色々なサイトのレビューを見て、購入を決意しました。決め手は、グロと鬱があるというところ…でしたが、思ったより、そこは控えめだったかも…?とは言え、腕を切ったり断面だったり肉の描写はありました。苦手な人は注意です。ですが、描写するかを確か選べますのでご安心ください。
全体的なストーリーの流れ、これが自分としては大ヒットでした。主人公には、定められた、決して覆すことのできない強い運命があって、必ず死ななくてはならない…
──なんというか、2つ並んだ座席があって、1つは主人公の指定席なんだけど、もう1席は誰が座ってもいい、誰であってもおかしくない、みたいな…
どのストーリーも、まあ、そんな運命線を辿るので、展開はほぼ同じです。けれど、個人的にはそこが良かった!絶対的に変えられない、強い力を持った一本の軸となる運命を背負った主人公。主人公と人生が交わらなければ他の人は生き永らえることも出来るけど、主人公と人生を交わえたが最後、必ず訪れる死…死の座席は2席セット、着席確認後発車みたいです…。
次に良かった(?)のが、主人公のお相手たちが、なんというか、4人中3人がもう運命と思った別の相手(或いはこの人でもいいかと思えるような相手)と出会っていて、なんやかんやとうまくいかなかったその後の話という雰囲気。…主人公との恋は苛烈で特別な恋ではない、なんなら恋心も無いところです。お互いに、この人だ、この人だけ、と思い合う感じではなく。主人公が年下のため、みんな甘やかすというか、年上の包容力はあるなぁ、と。主人公も、なんとなく気になるから始まって、好きになる描写は薄かったかなぁ…?
エロは少し控えめかもしれません。
物足りなさは感じました…一回一回が、薄いというか、お上品目なセックス…?攻め主が受けを窺いながらの優しい感じです。欲望のままに貪ったりはしない…
けれど、それをカバーするストーリーです!
セックスは、エロよりも尊さだぜ!
愛よりもお役目から入るから、尊い…段々と気持ちが重なるのか…?という…
しかしながら、ハピエンではないため、ここは少年漫画なら絶対敵を倒せてた…ってところで死にます…世知辛…けど、特別でない人間ってこんなもんですよね、妙にリアル…。そこが良い。報われなさ、やるせなさが苦しくて、心に響きます。
ゲームをしていて気になったのは、選択肢が少なかった印象…でした。
んああもっと選ばせて!
なんというか、直接的に攻略キャラクターとの絆に、関係ないような選択肢で運命定まった感じでした…。気のせいじゃないと思います…もっと、攻略キャラクターとの関係を構築していくような選択肢で困惑したかったです。まあ、本筋がbadendみたいなもんだから?なんですかね…。
全員攻略後のその後のストーリーは、まぁ好みは分かれるかなーという感じです。自分にはイマイチ響きませんでした…これなら無い方が良かったなぁ。救われる人もいるかもしれませんが…
期待した感じではありませんでしたが、ストーリーは個人的には大満足のメリバでした!
生死の概念を捨てればハッピーエンドと言えるのかもしれません。自分もまだまだ人として浅いですね!
表紙の絵は好みで表紙買い、ウキウキで読み始めたものの…
開いてみて数ページで断念、残りはパラ読みしました。作者さん、背景が苦手なのか、でも空白が嫌なのか…多分、トーンの柄入れ自体が好きなのだと思いますが、私には貼られたトーンがガチャガチャチカチカして読みづらかったです…。プラスで横書きの文字が入った瞬間に酔いました。
でも、言いかえれば、ハイセンス。トーンが沢山入れられているからカラーみたいで楽しいです。好みの別れる、読み手を選ぶ作品かと思います。
個人的に、キャラの顔の描かれ方が単純に好みでなかったのもあります。表紙の受けの顔は割りと好みで、そこしか見ていなかったこともあり、、
漫画の中の描画線が何故か薄く感じ、キャラの目のサラッと描かれた感じと鼻が気になってしまいました。
ですが、表紙の絵と漫画の中の絵、そう変わりなく、表紙詐欺ではないです。絵も下手ではないです。
だからこそ、何故かイマイチ受け付けない自分にがっかりしてます…ウキウキの分だけ悲しみがおさえきれませんでした…
絵が可愛いです。優しい素朴な雰囲気を感じます。
可愛い系の受けは好みじゃなかったのですが、この作品の受けは可愛いだけではなく、引き込まれる魅力があり好きです。
設定は、ファンタジーではまあお馴染みの不作の年に、村から売られて嫁がされるという展開。村の人も苦渋の決断で、売られる話の中ではソフトで優しい方だと思います。売られた先の人も良くしてくれて、そんな中で自分の旦那さんとなる人は素っ気ない──ううーんありきた。
お嫁さんになるための儀式でエッチな感じです。本番は最初はなし…なのに、ドキドキ…
受けが吹っ切れて、なんやかんやあって段々と攻めとの距離が近づきます。そしてクライマックスになり、苦難を乗り越えてハッピーエンド!それらが丁寧な描写で描かれています。
…どこかで聞いたことのあるような、王道みたいな話なのですが、何故か引き込まれる魅力のある本でした。正直、印象の薄い地味めな話だと思っていたのですが、何故かしばらく記憶に残る、インパクトが強い。しかも、面白い…自分でも何故だかわかりません…なのに、読み返しても面白い、何度も読み返したくなる不思議…
なんだかぼんやりした感じがします、ありそうで作品としてはなかった本なのかも知れないです。自分でもこの気持ちが謎なのですが、忘れられそうにない一冊。ひっそりと、それでいて脳に刻み込まれる作品だと思うので、神評価にしました。
気になる人、是非読んでください。貴方にとっても、記憶に残る一冊になるかも知れません。
睡眠姦と聞き、いてもたってもいられず購入しました。
絵の雰囲気、キャラの肉付きが立体的に感じられて好きです…えっちだなぁ…。セックスの前座の表現が、焦れ焦れして上手いと思います…!
