非BLなのかと思ってましたが、やっぱりBL展開有り…?
というのも、ユリシスが最強に塩対応なので中々判断がつかないシリーズなのです笑
今作も楽しかった!
妹溺愛なシスコンお兄様ユリシス。悪役令嬢で破滅行きは転生者イザークのアドバイスによって免れましたが、今作では悪役令嬢続編の展開が始まってしまい、今回も妹イザベラが色々と大変な目に…。それを救う為にユリシスも王様(期間限定)なのに頑張ったり無茶をしたりと大忙し。普段はめちゃくちゃ冷静なのに妹のことになると沸点が超絶に低くなるんですよね笑
妹の窮地を救うのがメインなのですが、恋愛面もほんのりあります。ちなみに恋愛面ではユリシスが鈍いのでジハールもアンジェリカも苦労する。塩対応が基本なので甘さはありません!笑
ですが、悪役令嬢ものとか夜光花先生のファンタジーものがお好きな方は楽しいシリーズだと思いますので是非!
安心安定な月村奎先生。作家買いです。
行きつけのカフェ店員で大学生の大智を心のアイドルとして推している29歳SEの愛斗。うっかり好きだと言ってしまい誤魔化す為に「大智の叔父であるマスターが」好きなんだと咄嗟に嘘をつくことに。それを応援する為に擬似デートをしようと大智から提案されて…
咄嗟の嘘と、勘違いで進んでいくお話。大智が無邪気なニコニコ大学生で可愛らしい歳下攻めでした。愛斗は厳格な父に男らしく!と育てられ自分自身とのギャップに心苦しく感じてますがあまり卑屈になりすぎずおっとり可愛らしい受です。
大智の愛情表現がストレートなので気持ち良く、可愛いなぁ…好きなところ100個書くノートが出てくるんですけど微笑ましいです!
甘さに癒されたい時にぴったりだと思いました!
別世界の自分(年齢が全然違う)と突然強制的に入れ替わってしまった奴隷青年のアンリ。入れ替わった異世界の自分は、残酷非道だった王様。年齢は違えど顔がそっくりなアンリは、周囲の人たちから悪意に満ちた目で見られる中、ある軍人に保護されて…。
アンリが理不尽に振り回されて不憫で、終始可哀想で…!でも、元が奴隷だから本人がそこまで理不尽に怒るとかなくて、むしろ優しすぎる良い子だから、入れ替わった直後に警戒していた軍人クロヴィスも魔術師ギーも、残酷非道な王と同じ顔のアンリの善良さに絆されていくのがわかって良かった。
クロヴィスはアンリ王を恨んでいる青年で、丁寧な言葉遣いに真面目な性格。同じ顔の異世界人アンリの事も最初は別人だと割り切って見れなかったのですが、アンリの優しさやその性格に触れるにつれて可愛く感じるようになっていきます。子守唄のくだりは、そりゃあんな可愛い事されたら愛おしくなるわーとニヤニヤしてしまいました。
アンリは理不尽にも異世界で振り回されてしまって可哀想なのですが、最後のオチが大変好みで萌2です!
なつめさんの前作が好きだったので続編嬉しい!前作同様さくさく読めちゃいます。
今作は恋人同士になった2人の、お悩みとすれ違いと嫉妬なのですが、2人ともお互い大好きなのが分かってるし信頼しあってるのでモヤモヤせずに安心して読めました!
お互いに相手の為に頑張ってるのにすれ違って悩んでる2人が可愛くて可愛くて…!なつめさんが明後日の方向なのに一生懸命で愛おしい。えっち度も前作同様で幸せそうな2人に多幸感に溢れてます。
登場人物としては、なつめさんの幼馴染で親友な男性が登場しますが、めっっちゃ魅力的なので今後もいっぱい2人に絡んで欲しい。
なつめさんの前作が好きな方で、恋人同士の可愛いお悩みとかすったもんだが好きな方には見逃せない一冊だと思いますのでぜひ!!
楽しみなシリーズの第4巻!
