こういう作品をまさに神作品というのだな、としみじみと実感しました。
BLを読んでいると私はよく頬が緩んでニヤけてしまうのですが、“囀る”を読んでいる時はどんなに矢代が美しくて淫らだとしてもそこに常にどことなく切なさを感じてニヤニヤなどはせず、むしろ涙が出そうになります。そんな魅力的なキャラクターを生み出せるヨネダコウ先生は本当に素晴らしいと思うしストーリーも文句なしの100点で、割と多めな登場人物にも関わらず一人一人が個性的で埋まってしまうことなくそういう所でも感心させられてしまいます。
3巻では矢代の気持ちの変化も少しずつ現れ始め、ますます面白くなってきました。続きも気になります。
4巻が楽しみです。