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マスターレビューアー 「BLアワード検定」合格証 ソムリエ合格

女性みざきさん

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How to melt コミック

末広マチ 

じっくり描かれてはいるものの

手に取って、おお…!となる分厚さに思わず期待が膨らみました。
やっぱり分厚いとわくわくしますよね。

絵柄が好きな作家さんではあるのですが、お話がすごく刺さる時とそうではない時の差もあって、今回はどちらだろうかと期待をしながら読み進めました。
読んでみた結果、恋愛に発展するまでの心情が丁寧に描かれていた良かったのだけれど…
すごくハマったか?すごく萌えたか?と考えると、ちょっと自分の好みとは異なったかなとこちらの評価になりました。

というのも、グッと掴まれるような盛り上がりが少なかったように思えたのです。
やはりこの厚みですから、恋愛に興味がない年上美人が年下からの熱心なアプローチにどう溶かされていくのかを最後までドキドキしながら見届けたいじゃないですか。

うーん…登場人物の気持ちの変化が丁寧に描かれてはいるのです。
ですが、全体的にテンションが淡々としているように見えたというか…
ロートーンのまま長尺でじっくり進んでいっているようにも感じられて、ラストの前に少々ダレてしまいました。
ただ、このゆっくりと静かに進む恋模様がお好きな方もきっといらっしゃるはず。
個人的にはもっと緩急がほしかったものの、素直でまっすぐな年下攻めの図はかわいらしかったです。

横浜篇ラスト

かわいらしい絵柄とは裏腹に、重苦しくヒリヒリとした展開が続いていた横浜篇もついにラスト。
都と冬夏はもちろん、他キャラクターにもきちんとスポットが当てられていて、最初から最後まで見逃せないといいますか…
とても読み応えのある1冊だったなと思います。おもしろかったです。

組の抗争や、それぞれの過去。
そして、どのキャラクターがなにを抱えて生きているのか?なにが隠されているのか?など、相関図を見ているだけでもなかなかに複雑だった横浜篇。
数巻にわたって描かれていた、ずっしりと重たく謎めいた部分がこちらの8巻で明らかになりましたね。

都の両親の死の謎、饕餮と藍浮、奈倉組の2人…など。
そうだったのか…!もあれば、そうだったのか…もあったりと、本当にいろんな意味で心がざわつく展開ばかりなのです。
都と冬夏の成長と、強固になっていく守り守られな唯一無二の関係性に一喜しつつ、今巻ではその周囲を固める面々の人間関係にも惹かれてしまいました。
執着と身勝手な優しさと強い想いが絶妙に混ざり合っていて、どこを開いても目が離せないのです。
楽々先生、人間関係を描くのがうまいなあ…と唸るばかりでした。
暗く長い夜が明けた彼らの未来が、少しでも明るいものになりますように。
断片的にしか語られていない都の両親のお話も、今後どこかでもっと読めたらうれしいなあ。

次巻からは青春スクールライフ編とのことで、より関係が深まった都と冬夏の甘くてかわいらしい年相応な部分がまた読めるのかなと楽しみです。
ハレルヤな日々が送れることを願って、次巻を待ちたいと思います。

甘やかがもっとほしかったです

受けがオメガかつ天涯孤独の苦学生…と、なかなかに不憫な属性になりそうなところですが、彼の人柄の良さと健気さに好感が持てる1冊でした。
子供へのあたたかみのある優しい接し方も、家族への愛情も、少しずつ育っていくケアリーへの淡い恋心の育ちも良くて、読んでいて自然と幸せになってほしくなる受けだったなと思います。
その一方で、お話全体のまとまりと攻めのケアリーに関してはどうだろうか…と思う1冊でもありました。

