年下高校生イケメンが可愛らしい年上の幼馴染にLOVE!の続編。
全体に可愛いお話で、展開はゆっくりめ。
パリで修行中に挫折して帰国、その後引きこもりがちになっている遥太。
この2巻ではその原因が明かされて、いつも寄り添ってくれる理久の存在を支えにして一歩踏み出していく…
そんな内容です。
つらい気持ちをやっと過去のものにできたのは、気持ちをまっすぐ伝えてくれる理久がいてくれたから。
隣に理久がいるから大丈夫。もうそれは「弟」じゃなくて「恋愛対象」の好きになっていたから。
…というわけで、2人は無事両想いとなりました!
で、この作品のいいところはそこから先はまだ急がないところ。まあじれったいところでもありますけれどね。
遥太はぽや〜としてそうでもちゃんと大人だし、理久も傷つきやすい遥太の事がよくわかってるし、ちゃんと自制してて好感持てる!
あれ?もしかして「てっぺんの苺」って2人が結ばれる事だったりして。いつ食べる?まだもう少し、最後まで取っとくよ…
で、続きます。
波乱きちゃうのかな…ほんわかがいいな。2人で味わって苺食べてほしいな。
今回もカバー下にケーキの作り方あり。
あ、ユギ先生30周年おめでとうございます‼︎
朝田ねむい先生が他の誰とも違う世界を持っている事をまざまざと見せつけられる作品だと思う。
2作品収録。
「Dear, My GOD」
カルト教団に取り込まれている青年を救い出す神父の話。
…と一文で説明はできる。
孤独な人々、薬物を使っての洗脳など凡庸な舞台設定を使いながらも、不幸続きで神を疑い、薬で誤った幸福を植え付けられ、悪人を崇めてしまう…そんな青年の不幸な一途さを淡々と描き。
一方、どうやら神父の方にも過去に何かがあったようなのにそこには触れられてない。謎のまま。
青年は次は神父を崇め、実際は何も変われず。
神父は何かを隠して青年を助ける。その心の中では欲望のようなものがあって、それが神父の罪ということなのだろうか。
「はなばなし」
これには驚いた…
真相自体は途中でなんとなくわかるんだけど、こちらも「神」の存在が大きくて、しかも不穏。
神ってなんだろう。
優しいのか怖いのか、何を考えてるのか遊んでいるのか。
全能だから暇つぶしをしているのか。
表題作と違って、特に神を信じてない人の前にその人の畏怖する存在を象って具現する部分がなんともおそろしい。
2人にはハッピーエンディングだとは思いますよ。
前作に続き萌えに萌えた!
続編って、期待しすぎたり辛めに見すぎたりで評価下がりがちだけど…これは引き続き最高だった!
時間軸は、前作の翌日から!
正に出来立てほやほやの恋人って感じで、キスのいちゃいちゃが嬉し恥ずかし。
これ最高。キスっていいよね。
内心ちゃんと浮かれつつも、お仕事はきっちりの2人に好感。
内心といえば、私は読みながら続編あるあるの波乱来る?ヤバ展開来る?なんてちょっとビクついてたんだけど、一貫して2人の甘い空気感が読めてホッとした…
外見も良くて仕事もこなすスパダリ的慶司が、仕事で失敗したりコンタクト合わずに目腫らしたり目が悪くて雀さんをよく見えない事に拗ねたり…という素というか等身大の部分が見えたのも良かった。
反対に、高級旅館取ってハイブランドのプレゼントを隠れペアで買って贈ったり、という独身貴族40才の財力なめんなって感じの雀さんも良かったわぁ。
エロは…まあもちろんイイです。特に慶司のオスみ。
だけど私的には愛おしさ溢れすぎの顔面チュッチュの方が萌えた。
一点。田中くんのエピソードが今ひとつピンとこないのは私だけか?ともかくも非常に満足の一冊。「神」で。
◯崎豊をBLにすると…なわけない!
だがこのタイトルセンス…若いんだか若くないんだかよくわからん。
さて、本作。
ヤンキー高校生・圭祐が、駐車場でカッコいいバイクにキーが挿しっぱなしなのを見て思わず勝手に乗り回してしまう。しかも無免許。
案の定ぶつけて傷つけて。
ところが!
そのバイクはヤクザの若頭のものだったのです…
…というわけで、圭祐は組の事務所に連れて行かれ、若頭にネチネチと追い詰められる。修理費を請求されるが払えるわけもなく、それなら身体で払え!というなんともベタな展開。
もちろん圭祐は「仕方なく」応じざるを得ないんだけど。
若頭が巧かったのか。
思いがけなく優しかったのか。
快感と幸せ気分を味わった圭祐は、おれをあんたのペットにして下さい、となっちゃいます。
え〜っはまだ続く。
1ヶ月後、若頭と圭祐はなんとラブラブ。バイクデート。
こんなハッピー展開あり?
まあ…ありだね。ちょろいというか可愛い話だった。「萌」で。
2022年頃から単話の連載で発表された作品のようです。
私が購入したのは2025年配信の全3話電子合本版。
読んでみたら、2024年発表のコミックス「殺し屋 Re starting over」の原案的な作品なのか、または舞台設定や世界観が同一の連作的な作品なのか。
…という感じです。つまり…
神社で転んで、心と体が入れ替わる
…というストーリー。
本作は、ヤンチャ系高校「珍比羅学園」の敵対するクラス、二年惨組の新崎と二年仁組の当間が主人公。
新崎は当間を毛嫌いしているが、ある日当間から話があるから神社に必ず一人で来い、と言われる。
その神社で揉みあいになり2人で階段を落ちてしまうが、その時心と体が入れ替わってしまい…
当間は実は新崎が好きで、縁結び神社で告白しようとしてました。なのに入れ替わってしまい…というストーリーが展開していくんだけど。
3話完結のせいなのか、当間の新崎ラブは不変として、新崎の方に当間を見直したり新しい発見をするとかが無いままで、ハイ入れ替わりが無事直りました、当間に告られました、驚いたけど付き合うことにしました、……というトントン拍子。
ハッピーエンドで可愛いお話ですけど、簡単すぎかな。「萌」で。
Dom/Sub大好き〜、ということでこちらの短編。
主人公はわんこっぽい好青年・ノブ。
今日は家を出た大好きなきよ兄との4年ぶりの再会でウキウキ。
きよ兄とは両親の再婚で兄弟になったけれど、小さいノブは優しいきよ兄とずっと仲良しだった。そしてその頃2人で無邪気にやっていたのが…
コマンドごっこ。
久しぶりに会えるきよ兄ともう一回コマンドごっこがしたくて、きよ兄に頼み込むけれど。
…というわけで、なんか「禁じられた遊び」感が漂う。
ただ、兄のきよ兄はコマンドを遊びで使う、まして兄弟で使う事はもうできない、と断るけれど。
結局ノブの真っ直ぐすぎる愛情と覚悟を決めたきよ兄の、ごっこを脱したコマンドプレイへ。
コマンドを通してお互いの兄弟以上の愛を確かめ合う2人。
義兄弟モノだけど背徳感などは無く、Dom/Subものとしても支配や服従の側面よりも「やっと会えた、やっと言えた」というような愛の渇望と充足/安心の方を強く感じる。
覚悟が決まれば頼りになるDomと、お兄ちゃん大好きわんこSub。
絵柄も良く読みやすいDom/Subです。