ラインアップが好きな先生ばかりで豪華!という事で電子書籍専用雑誌を初めて発見しましたが購入しちゃいました。
どのお話もアオハルらしくて好きで大満足でした。特に月村奎先生が安定で好きだし、海野幸先生のは可愛かったし、川琴ゆい華先生はファンタジックで引き込まれました。貴志先生は初読みでしたが、好みのお話で今後色々読んでみたいなーと思ったので、こういう出会いも雑誌ならではで良いですね!
以下、ネタバレない程度にちょっとずつ紹介を。
①月村奎先生 アオハルスパイラル
高校の同級生同士の特進クラスと普通科2人お話。底辺から二つ目のクラスでヤンキーみたいなメンツとつるむ柚と、柚が小学生の頃のちょっとした出来事から敵視している文武両道優等生で生真面目な五反田。
月村奎先生らしい優しいお話で、父子家庭でトラウマからぼっちが怖い柚の成長と、生真面目な五反田の青春の勉強が良かった。どこか抜けてる五反田とイマドキな柚のやりとりも楽しい。柚が拗らせた部分を五反田と過ごす中で自分らしさを取り戻していって、家庭も学校もどこか憎めなくてホッとするお話でした。
②安西リカ先生 ブレイクライン
高校陸上部の選手と、同級生で生徒会カメラ担当のお話。陸上部選手の市川と、陸上部のいい写真を撮ってくれている新名。2人の陸上にかける熱と、高校卒業後までを描いています。スポーツ出来そうな体型なのにインドアな新名とそんな彼に部活仲間とは違う安らぎを感じる市川。陸上に熱心に興味を持ってカメラを向けてくれる新名に見守られて練習に励みます。
キラキラしてるけど、甘すぎない。爽やかでどことなく静かな雰囲気のお話で、丁寧な心の動きが安西先生らしくて良かったです!
③海野幸先生 君と世界の中心で
美術部で同級生な2人の話。主役級体育会系な美術部員(絵は壊滅的)と、平凡だけど度胸のある美術部員。
絵が壊滅的で身体が大きい体育会系な高村。先輩達から遠巻きにされる彼に絵を教える役割になった悠太。最初は悠太もビビりながら接しますがわかりやすい高村と次第に仲良くなっていき、一生懸命絵に向き合う2人にほのぼのします。別の部活の先輩が乗り出してきたり、波乱もありますが高校生なので平和で優しい。とても可愛いお話でした。
③川琴ゆい華先生 21時に教室で会おうよ
同じ高校の全日制に通う生徒と夜間制に通う生徒の不思議な話。
顔にあるアザ太田母斑に悩む那生と、夜間制に通う明るい性格の広暉。同じ年齢の2人は、同じ机の置き忘れたゴミとノートをきっかけにメモで文通のようにやりとりを始める。そしてミサンガを渡すために実際に学校で会ったり交流は続くけれど、音楽の話やちょっとしたやりとりに少しの違和感があって…というお話。
引き込まれました!ネタバレなしで読んでほしいお話です。結末もスッキリして良かった。
④椿姫せいら先生 七日間の恋人
明るく楽しいお話でした。
エリートおぼっちゃま学校の庶民な特待生と、御曹司中の御曹司。高校卒業を控えた2人が、仮初の恋人になって7日間やりたい事をやり尽くしてから卒業しよう!というお話。
寮生なのでハプニングもありつつ、仮初の恋人になった2人。青春ど真ん中!なデートが楽しめちゃいます。可愛いお話で、同級生ならではの思い出とかきゅんとしました。
⑤貴志葵先生 放課後、ほうき星に会いにいく。
初読みの先生。
オンラインゲームの友だちとオフ会で会うことになった高校生2人のお話。律希は友だちにトラウマのある内気な大人しい子で、彗太はキラキラグループにいる学校の人気者。実は同じ学校なのに、内緒にしている律希だけど、オフ会後にLINE交換してしまい…というお話。
ちょっとずつ見栄を張ってしまう律希が高校生らしくて可愛くて、彗太も明るく爽やかな「陽!!」な感じの子で、遊びに行く様子が可愛らしくてめちゃくちゃ良かったです。
主人公のアルト、もしかして隠れ攻略対象?なフェリクス、攻略対象だった王子エヴァリス、悪役令息予定だったジュリアン。主要人物たちで入った採掘場から(下)はスタートです。
ジュリアンも健気な良い子で応援したくなる子です。そんなジュリアンと協力していこうとするアルトもまた素直な前向きな子。そんな2人を守り支える王族らしくちょっと傲慢なところがあるエヴァリスと生真面目だけど優しいフェリクス。彼らの本当の運命と、それに抗うみんなの想いや絆、そしてアルトが断罪された本当の真相が明かされます。想像していた異世界転生とは展開が一味違って良かった!
