1巻の最後で、修一郎は敦士の元カノの弟であることが明かされ、物語は切ない方向へ行くのですが……
2巻ではなぜ修一郎が敦士を好きになったのか、そこの過程が明かされます。
…が!その場面が可愛い!!
敦士ホントはとっても一途な子だし、
そんな敦士を好きになった修一郎がなんとか自分を好きになってもらおうと悩み、画策して…最初のアホっぽいほどに明るく声をかけたシーンにいくのかと思うと、切なくて愛おしいです!!!
最近読んだBLでは、いつの間に好きになったの?まだおセッセには早いだろ!?って作品も多かったので、2人がどのように相思相愛になったのか、その過程がきちんと描かれていてとても良かったです。
そして毎度ながら、ほむらじいこ先生が描かれるおセッセシーンの受けの幸せそうな笑顔がたまらなく好きですーー!
4巻続いたお話の最終巻。4巻は開人と伊介、2人の良さが一番伝わってきました。おはおやシリーズは最終巻まで読んでこそ良さが分かると思います!
今回は、開人、伊介双方の両親が出てきて、お互いのことを親に紹介するシーンがあります。
開人が自分の父親に、結婚はしなくても(世間的な型にはまった幸せを得ることは無くても)俺は幸せだよって言うところ…泣きそうになりました
あとは、伊介の実家に2人が一緒に帰り伊介が自分の部屋で過去のことについて振り返るシーン。伊介が開人と出会ってどれだけ前向きになれたか、前に進めたかが分かってグッとこみ上げてくるものがあります…伊介本当に成長したなぁ;;;;
そして個人的に最後の書き下ろし、ひじょーに萌えました!!可愛いのは2人ともだっつの!!!!笑
4巻通して特別衝撃的な事件とかも起こらないので安心して読める作品でした。
日常に何気なくちりばめられている幸せこそ、一番大事でかけがえのないものなんだ。と教えてくれる作品です。波真田先生、心温まるお話をありがとうございました!
私には、汚れた泥のような周りの世界に虐げられながらも生き抜く兄弟こそ、美しい蓮のように感じました。不憫で、とても美しい。救いようのない歪んだ執着愛でさえも2人が生きてきた証なのだと感じました。
ただ、最後のエピローグの兄の言葉。本心で言っているのか強がりから出た言葉なのかイマイチすっきりしません(´・ ・`) 急にネタバレをするのではなく、ほのめかす程度で、あとは読者の解釈に委ねるという感じでも良かったかなと思います。内容が濃くインパクトはある話ですが、萌はあまり感じられませんでした。
ためこう先生、○○ボーイアンソロの表紙を描いていた方で、絵柄がとても可愛らしくて好きなので、ぜひ次回作はほのぼの癒される系BLを描いていただきたい…!!
「こっちむいて、愛」はふゅーじょんさんの試し読み広告を見て、その時点で気になって仕方がなく、発売すぐ買いに走りました。
結果。当たりでした(;▽;)
私的ベストBLのかなり上位に入りました!!
さて。内容ですが、ノンケで彼女ありの友人に、報われないと自覚しながらも片思いしている健気で不憫な受け(鈴原)を、隣人のヤリチン攻め(西野)がほうっておけなくて…2人はぶつかりながらも不器用な恋をする。ざっくり言うとこんな話です。
受けの鈴原くんも健気で可愛かったですが、個人的には西野くん好きです。
ヤリチンと見せかけて、"本命の鈴原くんに対しては"不器用になっちゃうし、誠実でとてもいい人です。
そしてタイトルのこっちむいて、は西野くん目線で「鈴原、俺のほうをむいて」という気持ちらしいので
余計愛しいです…(;▽;)
鈴原くんが片思いしている友人、中山くんも嫌味がないし、中山くんの彼女は腐女子なのかな?西野×鈴原の関係を聞いてテンション上がってます笑 ので、周りの人間関係にも不快な思いをすること無く読めると思います。
絵の綺麗さ、テンポ、話に無理がないところ…どれを取っても今回がBL初挑戦の作家さんの作品だとは思えません…凄い…!!
みちのくアタミ先生、これからもずっと応援していきたいと思います!
正直言って、攻めの朝一はあまり好きになれませんでした。ファンの中から好みの女をあさってヤれればオッケーみたいな。
一途なヨルに対しても、初めはキモイだの何だの冷たく当たるし。
他の方も書かれているので詳細は省きますが、朝一が途中で痛い目にあうシーン。犯されるほうがどんな気持ちだか思い知ったか!って私はなんかスッキリしちゃいました。ごめんなさい。笑
裏社会感満載で作中で朝一にえげつない事してますが、身内やヨルのことがあっての行動だし、いおり兄さんのほうが一途で絶対いい人だと思うけどなぁ…
痛い目みてからは、朝一も少し改心したのかな?ヨルの事を心配したり、付き合うとは何だっけ?と自問したりと可愛い面もみせてます。
まあでも、現実には朝一みたいなクズ居るでしょう。
考え方によっては、朝一のクズさがあるおかげで話に現実味があって生々しい人間らしさが出ているのかも。
世の中綺麗な恋ばかりじゃないもんね。
一方受けのヨルは一途だし美人だし優しいし尽くすし…作品に癒しを与えてくれています。朝一にはもったいなさすぎる!!
この作品は、綺麗な話の展開や単なる可愛さ、萌えを求める方には合わないかもしれません。
ただ、最近店頭でよく見かける、絵は可愛いけど中身がないBLより個人的には高評価です。色々衝撃ですが読み応えあります。読んでみて損は無いと思います。
最後に。朝一くん、今後ヨル以外に目移りするようなことがあれば私がぶっとばしに行きます。笑
はらだ先生の作品は「やたもも」に続き二作目です。
アブノーマルな性癖をお持ちの方が続々登場します。
「変愛」 「メシアの厄日」はギャグタッチなのであまり嫌味がなく軽く読めました。
「教室の歪み」はなんというか…見てはいけないものを見てしまった興奮、と言えばいいのかな。受けの子が余りに攻めの先生に依存していてちょっと哀れになりました。欲を言うともう少し愛が垣間見えるプレイがあったほうが良かったかな。
「止まり木」「俺の同級生が~」はちゃんと愛もある感じなので安心して読めました~!特に「止まり木」は後半ホロッとさせられます。無愛想な天使くん可愛い!!末永く幸せにやってほしい!
全体的にエロいです。
個人的に、はらだ先生の描かれるキャラは目の表情がなんとも色っぽくて惹かれます。