『くるぞくるぞ』と読み手もドキドキしてしまう…!
構図も、描くのは難しそうだけど、そう、この体位でみたかったんですよ!というのを叶えてくれる、まさに痒いところに手が届きました。
受けのおっぱいの感じが好きです…魅力的です。胸板?ぺったんこなのに肉づきを感じられてエロいです。触りたい!吸いたい…
ストーリーは、『焼けぼっくいに火がついた』印象でした。受けも弟のように思っていた攻めに、手を出され(睡眠姦未遂)を意識してて、家族愛以上の気持ちを持っているし、攻めはそもそもその気、、
全体的に、大人な雰囲気が常時ただよっているように思いました。
睡眠姦…は切っ掛けでその時の本番はなかったのが残念に思いましたが…それでも、表現力は素晴らしく、肉感がエロくドキドキしました!
攻めのもの、受けのものというより、対等な恋人同士というイメージのカップルでした!
面白かった…!
世話焼き受けをこよなく愛している人には是非読んで欲しい作品です。
ストーリーとしては、攻めの行動原理が可愛いです。受けとは親友同士で、最初、攻めは受けへの気持ちを友愛だと思っています。受けに他のやつともつるんでみれば?というニュアンスのことを呆れたように言われ、受けに自分と居るのが一番だと思ってほしくて、もっと魅力的な人間に変わろうと、コミュ力を上げようと努力する攻め…かんわいいいい!!
受けのこと好きすぎない?好きすぎるでしょ早く恋だと気づいて!!
最初は、余裕ぶっていた受けも、攻めに人気が出て来て、モヤモヤ…
初恋の相手が攻めで、高校生になって目が覚めた(男同士じゃん、ゴッツイ男じゃん)という設定、ありきたりですがそこがいい!王道ですね!
段々と友愛が恋愛に変わっていく様子がとても可愛い!こっちもドキドキしちゃいます!うまくいかないわけがない、と思わせてくれて、ストレスなく読めます!ハッピーエンド万歳!
ただ強いていうならば、最初に受けが攻めを突き放した理由が、薄く感じました。あっさりし過ぎというか、男同士はない、と言いながら……全然悩んでない感じがしました。最初から好きだったから?と言えば納得できる…?
話のメインは両方思いの駆け引きのように感じました、それはそれで面白かったのですが、人間味が薄い。個人的には、受けは特に、もう少し恋心に葛藤して悩んでいる姿が欲しかったです。一方で、自然な駆け引きが上手な印象も。攻めに対してあっさり引くシーンでは、我慢や攻めへの思いが伝わってきて、叫びたくなります…。
全体的に絵は下手ではないのですが、色気がもっと欲しいというか…僅かに艶を感じるからこそ余計に惜しく思いました。
ですが、キャラのふとした瞬間の表情や、目の感じがとても魅力的です。キスのときなどの受けの顔がとくに、バブみを感じる顔でよきでした。好きです!艶っぽい!
表情や仕草で読み手に感情を伝えコマを魅せることが上手い漫画家さんだと感じます。違和感なく楽しめました!
ややあっさりめですが、ストレスなく読める良作ですよ!
絵は、どちらかというと綺麗です。キャラの手足の細さ、しなやかな感じが瑞々しく、成熟しきれていない、もう少しで青年となるような、学生らしさが出ていてエロいです…。個人的に好きです。
ストーリーも田舎の鬱々とした感じ、独特の雰囲気があり良いと思いました。
内容としては、キャラ個人のパート、全体のストーリーも、少し物足りなく感じました。一人一人のパートの中で、キャラ同士の関係や、感情は伝わって来ますが、もっと知りたい!と思いました。目当てのキャラの話が薄かったからかもしれませんが、続きが出て欲しい…。
この一冊の中のメインは兄弟の話だと思います。
ですが、多分物語としての核心にはその兄弟はあまり関係ないのかな…?最後に黒幕だったりが出てくるのですが、取って付けたよう…と感じてしまいました。もう少し黒幕の子の恋愛感情を、台詞で説明するのではなく行動で見せて欲しかったです…。
というか自分に読解力がないからなのですが、なんであの人、学校を潰そうとしてるのだろう、とか、逆に何でこの子は必死に復興させようとしているの?だったりが一回読んで読み取れず、モヤモヤ…。でも、読み流してしまっただけで、描かれているのだと思います。
総合的な感想は、そこそこ面白いと感じました。続きが出たら買いたいレベル!買って損はないと思います。シリアスではないけれど、ちょっと危ういような、最後の煮え切らないような、憂鬱な雰囲気が良い…。
最後に一言添えさせてください、(個人的な好みの話ですが)シーソーは良いぞ…。