初めてレビューを書かさせていただきます。
最初は表紙に惹かれて気になった作品でした。
もともと漫画はよく読むのですが、小説はほとんど手を出さなかったのですが、試し読みをしてみて続きが気になってしまい即購入しました。
ネタバレになるか分からないですが個人的な感想です。↓
犬童に対して優しすぎる鹿島に違和感というか不思議に思っていました。しかし、少しずつ分かっていく鹿島のほの暗い部分や過去を見て、優しくする意味が分かっていきました。
個人的に、登場人物、彼らの時間を重視した作品だなぁと感じました。時々、不穏なところもあるのですが、それぞれのペースで良い方向へ変わっていく彼らを見守ることができるのはすごく面白かったです。
ゆっくりと流れていく時間で少しずつでも変わっていくところは読み応えが有ります。
表紙にもいるひかりちゃんの存在により良い方向にも悪い方向にも彼らの感情が変化していきます。ひかりちゃんの存在はとても大きかったですね。
家族についても考えさせられる作品でした。
最後は彼らがいつまでも幸せでいて欲しいと泣いてしまうほどでした。
うまく表現出来ないのが悔しいくらい素敵な作品でした。あまり商業BLの小説を読まない私ですが、どうしても続きを読みたい!と1日で読み終えてしまいました。
初オリジナル作品とのことなので今後の作品も楽しみです。