(上)では入り込むまで時間がかかるなぁという印象でしたが、後半から加速して(下)では文句なく楽しく読めました!これから読む方はぜひ上下で一気読みしてください!
主人公に転生したアルトは、ひたすら攻略者と結ばれないように過ごした結果、断罪されて流刑になってしまった。全く見に覚えのない罪で、冤罪だった。被害者は自分に好意を示していた王子の婚約者で公爵令息(悪役令息)。しかも彼は、アルトがなるはずだった光の神子だという。流刑で辺境送りなったアルトは日々任務について、自分の管理官であるフェリクスに憎まれ口を叩きながら日々を過ごしていくなか、フェリクスとアルトの関係は少しずつ変化してい…というお話。
罪人といっても不当な扱いはされず、悲壮感はありません。日々の任務を頑張っているアルトのお話です。好感度マイナスからの真面目なフェリクスとの恋が前編のメインです。
途中、悪役令息と王子が出てきてからが面白くなってきたのですが、後編に続きます。
作家買いです。
新入社員の望田くん
勤務先の税理士事務所所長の桐生さん
関西弁混じり、仕事できる所長、話しやすい、電車で酔っ払いから女性助ける
いや、そんな上司惚れてまうやろ!な桐生さん
あたりが柔らかい、素直、キラキラした瞳、一生懸命
可愛い部下な望田くん
そんか望田くんが、密かに桐生さんに憧れと恋心を抱くお話です。木下先生らしくふんわりとした雰囲気で、どことなく望田くんの心境を反映したような静かなイメージです。嫌な人もいなくて、望田くんが恋を自覚してそれを隠しながら部下として桐生さんに接する1巻でした。
恋愛未満、片思い、社会人が好きな人にオススメです
楽しみなシリーズで、発売待ってました!
今作も楽しかったです♪
皇帝とのバトルと、怒涛の真実と、マッドとのひやっとするやりとりと、シュルツとのちょっとしたいちゃいちゃと…盛りだくさんです
前作で皇帝に一矢報いた(リドリーが、ではないですが)後、床に伏せる皇帝。しかし、これで皇帝が大人しくなるはずもなくまだまだリドリーに仕掛けてくるのです。もういっそ必死に足掻いてる感が強い皇帝…リドリーも負けずいつもの爽快感で楽しめるのでそこが楽しみな方、ぜひ読んでいただきたい!そして、このシリーズはじまってからの謎についての真実が明らかになります。ネタバレ抜きに読んでください。リドリーに関わるたくさんの方の、リドリーへの愛情が嬉しい。
そして、今作もBLあります!致した後はちゃっかりいつもの感じですが!笑
まだまだ盛り上がるシリーズなので、また一巻から読み直そうと思います!続きも楽しみです!
