苦悩するエリートSP降矢×淫乱な人気の若手議員沢村
表紙の受けの沢村が自信たっぷりな余裕のある表情の為、終始このような感じの女王様タイプなのかと思いきや、情事シーンに入るとトロッとした表情に変わるのがびっくりでした。序盤はグイグイと降矢に迫っていたのに、爆発事件後には降矢の身を案じて距離をおこうとするしおらしい様子もあり、その他にも話が進むにつれ弱い部分も見えてきて、大分意外でした。
攻めの降矢は6年前沢村に初めて出会った時からこのままだと沢村に溺れてしまうことが分かっていたため、警視庁SPを辞めて沢村から離れた過去があります。再会後序盤こそ沢村にツンとした態度もありましたが、自らの意思で沢村を抱くことを決めてからは降矢自身も沢村を大事に思っていることが多々感じられ良かったです。
気になった点は、初めて出会った時からお互いに気になっていた描写が数ページでしか描かれておらず、お互いにどう惹かれていたのかがいまいちよく分からなかったため、もう少し詳しく知りたかったな~と思いました。
また初読みの作家さんだった為、降矢と沢村の表情の移り変わりに若干面食らう事も何度かありましたがこういう作家さんなのでしょうか…
作画には若干気になる点がありましたが、話の展開は個人的には好きだった為萌え2にします。
※同時収録作品が1作ありますが、年下幼馴染2人×攻め二人に好かれている近所のお兄さんの3Pの為、好みが別れるかもしれません。