嶋の、寡黙青年で過去を引きずっている感情抑えめな雰囲気に、野島さんの声がハマり役すぎます。喘ぎや泣きも、全開でやっている感じではなくて堪えているところがとてもエロいです。ちょっとトーン落とし目(?)な感じの野島さんボイスに完全に魅了されてしまいました。
また、外川の明るく陽気で、それでいてどこか暖かさを持った感じも、石川さんにピッタリでした。このお二方だからこそ仕上がった作品なのかと。
スピンオフ作品の「それでも、やさしい恋をする」では、会社の内線電話のシーンで野島兄と野島弟の会話があるので、野島兄弟好きの方は特にそちらと合わせて是非聴いていただきたいです。
2枚組の作品ですが最後まで飽きることなく聴けました。
また、原作未読でしたが、小野さん神谷さんの心理描写がとてもお上手で、聴きながら頭の中に情景が浮かんできてとても理解しやすかったです。
心の声が聞こえるということで、濡れ場のシーンでは小野さんのいろんな感情がだだ漏れしていて、聴いてるこっちの方が赤面しました。ある意味言葉攻めです(笑)
また、神谷さんの受けは初めて聴いたのですが、本当に心理描写がお上手で繊細で、「あ、いまのはすごい気持ち良かったんだな」とか「長谷部からの愛を感じて全部受け止めて幸せそう」と想像がつきました。神谷さんの受けに定評がある理由がよく分かりました。
そしてフリトは某DGSラジオのような仲睦まじいお二人の姿がうかがえます(笑)時間の要る作品とはなりますが是非聴いてもらです。