アルク先生の新刊。お待ちしておりました。
なんだかんだデビュー作から今まで読んでしまっているのは先生の世界観が好きだからなんだよなあ…。
アルク先生のスパダリ攻めと薄幸の受けって組み合わせ最高じゃないですか…
しかも攻めは過去に受けに対して酷いことしてたりするやつ〜!
攻めのした事は最低なんですよ。
しかもそれが人づてに聞いた噂話を鵜呑みにして本人に確認もしないで攻め自身は悪気もなく、多分それを言って今後受けがどんなことになるかも考えずについ言ってしまった!みたいなね。
それを後悔して大人になってから受けに償おうと色々受けを甘やかす展開は好きなんですけど、もうちょっと攻めざまあが見たかったなあという気持ちも多少は…w
登場人物的には攻め、受け、当て馬、性格の悪い女が2人。
この当て馬さんを幸せにしてあげてください〜
ひょんな事からBLの世界が見えるメガネを掛けることになった主人公と、そんな主人公の視点で見る上司2人のBL模様。
このメガネ、実は元の持ち主(先輩女性社員)の妄想が見えるというわけで、メガネを通して見えるものが現実なのか妄想なのか混乱してしまう主人公くんが可愛かったです。
帯にもあるように「全部妄想です」なんですが…
以下ネタバレ
メガネを通すとモブ顔メガネの主人公くんも可愛い顔になったり、そんな主人公くんに攻め様をあてがおうとする先輩がいたりと、楽しく読むことができました。
(最終的に主人公くんにも攻め様登場か?!そこんとこkwsk)
まあ、上司2人は妄想でも現実でも好き同士というオチ。
現実は小説より奇なりとはこのこと…ჱ̒¯꒳¯)⟡
ただ、BLとしてはウーン…?物足りないかなあ…
主人公くんのBL展開が来たらまた読みたい。
若干ネタバレあります。
受けのことを好きなあまり、幼い頃から意地悪しちゃう攻め
、なんて、本来なら好きな設定のはずなのに、この攻めはいざ受けに告白するもそれを拒絶されると今までの自分の態度を棚に上げて受けへ八つ当たり的な言動。
ここで、受けへの態度を後悔して真摯な思いを伝えるとか、謝罪の言葉ひとつでもあれば高評価なのに、自分がこんなことするのは受けのせい的なニュアンスの発言にポカーンとなりました。
自己中心的が過ぎて読んでいてイライラ。
受けも簡単に流されすぎて、どこで攻めを好きになったのかイマイチ。あと、普通に当て馬の女の子がいい子だったので彼女には幸せになって欲しい。