竜まで手に入れたリドリー。前巻では皇帝陛下の不穏な計画で終わっていましたが…。
皇帝陛下一派の攻撃から命懸けの防御でハラハラ。次から次へと命の危険に晒されますがさすがはリドリーでスカッとしながら読み進められます!
シュルツは相変わらずリドリー命で、危険な奴隷の1人マッドの出現や、リドリーの妃候補の話に心が乱されまくりです。リドリーもシュルツを特別視はしていますが、マッドの登場やリドリーの加護のこともあり、シュルツはお預け状態のなかなかに可哀想な状態に…。
皇帝陛下の容赦ないリドリー潰しにぎゃふんと言わせるようなリドリーの策にワクワクしながらページを捲る手が止まりません!そして冷酷な策士と言いながらも甘さがあったり、皇后達に情が湧いていたり、皇帝陛下に喧嘩ふっかけられて燃えちゃうリドリーが楽しい!リドリーやったれ!と思いながらも、フラストレーションの溜まった皇帝陛下が何をやらかすのか、別の意味でフラストレーションの溜まるシュルツがどうなるのか、そしてあの条件を受けたマッドがどうするのか…次巻も楽しみに待ちたいと思います♪
悪役令息的に悪どい子だったユリウスは、現代日本人だった記憶が蘇った時、婚約者だった第二王子に婚約破棄を言い渡された。言動から周りはもちろん身内である義兄ラファエルからも嫌われていたが、心を入れ替えて獣人の子どもを世話したり前世で得意だった経理を頑張ったり…そうする中で辛辣だったラファエルの態度は軟化していって… というお話。
受のユリウスがあっさりした性格で周囲からの嫌われ具合とかにそこまで落ち込みすぎず、曲がった事が大嫌いという潔い性格なのが良い!
攻のラファエル兄上の徐々に変わっていく態度にキュンでした。生真面目で元々優しい人だなぁという印象。あと生真面目そうにみえてなかなかの執着な人です笑
獣人の子のティモもめちゃくちゃ可愛い。
ちびっこ好き、執着攻が好きな人にオススメです!
結婚相談所社長の息子真白は、母からのお節介を回避する為に咄嗟に同僚の楓と付き合ってると嘘をついてしまう。実は社長は『同性婚専門の相談所』を作ろうとしていて、息子の真白が結婚するのを待っていたという。それを逃したくない真白はあれよあれよと楓とのやりとりにものせられて… というお話。
上田にく先生のお話はいくつか読んでいるのですが、どれも可愛くてちょっとコミカルで、私のツボでヒットなのですが、今回も真白と楓どちらも可愛いくて可笑しくてヒットでした!
社長の息子で実はウブな真白と、会社では地味眼鏡だけどプライベートはチャラめな楓。2人の会話がテンポよく楽しい!熱量は違えど2人とも仕事をこなしがらも、真白がウブを卒業しようと暴走して玩具を買ったりとコミカル部分も多い。社長も横暴じゃなく恋バナ好きなおばさまで可愛かったです。
お道具は出てきますがギャグ要員でエチ度は低め、可愛くて面白いお話をご希望な方はぜひ!
辛い事が多かった前編の、少し希望が見えたかもしれない最後。そこからの後編。
前後編一気読みでした…最後までハラハラどうなるのかわからない展開だったので非常に楽しく読めました!ストーリー重視の方に、前情報なしで是非読んでほしいオススメの前後編2冊です。
一度どん底まで落ちた後の、憑き物が落ちて腹を括った海路が良かった。ホワイト蓮の若者らしい不器用さとか若さが愛おしい。そして光一の優しさや生真面目さに支えてあげたくなる2人の気持ちがよくわかった。何度もタイムリープを繰り返す海路の、これが最後だと決意して挑む高校三年生の生活が、これまでにないほど海路にとって充実して楽しい友情に恵まれた一年になったこと、そして明るい未来を思い描ける事がなにより読んでいて嬉しかった。
恋愛面も、蓮の海路への気持ちの変化がわかりやすくてキュンとします!前編が辛かったからこその海路と読者へのご褒美ですよね!