を遂げて行くのかとても興味深く思いました。

それにしてもモールスカで六万匹の蟹の養殖に笑っちゃいました。夢のような装置ですね。www

やっぱり好きだ!

決してお話の内容に派手さはないのに引き込まれてしまう。まさにこの作品がそうなんです。アラフォーの2人の淡々とした日常がこれほどまで魅力的で心を揺さぶって来るとは思いませんでした。

自分が歳を取るってことはもちろん親も歳を取ってることでもあり、母親の面倒を見ると決意している吾妻が今回経験した事に、病院に行く事の多い私はじわじわ来てしまいました。そして良かれと思ってした久慈が自分の提案の傲慢さに気がついた時の居た堪れ無さ…。

また、MR時代の吾妻への久慈の想いを知り、これまでちょっと靄がかかっていた部分が一気に晴れたように思います。それと2人と対照的な若さで描かれている吾妻甥の環も魅力的でした。

彼がきっかけで先のすれ違いも歩み寄る事ができて、決して若くないからこそ時間を大切にして欲しいと思えるのがこの作品なのです。普通の人間の普通の日常を描いたこの作品が大好きです。

世の中にはダラダラと続いている作品もあり早く結末を描いて(書いて)飽きられないようにするべき作品もありますが(個人的意見です)、こちらのシリーズはずっとこの2人の人生を見続けて行きたいのでずっと続いて欲しいです。出版社に流行りに振り回されないで欲しい。