短編集です。
最後の2話は番外編集のための書き下ろしで、5巻黎明の琴音さんと繋がっています。
色んなエピソードがあり楽しめました。
泉里、攻め冥利に尽きるなあ!
もちろん水琴の異能を含め愛して守ってってのもありますが、田舎からまるで身請けのように引き取り生活や色事など全てを囲い…。
と思っていたら水琴の服のセンスがすごい!なお話が出てきて、え〜意外!な楽しさもあり。
そして最後の2話がやはり悪食らしさがつまってました。
確かに全ての繋がりの中心に琴音さんがいて、あなたの存在生き様が究極の推し活かもしれない。
そして最終話で琴音の家族が出てきて(泣)
琴音さん、我が人生に一片の悔いなしですか?幸せでしたか?
圭月も寅次郎も先にいなくなり、でも子供や孫やお嫁さんと家族の裾野が広がりましたね。そして現代の水琴へと…。
これで悪食が完結、本当に完結を受け入れられそうです。
櫛野さんの異世界転生もの。しかもスマホゲームに。
それもエルフに!
一気読みでした。
働き方改革からゲームのシナリオを変えたことでの修正力へと。
主人公ロウ(労)が前世の自分に出来なかったことやまるで自分のような立場のドワーフたちのために改革していくのは爽快でした。
信頼できるエルフの王レンドール。
めちゃくちゃ適応力が高くてびっくりです。それだけ労のことを信じてくれてるんですね。
楽しかった改革からゲームの修正力との戦いへ。
ここまで突き詰めてゲームとは?キャラとは?バグとは?修正力とは?と正面から向き合うのは珍しいですね。
正直もうBLないかな?このままゲームとの戦いでもいいかもと思ってたら!
労がお兄さんぽくてあんなに威厳があったレンドールをムラムラさせて(笑)
魔王とのこの先がどうなるのか気になります。
スマホゲームをしたことがないので新鮮でした。
発売の頃からずっと気になってました。
全編受けコウ視点というのもあってか攻めアルベリクの考えがさっぱりわかりません。
コウが異世界トリップしたら第一発見者のアルベリクの奴隷になってしまい…。
奴隷にしては取り扱いが心配していた感じではなくてホッとしました。
しかしやはり奴隷という設定じたいに馴染みがないので、コウの行く末などがいつまでも不安定なのがどうも…。
アルベリクと打ち解けたり商売の役に立ってもやはり奴隷。いつまでも性奴隷になる気はないか?とか奴隷の価値がどれくらい上がったとか。自分の読解力の無さのせいなのですがアルベリクがどうしたいのか、どうするつもりなのか?さっぱりわかりませんでした。
身体の関係が始まりますます混乱してしまい。
最後の最後にアルベリクがやっと気持ちを伝えてくれましたが、そうだったの〜!?
まあそうだよねなんですけど。
どうにも達成感?が複雑というか。
最初から主人と奴隷にしては距離感が不思議だったし、奴隷という立場もなかなか馴染めず。アルベリクの人となりをもう少し描かれてあったらどうだったろうか。良い人なのはわかったけど…。
とーーーってもシリアスでしたが、攻めがやっぱり名倉さんらしくて微笑ましく読み終えました。もちろん頼りになる大人たちも。
前世のダニエルの記憶が蘇り必死でウィリアムに近づこうと頑張るジョナス。
なんと!ウィリアムが養ってくれることになって!!
生まれ変わってもウィリアムと縁が繋がって良かったね!!!義父というか養父ですよね?
ダニエル殺害の真相に迫るところはとってもハラハラでした。
ウィリアムがダニエルの死を今でも追い続け、それでもジョナスに癒されいつしか養い子から愛する存在へ…。
開き直った?ウィリアムがもう名倉さん〜!ありがとうございます!な攻めぐあいで。
ジョナスもジョナスとしての譲れない人生設計があり。ダニエルを抱えたままジョナスとして二人の関係も築けて良かったです。
事件の解決前に二人の初夜があったので、大丈夫?こんなことしてる間に逃げられたりしない?と心配でした。
ウィリアムがご褒美ワンワン状態で、誰が何と言おうと成年になったら抱く!と強い意志ですね。
ジョナスを守る執事と副官もとっても良いキャラでした。
ウィリアムが読み進めるうちにどんどんワンワンになっていくのが面白かったです。
キャンプデートですね。
誘ってもらえたのが嬉しくて調べてしまう鳥飼。矢島の見せ場だったのに〜。
本編の時から思ってたんですけど、矢島のデリカシーのなさや受けをいたわり大切にしたりしないところが、うーんだったんですよね。
消防士でThe男同士!なのが良いところのはずなのに、つい攻めには受けを大切にしてほしい願望がわいてしまい。
いやいや、彼らは好敵手でもあるわけで対等な関係がいいんですけど。けどけど。
矢島が寝起きに鳥飼が他の男性と一緒にいるのを嫉妬しちゃって。
可愛いというか子供っぽいというか。
あ〜、攻めには包容力があってほしい。
しかしこの作品はこの対等な感じが魅力なのに。