巷で噂されているプレイボーイ感はそれほどなく、さり気ないひとことがスマートなケアリーの英国紳士っぷりに、これはきっと雨瀬のことを甘やかして幸せにしてくれるのでは?なんて期待をしながら読んでいたものですから、合間合間の姿がもどかしかったというかなんというか…
ここでこの発言と行動をしてくれたのなら良かったのになと感じることが多々ありまして、すごく魅力的な攻めだったか?甘やか婚だったか?と考えると微妙なところです。
紳士的な抱き方は良かったものの、それよりも冒頭の紳士っぷりはどこへやらなデリカシーのない発言が多かったことが気になりました。
うーん…個人的には、ケアリーよりも雨瀬のベータの友人の方が魅力的に見えてしまった。
でも雨瀬はケアリーが好きなんですものね。

ケアリーの姉関係など、後半の展開もバタバタしていて駆け足だったなと消化不良のまま読み終えてしまい、今回はこちらの評価になりました。
もっとケアリーと雨瀬が両想いになった後が読めていたのなら印象が異なっていたかもしれません。
後日談・そこへ至るまでをもう少し読みたかったです。
これでは甘やかさがあまりにも少なすぎます…

ページ数が足りない!

BLゲームの世界に転生し、サイコパスな攻めに溺愛される…
タイトルでもうわかる通り、情報量も多ければ設定も盛り盛りな作品だったのですが、全体的にコミカルにテンポ良く進んでいくので読みやすいのはさすが。

転生前の記憶を頼りに、あの手この手でこの先に訪れる危機を阻止しようとする主人公という流れはそこまで珍しくはないと思うのです。
ですが、危機の原因となっている攻めの三輪が一癖も二癖もある人物なものですから、最後まで新鮮な気持ちで読めました。

三輪の考え方がとてもシンプルなので、かなりの悪いことをしようとしているはずなのに嫌悪感は湧いてこないのが不思議。
ある意味気持ちが良いほどのサイコパスというか…
突然受けを刺したかと思いきや、今度は珍しいタイプの受けに興味を惹かれ執着し、ニコニコと悪気のない脅しをかけるけれど、なんだかんだと抱き方は優しく丁寧でねちっこい。
この攻めはなかなか見かけないぞと、非常に印象的なキャラクターでしたね。

受けの守は終始どんぶらこと流され気味な主人公でしたが、流されつつもガッツがある性格だったからこそ、彼の視点で読み手もジェットコースターのような展開に入り込めたのかなとも思います。
ただ、恋愛面に萌えたかというと微妙なところです。
いかんせんページ数が多くはないので、攻めによる初めての執着は感じられても溺愛ものというには描写が少し足りないように思えました。
おもしろくはあったけれど、これからが見たいのにあっという間に終わってしまった…
せっかくの属性盛り沢山な設定も少々もったいなく感じ、この辺りももっと活かせたのではないかなあとこちらの評価になりました。

両視点のうまみ

文庫ではやや厚めの約340P超があっという間でした。
どんな題材でもするすると読ませてくれる構成の上手さと、文章力の高さが光る作家さんだなあと思います。

海野先生のお仕事ものって、仕事内容にはリアリティがありつつ、その中にBL要素がストンときれいに収まっていてバランスがとても良いんですよね。
そのお仕事内容も決して説明くさくはなく、読んでいるうちに自然となるほどなあと頭に入ってくる親切さ。
今作も、知識0の状態でも問題なく楽しめました。

両視点の再会ものとくればやはり、攻め・受けのお互いの心の内を知るのは我々読み手のみ…なことが最大の魅力であり特権。
思わぬ再会からの、片側からだけでは見えなかった真実、仕事に恋に…と盛りだくさんな内容でしたが、両視点が実に上手く活かされていておもしろかったです。
特に表題作では、反対側から見るとこうも見え方が変わるのかとムズムズすること多々でした。
思わずこちらがムズムズしてしまうような心情が綴られていると、なんだかもうページをめくるのが楽しくなっちゃいますね。

