一言で、泣けます!
前作『誤差のハート』では結構嫌味な役どころ。どちらかと言うと傍若無人っぽい雰囲気が強めでした…が、今作ではまさかの展開!
「あんな風に愛されたいなぁ」はしっかり伏線でしたね。ただ、前作とのギャップが強すぎて、個人的には「キャラが定まってなかったのかな?」とちょっと疑問。
愛しているのに恐怖心から何もできない烏童兄。そんな烏童に苦しめられた過去を持ちながらも、彼に愛された清竹。悲観主義な烏童ですが、恋心が募って爆発するシーンも。そういう描写から、ずっと想っていたことの重みが伝わります!一途に愛してます。
ただ、清竹の心情がいまひとつ読み取れませんでした(私の読解力の問題かもしれませんが)。烏童にされたことに関して完全に吹っ切れた、という描写がないまま烏童を好きになってしまいますね。でも、そんな清竹が無限の器で抱きとめてくれているからこそという感じも。
二人ともある意味で純情にできています 笑
タイトルはバッドエンドを連想させますが、緒川先生らしい綺麗なハッピーエンドです!ハッピーエンド好きもおすすめの一作!