初レビューです。
ずっと夜光先生の作品が大好きで追っていたのですが、今作は吐き出したい気持ちが強すぎました…!
本当に面白い。世界観に浸れる時間が毎回幸せです。そして奈良先生の描くノアが毎度めちゃめちゃ色っぽい…♡
タイトルの”ドン引き”は中々にえげつない攻撃しかけてくる方たちです。やり方がそれぞれキツい。
今作は全体的にマホロに同調しっぱなしでした。
マホロ以外の人はきちんとした優先順位が各個人の中であるけど、
ずっとジーク様に従っていた、限られた狭い世界でしか生きてこれなかったマホロは
士官学校に来て初めて自由を知り、自分の意思を持って動けるようになったんだから
そりゃあ心情右往左往しちゃって区切りや順位なんて中々つけられないし、強い信念や気持ちを持つ人の気持ちを自分ごと化して解釈しようにも経験値足りなすぎて噛み合わない事多々だよな……と。
読み進める度に人生経験さえ積めてればもう少し良い判断できたり事前察知できたかもよ、と思ってしまう。不憫……
負の感情が苦手な彼にとっては余計現状キツいでしょうにと同情しつつ、ノアと触れ合っている時間を幸せだと思い、生きたいと思えるようになったのはすごい成長だな〜かわいいな〜と読んでいました。
ていうかあんなにノア好き好きだしてるの本当に可愛い。知らないその他大勢と見知った愛する人たちなら愛する人たちを選んでしまうのはすごくわかるので罪悪感に苛まれながらでもノアと生きたい思う人間らしいマホロがとても好きです。
ジーク様助けたくなっちゃうのは今までの経験による洗脳的なところありそうなので、これはもう本人だけじゃどうしようもできない感あるんじゃないかなと。そこに付け込むアルフレッドは悪魔かな……?
ノアが激怒するの目に見えてるけど、これは不可抗力的なところあるんじゃない……?と、マホロをフォローしたくなっちゃいます。だって長年染み付いた人の意識を変えるって1年じゃ中々できないもの。
とはいえ今回はその場判断ダメでしょーー!!!と読みながら突っ込んでしまった。そんなすぐ処刑しても残党いる中じゃ火種残すだけだしアルフレッドがそんな短絡的な判断する訳ないじゃん!とね。とりあえず願うはローズマリーと確執が生まれなければいいな…!
ノアが亡き母と父に本当に愛されているんだと知れたのは本当に良かったです。セオドアパパ本当に心が強い…;; すき。
ノア実母は神の子シリーズの魔女彷彿しましたw そしてあの豹変ぶり好きな人の前でやれちゃうあたりまじで心臓に毛が生えてそうあの方。あれで受け入れてもらえる可能性あると思っていたら本気で理解できないし、夜伽とかもはや精神拷問だったろうな… とか考えちゃいました。
ノアの亡きお母様は本当に器の大きくて強い方だったんだろうな。ボールドウィン家は総じて愛のある家庭で好きです。良かったねノア。そしてマホロを愛するあまり彼は本当に成長したと思う。マホロの性転換に難色示した理由が本当に彼らしい素直で直球なものでグッときました。マホロが一番だからこそ、って感じがより伝わるし2つ目ギフトにも納得ですわ。
ジークフリードは心を代償にした事で感情の起伏がマホロに出会う前へと戻ってしまったんだろうな、だからマホロと会うとないはずなのに過去の記憶から落ち着かなくなるんだろうなぁ、となんとなく読みながら考えていました。
オボロちゃんは本当に運が良いのか悪いのかわかんないくらいプラス事案よりマイナスの体験の方が多いんじゃないんだろか……。増幅装置を簡単に盾にするジーク恐ろしいけど、マホロとは違った契約的な関係だからこそ彼は何も思わなかったんだろうな、魔法使えないなら最早荷物だもんね。
それにしても島乗っ取りたいならわざわざギフト持ちいるところに入る必要ある……?速攻で逃げたくなりそうだけど、マホロがやっぱり欲しかったのかな?
彼の思考的に最早なぜあの場でマホロたちに近づこうとしたのか腑に落ちないので、次巻に期待です。
あと1,2巻で完結するとカウントダウン出てしまったので、寂しくもありつつここからどうなるんだろうとワクワク楽しみです♡