受けの直人がカラッとした気持ちの良いポジティブさを持った人物だったこともあってか、終始安心して恋の行方を見守ることができました。
かゆいところに手が届きながらも届きすぎず、嫌味のない正直な性格で好印象な爽やか系。
海野先生作品ではあまり見かけないタイプの受けなのでは?と、少々新鮮でしたね。
恋愛面での不器用かわいらしさに関しては攻めの正臣かなあと思うのですが、作中で1番良かったのは直人のキャラクターかもしれません。
世の中をまだ知らなかった頃と、社会人となった今だから見えた新たな景色を重ね合わせ、仕事と恋愛はもちろん、人間的にも少しずつ成長していく彼が好きです。
正臣も直人に影響をされて心境が変化していったりと、相互作用なんて言葉がぴったりな2人だったと思います。

ただ、後半のインターン編に関しては…うーん。
おもしろくなかったわけではないのだけれど、読んでいてちょっとストレスがたまったかなーと思うところもあり…
キャラクターの成長を描くには必要なお話だったとは思うものの、モンスターインターンに対してはっきりとしない2人にもやもやしてしまったことも事実でした。特に正臣。
前半部分は星4.5。後半はもっと恋愛面の盛り上がりが見たかったなと3.5寄りのこちらの評価になりました。

一気に没入して読んでしまった

「拒まない男」のスピンオフ作とのことでしたが、カバーイラストのキャラクターたちに見覚えがなく、新キャラクターの彼らがどう前作と絡んでいくのかなーと考えながら読み進めました。

はー…!すごくおもしろかったです!
なんでしょうか、このハラハラドキドキ感は。
没入して一気に読んでしまいました。
そうくるか!と、どうなるの?!がどんどん続いていくのは三月えみ先生作品ならではでしょう。

スピンオフ元初読時にも感じましたが、常に先が気になる読ませ方がお見事なのです。
パズルのピースがカチっとハマった瞬間にグッと掴まれるんですよね。
流石のストーリーテラー。とても丁寧に作られた人間ドラマを見ているかのようでした。
黒瀬と律の立ち回りの絡め方も本当にうまいなあ。

本編の雰囲気的にもパッと明るいお話ではなく、なかなかに苦しい展開が続くのですけれど…
富と律、どちらもが少しでも救われるような未来があることを願わずにはいられません。
特に、危うさでいっぱいの富の人生が明るいものになると良いのですが。
まだまだ先のことはわかりませんが、富が本当に好きだと思える人が村咲になればいいなと思います。

個人的に、ドライそうに見えて実は…な村咲のキャラクターがとても好みでした。
普段の様子と、富の彼氏のフリをした「町崎」とのギャップにやられましたし、そして終盤で一瞬垣間見えた真実によって2巻で彼がどうなっていくのかが気になります。
村咲もなにか重たいものを抱えていそうですし、彼のこれまでもこれから描かれていくのでしょうか。
黒瀬×律CPに関しては、黒瀬がどっしりと構えて見守ってくれているので、たとえ律が1人で抱え込んでも黒瀬が助けてくれるかなと安心して見ていられますね。

まだ1巻の時点でこんなにも夢中にさせてくれるとは…と驚くとともに、物語のあちこちにばら撒かれた点と点がつながった際には、これはきっとたまらないものがあるだろうなと思います。
うーん、早く続きが読みたい…!
いったいどんな結末を迎えるのかを想像しながら、続刊も楽しみにお待ちしております。

100歳超えのおぼこさ

エルフの肉はそんなに美味いもんじゃないとはいったいどんなお話なんだ…?と、あまり見かけないタイトルに吸い寄せられ手に取りました。
読んでみた結果、なるほどそういうことかと。
こればかりは読んでみないとわからないところではありますが、タイトルの切り取りがうまいなあ。

