掲載誌で読ませて頂いているので内容は全部知っていたのですが、改めてまとめられたコミックスを読むと、一気に読み進められるからなのか辛さが倍増しますね…。
ここまで真悟も圭市もお互い辛い事って無かったよな…なんて思いながら読み進めました。
真悟にはトラウマがあって、そせいで素直になれなかったり、人を信じられなかったりするのは分かっているんだけど、いつまでも信用されなくて、愛を疑われてしまう圭市だって相当辛いよな…と。
真悟に「別れるわ」と言われて、「別れてあげる」と圭市が言ったのには衝撃を覚えましたが、きっと圭市には圭市なりの葛藤とかあるんだろうな。
だって、真悟にはあんなに冷たくしたのにリオには「大好きって言ってあげて」なんてお願いしてたんだから!!!!!
どんな心境でリオにそんなお願いをしたのか、圭市の心理が非常に気になります。
真悟もトラウマときちんと向き合って、二人で頑張ってこのツライ状況を乗り越えて欲しいです。
ラブラブイチャイチャしてる二人が早く見たい。
別名義で出されている少女漫画は読ませて頂いた事があり、今回初のBL作品という事でかなり期待しておりました。
まず、かなりの大容量な1冊で、分厚さにびっくり。
幼馴染との恋模様を描いた設定はありきたりかなとも思いましたが、キャラクター達の心情が本当に丁寧に描かれていて、設定の平凡さも全く気にならないくらいのめり込みました。
絵の雰囲気もそうですが、文章や台詞もすごく情緒的で繊細で、小杜蕗先生ならではの雰囲気がすごく感じられました。
ただ、キャラクター達がかなり幼く見えるかなぁと思いました。
高校生の設定なんですが、主人公のシュウが想いを寄せる幼馴染のナツはどう見ても中学生…(坊主になっちゃうシーンがるのですが、その時は小学生と言われても納得してしまいそう)
それも、この作者さんの味だな!と思える方はきっと楽しめると思います♪