顔の良さで上手い具合に世渡りしていこうという考えの受け、大成の学校に
ある日、中学時代友達だと思っていたのに否定され、傷つけられた攻め、御徒町が転校してくる。
人生最大の汚点にきっちり復讐するため大成は御徒町に近づくが…。というお話。
シンプルですが、実はこの受け、相当なおバカさんでして。
復讐とは言って近づいたものの、おかずを分けてもらったり、一緒に下校したり、
その度にきゅんきゅんして、挙句の果てには告白されて嬉しいと言ってしまう始末。
これを恋と言わずになんと言うのか。なんでこの子はこんなにばかわいいのか。
途中、階段から落ちそうになる大成を助けたり、身長差べろちゅーのところなんかはきゅんきゅんしました。
なんだこのバカップル。と思ってた矢先に一波乱あるんですが。
復讐がバレて真実を言ってしまったことを後悔して泣いちゃう大成に、思わずこっちまで涙が。
結局仲直りも過去の話もうまくいくんですが、それまでにどれだけ大成が御徒町のことを大切に思ってるかが伝わってきて大変愛おしい。
徳子と安吉兄弟やクラスのみんな、当て馬役の御徒町の従兄弟もみんな個性があって読んでて面白かったです。
書き下ろしの後日談はよかったね、御徒町。ってな感じでほくほくしました。
笑えてきゅんきゅんできてちょっとほっこり、そんな素敵な作品です。
近頃話題の作家さん、ということで購入。
全体的にテンポが速かったのでサクサク読めました。
でもストーリー重視の方にはちょっと不満かも。
あと、基本無理矢理+すぐ挿入なのでそういうのが苦手な人にはあんまりおすすめできないかな。
表題作の受けはどうして今まで抱かれたい男No.1だったの…!ってぐらいのエロさ。
最初は無理矢理だったのに攻めの天使力にほだされていつの間にかあんなことやこんなことに。
後日談やカバー下の助監督の一言の所為で攻めに振り回される受けがまたかわいい。
なんだかんだラブラブな二人にこっちまで興奮しちゃいます。
他の短編もよかったんですが、特に『迷える神様に愛の手を』『彼のドSスイッチ』が好きです。
前作のちょっとプレイボーイな受けは攻められると泣いちゃったり思いっきり赤面したり。
攻めの鎖骨がとても綺麗でした…!桜日先生の骨ばった手のかき方も好きです。
この二人が付き合っていれば天上世界も平和ですね…(笑)
後作のちょっと地味めな攻めのドSスイッチ入ったところがまたなんとも…!
本作品の中で一番好きなドSキャラかもしれません。
あれで攻めを避けないだなんて受けも相当なドMなのかな(笑)
まだ前作の「年下彼氏の恋愛管理癖」を読んでいないので、一刻も早く読みたい衝動に駆られる…!
表情や擬音のかき方なんかも好みの作者さんなんでこれからも期待です!
ウリセンビッチな受けはずっと親友の攻めに片思い。
この関係を壊したくなくて必死だったけど、ある時攻めの衝撃的な行動を目撃してしまって…。
夜な夜な夜のバイトをしてる受けも相当な変態でしたけど、同じぐらい攻めも変態でした。
表紙の通り、中の絵もかわいかったです。
主人公のバイト先の人たちが優しいいい人たちでちょっとほっこり。
過去編のお話ではこうなってしまった原因(?)があってなるほどなー。と。
修正の仕方にはちょっとびっくりしましたね。慣れれば問題ないですけど。
他3つのお話は消防士×童顔保育士さんが個人的に好きです。
攻めのためにわざわざ留年して嘘までついちゃう受けの話もかわいかったー!
どのお話も受けがツンツンしてたりビッチだったり、ちょっと話がぶっ飛んでたりしますが、
みんなかわいいのでアリかな、と(笑)
かわいいエロエロが好きな方にはおすすめかも。
表題作もよかったんですけど、個人的にはスピンオフの方が好きでしたね。
表題作は節操なしの生徒会長×ちょっと強気なツンデレ副会長
恋敵が多い上に生徒会長の佐良は櫛原が佐良目当てで入った女子に恋してると勘違い。
無事にくっつくんですが、その後も佐良が好きって言ってくれないのは遊びだからじゃないか、とかなんとか…
佐良がどうして櫛原を好きになったのか、どうして好きといえないのか、その辺がすっきりしなくてうーん…。不完全燃焼。
スピンオフは堅物×チャラ男
最初はなんだコイツと思っていた堅物くんの手料理がおいしくて毎日弁当を頼むチャラ男。
表題作の佐良の元セフレだったチャラ男は実は佐良のことが好きだったが、
佐良が櫛原とくっついたことで失恋。
傷ついたチャラ男をわざわざ屋上まで連れて行って慰めてくれる堅物くん。
これは落ちないわけがない。
受けがチャラチャラしてるのに案外かわいいところもあってよかったです!
併録2作品は恋の始まり的な内容でどちらもかわいかったです。
表紙から想像するに、芹沢さんが攻めなのかなー?と思ってたんですが、
読んでいくうちに加藤くんが攻めなことに気付いてびっくり。
驚きも大きかったですが、それよりもかわいい!
黒縁眼鏡+顎ひげのいかにもできる男って感じの芹沢さんにいじわるされ、振り回され、
それでもたまに見せる優しいところに思わずニマニマ…
掴めない人ではあるんですけど、ちゃんと嫉妬したりして、なんだかんだ加藤くんのことが好きな芹沢さんにもうキュンキュン!
加藤くんも普段は芹沢さんに振り回されてばっかりだけど、情事のときには少し強引になったりして。
なにより情事の時の芹沢さんがエロい…!
二人のギャップに悶えちゃいます。
相談役の二人もよかったです。
とにかくかわいい一冊でした。
やっと来たか!と思わず叫んでしまいました。
前作を読んでからずっとこの二人のお話を読みたいと思っていたので出たと知った時は思わずガッツポーズ。
前作の主人公の友人であるヘタレ不良ひよこプリン(そしてオカン!)の受けと
その兄である教師にもカタギにも見えない不良を潰して回っていた攻めのお話。
まさかアレで付き合ってなかったとは!と衝撃を受けましたが、
最終的にはハッピーエンドでよかったです。
勢多川の家の事情が結構暗いのかなぁ?と思っていたんですがそうでもなく。
康介さんのピンチに思わず飛び出して行っちゃう勢多川健気かわいい。
じれったさに読んでるこっちがもだもだしたり、叫んだり。
前作の二人も勿論出てくるのでそこも嬉しかった!支倉いい奴!