とある事情から、エルフを狩って国王に献上するためにエルフが隠れ棲まう森へとやってきた冒険者のシグルドと、痩身美形が多いエルフの中ではかなり浮いた存在である、筋骨隆々豊満ボディを持ったエルフのスヴェイン。
彼らが王都へと向かうまでの旅を描いたお話です。
両視点で描かれているので、2人がその時なにをどう思っているのかが読み手には丸見えなのがうれしいですね。

こちらの作品のポイントは、なんといってもエルフのスヴェインの存在でしょう。
筋肉質でムチッとしたわがままボディを持つ、強そうな肉体美とは裏腹にどこかぽやぽやしていてかわいらしいきれいなエルフのお兄さん。
彼の設定がツボにハマればきっと楽しめるのではないでしょうか。
彼があまりにも素直で純粋かつ穏やかな性格なので、見た目はムチムチ!中身は100歳超えの幼女!なんてワードが読中に終始脳内でぐるぐる飛びまわっていました。

これから向かう王都で殺され、調理されてしまうかもしれないというのに、こんなにも素朴で愛らしい姿を見せられてしまったらもう…
旅の終わりが近付くと共に、彼を国王へと引き渡さなければいけないシグルドの心中も複雑に変化していくのも仕方がないことでしょう。
それくらい受けのスヴェインは魅力的でした。
攻めよりも大きい受けっていいなあ。
(アレも攻めより大きかったのが個人的にはうれしいポイントでした)

と、旅の道中は楽しんで読めたのですが、強く萌えたのか?と考えるとそうではなかったかもしれないなとこちらの評価になりました。
というのも、攻めのシグルドのキャラクターと、後半部分にかけての展開があまり刺さらなかったのです。
スヴェインのキャラクターを活かすには良い展開なのだろうとも思いつつ、いまいちすっきりしないのはなぜなのか…?
シグルドが次第にスヴェインに惹かれていくのはとてもよくわかるのだけれど、彼の妹と恋人を見れば見るほど、そもそもの行動は不必要だったのでは?と思ったり、シグルドが突然振り切った行動をする度に芯がなくブレた印象を持ちました。
受けのキャラクター設定は良かったものの、ストーリーにはなんだか乗り切れないまま読み終えてしまいました。

素朴な日常が特別に

名作をたくさん世に出されている凪良先生作品の中でも、5本の指に入るほど忘れられない作品です。
読んでみたかったけれど、なかなか入手できなかった方にはぜひ手に取って読んでみてほしい。
それくらい強くおすすめしたい作品です。
スピンオフ作となる「2119 9 29」も新装版が今冬発売予定とのことで、うれしくてキャラ文庫さんには足を向けて眠れません。
(こちらも名作なのでぜひ…)

裏ドールと呼ばれる、いわゆるセクサロイドと人間の恋を題材をした作品の中でも、これほどまでに優しくてあたたかさと切なさで胸がいっぱいになるお話は果たしてあったのだろうか?と、10年前ショコラ文庫版の本作を読んで衝撃を受けた記憶が蘇りました。
誰にも触れられないように秘密にして、そっと彼らの平穏な暮らしをどこかに隠しておいてあげたくなってしまう。
本当に柔らかで美しい純愛を描いた物語だと思います。

裏ドールに憧れを持っていた主人公・南里と、とあるきっかけで南里に引き取られることになった不遇の裏ドール・シン。
突如として始まった2人の生活ですが、これがとても穏やかでささやかな幸せで満ちあふれたもので、なんとも心地が良くかわいらしいのです。
一緒に食べる食事や、シンプルなショートケーキ。
心許せる頼もしい仲間たちの存在。
そんな、日常の中にある小さな幸せが1番の幸せであり特別なんだと思わせてくれます。

ただ、それでは終わらないのが凪良先生。
不思議なタイトルに惹かれて読み進めると、次第に意味合いが複雑に変化していき…
きっと読み終えた頃には読み手にとっても特別な言葉になっているでしょう。
点と点が繋がるような結びもお見事です。
人間とアンドロイドの恋の行方はいったいどうなるのか?
ぜひ最後まで見届けてみてください。

