優しすぎる掛井さんと、優しくなりたい杜国くんの、おぼこく焦れったく甘ったるい恋物語でした。いや~萌えた萌えた(笑)杜国くんの切実さと不安、掛井さんの一途さと愛慕がゆっくりじっくり歩み寄り又は後退り、それでもゆっくりじっくり馴染みたいと望む2人の様子が慎重に描写されており、読んでて「ああん!焦れったい!」なんて太腿をバシバシ叩くこともしばしば。だがしかし!そんな焦燥募らす我が焦心も、終盤の甘甘な熱烈展開には萌えて燃えて萌え尽きて跡形もないでごわす。大満足ですたい!「好き」という想いが自他に与える影響力を、改めて思慮する事ができた作品でした。