幼い頃出会った少女のことがきっかけで勇者になりたかったリヒト。しかしオメガであることがわかって、40人以上もいる側妃の1人として国王に召し上がられてしまった。国王に手籠にされてしまいそうになると蹴り上げ周りの側妃達から嫌味を言われながら逃亡を図り続けたリヒト。そんな時、本物の勇者ヴィクトールがリヒトを褒賞として欲しいと言い出した。側妃の次はアルファであり勇者の「物」かと自嘲するリヒトだったが、勇者はリヒトに手を出さず、買い物に行けばリヒトの短剣を買って冒険の準備だと言い出して… というお話。
リヒトがその境遇から、最初は卑屈だし羨むし…という様子なのですが中身は本来男前な性格なので前向きに勇者との生活に馴染んでいきます。少しずつ側妃という枷から解放されていき、ヴィクトールに惹かれていくのが読んでいてよくわかってよかったです。
ヴィクトールは強い勇者なのに泣き虫!品行方正な勇者なのにリヒトが貶められると良い勇者をとっぱらってしまうことも。リヒト大好きで、リヒトの嫌がることは絶対にしません…が、リヒト限定で変態さんでした笑
読んでいて気持ちのいい性格な2人で安心して楽しめました。
あと、2人以外の2人をお世話する魔物達がめちゃくちゃキャラが濃い!ばちばちの方言が登場して、ルビなしでは読めません笑
明るく前向きになれる話を読みたい時にオススメです!
人嫌いなライトハルトと、黒猫に変身してしまうミカ。
感情によって黒猫に変身してしまうミカ。ラインハルトに出会うまで、辛い思いをしてきました。
ラインハルトによって怪我を負った状態で拾われたミカ。ただの黒猫だと思っているラインハルトは黒猫には優しいけれど…
別作も読んだ事のある作家さんで、前回も悲しいところがあるけどその分幸せになれる、ぐっと読ませてくれる作家さんというイメージなのですが、今作も例に漏れずでした。
ぶっきらぼうで、人間のミカには素っ気ない態度だったラインハルトが、徐々にミカに甘くなっていくのがツボでした。最初のミカの不憫具合がすごくて可哀想で辛いけど、その分ラインハルトとのエピソードがぐっとくる。
色々ネタバレせずに読んでほしいので、ひとまず不憫からの幸せになるお話が読みたい方にオススメです!
アルバもオルシスも可愛い!
コミックスを読んで可愛らしかったので原作が気になって購入。
5巻まで出ているという事で人気なんだなーと思ったのですが、納得です。BL感はコミックス同様あまりない(2巻以降期待)のですが、気にならないくらいアルバ達家族、義兄の友人ブルーノ、殿下、アドリアン達みんなが可愛らしかったです!
幼い間に亡くなってしまう病をもったアルバ。義兄に初めて会った時、今とは違う人生の中で目の前の義兄を最推しとして愛でていた記憶が蘇った。でも、義兄の笑顔は自分が亡くなる事で失ってしまう。この先も義兄を愛でるためにアルバは長生き出来るように決意します。
BL要素は今巻ではほぼないのですが、その分兄弟愛、家族愛、友情に溢れています。丁寧に義兄義父との初対面から少年期をえがかれていました。冷えた関係だった義父と義兄、鬱屈を抱えるブルーノ、殿下、アドリアン達が、アルバやアルバの母、妹の素直さや愛情によってちょっとずつ影響を受けて、義兄義父なんてもう家族に対してデレッデレなので良きです!アルバ母や妹、義兄のクラスメイト達女子の存在も大変良い。特に妹のルーナちゃん天使です。アルバが苦しい病の中でも義兄を崇め愛情たっぷり家族を愛している姿が健気できゅんとします。
アルバの病を、ゲームの記憶が蘇るたびに、時間軸が違う中でどうにかできないか試行錯誤しながら、アルバの周囲の人たちもアルバのために病を克服させようと奮闘する姿に応援したくなります。
小さい子達のお話が好きな方、異世界もの、ほのぼの好きな方におすすめです。