改めて読み返すと、このお話はたしかにフィクションなのだけれど、もしかしたら遠くない将来に現実でも起こり得るのではないか?と思わせるような情勢描写ばかりで驚きました。
どうかこんな未来にはならないでほしいと願うばかりですね。

青春の続き

すごくすごく良かったです。
あれから10年後…ということもあり、ギヴン本編にあったヒリヒリ感が良い意味でマイルドになっていて、大人になった彼らだからこその今を安心して眺められました。

正直なことを言えば、個人的に完結巻にあたる9巻はいまいちすっきりとはせず、もう少し違うアプローチのものが読みたかったなと思ってしまったのです。
いったい主役は誰なんだ?と感じたというのかな。
ですが、こちらの1冊を読んでとてもすっきり。
本編と同じく3CPが登場しますが、誰1人として脇役になることなく、本当に良いバランスでまとめられていてすばらしかった。
こんな未来が読みたかったがここにありました。

読んでいてちょっぴり浮き足立つようなわくわく感が味わえたり、ああこんな関係性になったんだなあと感慨深くなったり、一方で10年前と変わらない空気も感じて懐かしくなったり…
合間合間に挟まれるクスッと笑えるエピソードに癒され、10年共に過ごした恋人たちならではの穏やかで自然体な甘みにホッとする。
特に、立夏と真冬・秋彦と春樹の今の雰囲気がすごく好みでした。
これはもう少し読みたくなってしまいますね。

大人になり、仕事も生活もあの頃とは変化したことも多々あるけれど、それでも彼らはこうして音楽を続けている。
1冊を通して、眩しかったあの青春の続きを一緒に追いかけられたようでうれしいです。
最高の後日譚でした。

毎巻おもしろさが増していく

相変わらずの素晴らしい画力に、メリハリの効いた読ませるストーリー。
本当にこちらのシリーズは毎巻全力で読者を楽しませてくれるなあと思います。
作家さんご自身が心から楽しんで描かれているのが伝わる作品が大好きです。

あっと驚くピリッとした展開と、コミカルな学園生活に、むず痒さが増してきた椿と兜の関係。
イビツやアヤなど、個性豊かなキャラクターも増えて、少しずつ賑やかになってきたモンスターアンドゴーストも第3巻。
今回も早く次が読みたくなるおもしろさでした。

読みどころはたくさんあったのですが…
やはり、椿と兜の内面の変化が1番印象的だったかなと。
幽霊である兜との奇妙な日々を送る椿でしたが、その奇妙な生活がだんだんと特別な日々に変わっていく図が、読んでいてなんとも気持ちが良いむずむず感に包まれて心地が良いのです。
兜からの真っ直ぐな言葉のひとつひとつが、今の椿はもちろん、不遇の生活を送っていた幼少期の椿はまでもを救うかのようでなんだかグッときてしまいますね。
今回は初めての感情に戸惑う椿が愛おしくて仕方がなかったです。
男の色気と筋肉と初心なかわいらしさと優しさが共存した稀有なキャラクターで、こんなの好きにならずにはいられないってものですよね!
対兜へ向ける表情がすごく柔らかくてたまらないなあ…

そして、お互いがお互いを特別に思っているメーターはどんどん上がっているのがわかるというのに、片方がすでに亡くなっている点が一筋縄ではいかないおもしろさをうまく演出してくれているなあと思います。
物語の始まりからドンと置かれている、この大きな壁が今後いったいどうなっていくのかが非常に楽しみです。

3巻目もそうきたか!となる引きが見事で、読み終えてすぐに4巻の発売が待ち遠しくなってしまう…
観察力が鋭く、何を考えているのかがわからないちょっぴり不気味なイビツの行動も気になりますし、何回も読み返しながら次巻を楽しみにお待ちしております。