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頑張ってほしい

様々な販売サイトのレビューで低評価だったので、何かあったのだろうかと思いつつも春菊先生のファンなので読みました。
正直ビックリしてます。一体どうしちゃったんでしょうか……
最初は絵の変わり方に驚きました。高野さんは黒髪でほとんどトーンが使われることはないはずなのに、黒髪ベタ塗りとトーン髪のバランスが悪すぎ。
唐突にトーンになったかと思えばベタ塗りに戻っていたり。
絵を描く側の人に聞いてみたところ、時代に合わせて試行錯誤してる途中なんじゃないかと言われて納得しました。
でもいつもよりも絵の描き方に雑さを感じたのは私だけじゃないはず…。
なんだか辛辣なことばかり書いてて申し訳なくなってきたのですが、中村春菊先生の大ファンだっただけにこの変化は正直悲しいです。
律っちゃんのツンツン感も相変わらずで、全く距離の縮まらない二人の関係に、正直グダってきてしまったなぁというのが本音です。
ここら辺で展開をガラリと変えるような事、起きないですかね。
律→→←←←←高野 な話が毎回続くとやっぱりどうしてもマンネリ化すると思うんです。
これからどうなっちゃうの!?と単行本組が雑誌を追いかけたくなるような展開、欲しいです。
せっかく本物のエメラルドも発行されるようになったのに、このままじゃ勿体無い。
ファンの隙をつくような春菊節を出してきてほしいです。

ナイスコンビですよね

話数を重ねる毎に歪みを増していく黒瀬くんの表情に注目しつつ見ています(笑)

3巻からかなり続きの気になるところで4巻に続きましたが、
この巻では主に城谷さんの過去が描かれていました。
潔癖症になった過程がはっきりと描かれていて、城谷さんの全く自覚してないところでトラウマ化したんじゃないんだなぁと思いました。

黒瀬くんは段々「城谷さんは俺だけに許してくれている部分がある」から「城谷さんは俺に汚してもらいたがっている」と解釈し始めている点にとてつもない歪みを感じますね。もちろん良い意味で(笑)
そしてそんな黒瀬くんにあながち否定出来ず、そうされるのも悪くないと思ってしまっている城谷さん。ナイスコンビだと思います。

これから黒瀬くんの過去も明らかになっていくんだとは思いますが、
カウンセラーと患者?という立場の2人なのに、良い意味で純愛どこか遠いような展開に期待しかありません。今後が楽しみですね。

ファンタジー要素、余すことなく詰め込みました。

まさに求めていた設定を余すことなく詰め込まれたファンタジー要素たっぷりの作品でした。
〝生贄〟として吸血鬼の元に捧げられた受けの真っ白な心に徐々に惹かれていく攻め(紳士系攻めだと尚良い)的な展開のBLは無いものか…と探し続けてようやく辿り着きました。
どうにも〝吸血鬼〟という設定に焦点を向けるとギャグ要素の強い作品になってしまうことが多くて、もっとダークな雰囲気の作品はないのかなぁと思っていた矢先に出会いました。

設定も表紙の絵柄の綺麗さも全く文句無しなのですが、
受けが堕ちるのが早すぎやしないか、とは思いました。
吸血鬼の攻めの方が、ただの人間の生贄と思っていた受けにハマっていく展開かと思いきや、まさかの逆パターン(笑)
突然ビッチ感(?)のある受けに変わってしまったので、若干動揺しつつ読み終えました。

長くなりましたが、吸血鬼展開のBLが読みたい!という方や、生贄という立場の受けに萌えを感じる人にはなかなかオススメできる作品なんじゃないかと思います。