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女性ふばばさん

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バカとズレた奴

「2」が出たタイミングで購入。
元はノーチェック作品だったけど、早く読めば良かった。おもしろ!
…と言っても前半は結構キツい。
小学生男子的「好きな子にちょっかい出す」の最悪な展開というか…脅してのレイプまがい、いや、完全レイプだ。
でも海生の方は傷ついてズタボロかと思いきや、確かに傷ついてはいるけどちょっと思ってたのと違うというか、このズレ感がなんとも言えず作者様の味というか。
「悔しい」は当然として「俺なにかしたっけ?」とか「泣くような奴と思われたことは苛つく」…って、そういうモンでしょうか⁇
ここで、あ〜海生もちょっとヘンな奴だな、と認定したよ。
海生がトラウマ負ってないなら、気を引きたくてしょうがないコドモの英雄が段々可愛く見えてくる。けど、近づく方法色々と間違えすぎだろ!
このバカに付ける薬があるんだろうか?というところで1巻終わり。
「2」に続く。

GARDEN コミック

寿たらこ 

あり得るMadな世界

今回読んだこちらは、重量級のSFが4作品収録された分厚い紙本です。

「コンクリート・ガーデン」
天使の血の核を人間女性の未受精卵に移植して造り出された「天使」のお友達役に選ばれた清春。
天使は「人喰い種」と知った清春は…

「クロック ダウン」
並行宇宙もの。
あちらとこちらの微妙に違う個人が事故的に入れ替わったら…?

「memento mori」
これだけだとちょっと意味不明だけど、クロックダウンとドグラマグラとリンクしてるお話のよう。

「DOGLA十MAGLA」
クローンやIT細胞技術で◯エス◯リストを復活させた狂信団体と、その肉体を容器とするように育てられた男の反乱。

絵柄は非常に魅力的だけど、筋立ては正直非常に難解。
世界観は全体に生命タブーの禁忌に関わるようなSF設定だけど、決して荒唐無稽ではなくあり得るようなMadな世界。何も関係しない大多数の一般市民と、不幸に漂う秘密を知る選民といった感じ。
BL感は薄く、SF的哲学系。
難しいけど、何度も読みたくなります。「萌x2」で。

今風なポジティブさ

電子短編。

2人のユニットでAチューバーをやっている明里(あかり)は、相方の倉持から告白されて付き合うことに。
初めて「デート」するんだけど、いつもの通りつい動画のことばかり考えてしまってこれじゃデートじゃない!と焦る明里。
で、「キスしねぇ?」と自分が誘うんだけど…

この2人、倉持の方が告白して、された明里はビックリするんだけど、いざ付き合うと決めたら明里がグイグイで倉持がアセアセな感じ。
そんな倉持に心がギューンとなって、今日絶対抱かれたい!となる明里です。
Aチューバー設定とポジティブな空気感が今風で、絵柄は可愛い少年漫画みたいな感じ。
元気印の明里が倉持を引っ張ってラブラブになりそう。「萌」で。

騎士と聖魔女

表紙とタイトルから、しっとり系を期待して読み始める。
すると…
あらすじ以上にオカルト風味がありました。
そして、しっとりとオカルトが絶妙にマッチしている。

主人公は、静かな田舎町(村)で家業の薬局を継いでいる薬剤師の貴文。
4年前から時折やってきては1泊してすぐに東京に戻る男性がいます。
その大瀧とは秘密で肉体関係があるけれど、恋愛でもなくセフレでもなく。
実は大瀧は刑事で、貴文のある能力を捜査の助けとして頼る代わりに一晩貴文を抱く、という関係性。
…と聞くとなんか爛れた関係のように思えるけど、そういうお話ではありません。
貴文は元々恋愛や性に淡白。能力も、人の役に立てるのならという善意で使うだけ。
貴文の持つ能力…それは、写真を見るとその人の生死、死んでいて尚且つ殺された場合、死に方、どこに遺棄されているか、犯人についてなどが写真が語りかけてくる、というもの。
最近、貴文は原因不明の体調不良が続き、同時に大雨で村で崖崩れが起きることで2人の関係性が動いていきます。
淡々としていた貴文は大瀧が特別な存在だと気付き、大瀧は能力を使わせるために貴文を抱くようなクズ野郎ではない、ということ。
大瀧と連絡が途絶え、また大瀧の写真に異変が見えて、貴文はその能力で大瀧の行方を探っていきます。
この辺、急に超能力サスペンス的。
そういう能力の極限の発露のあと、内なる魔みたいなものとの訣別があって2人はごく普通の恋人同士みたいになる。
というか、貴文が素直になる、というか。
森の中の善い聖魔女に逞しい騎士が求婚に来た…みたいな雰囲気のお話。…と感じました。「萌」で。

何でも似合う愛助

「愛の刺青」電子版応援書店共通特典となります。
電子1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



タイトル「私服を交換してみた」

…の通り、愛助がスーツにネクタイ、革靴、に尚紀のメガネ。
尚紀がダボっとしたサイズ大きめのトレーナー(真ん中にでっかくFREE SEXの文字とマリア様の模様)と、同じくダボっとしたワークパンツにデカめなスニーカー。
君はなんでも似合うね、それに比べて俺は…と泣く尚紀だけど。

似合ってなくても全く関係ないんですよぉ?
だって…

(すぐ脱がすから!)

爽やか営業エースxクール可愛い経理部

噛んで、と言ってもオメガバースではなくて、軽めの性癖もの。

主人公はクールな所がちょっと敬遠されているリーマン・晶真。
同じ会社に高校からの友人・暁人がいるが、実は2人は隠れた恋人同士。
感情をあまり表情に出さない晶真は実は物凄い恥ずかしがり屋。暁人はそんな昌真を丸ごと受け入れてくれた存在。
だけど、恋人になって初めて知った事、それは…
暁人の「噛み癖」!
…という感じで展開していきます。
会社でも噛もうとしてくる暁人を警戒して、わざとツンとしてしまう昌真。実際仕事も立て込んで、やっと晶真の家でゆっくりできる夜…

なぜかただ優しくて噛んでこない暁人にジレる晶真。
ツンケンされた暁人がちょっとイジワルしているんです。
晶真の方も噛まれる快感を感じていたんですね〜。お互い我慢はダメよという事に落ち着いたみたい。平和なラブラブカップルでした。

Switchのイケメン店員のいるカフェ

Dom/Sub大好き〜ということで、こちら。

主人公はSwitchのカフェ店員さん。
Domのお客さんにはSub対応、Subのお客さんにはDom対応で評判になり、カフェも繁盛。
ところが、最近ガラの悪い男客が来るように。
ある日、その男客が来ている時につまずいて水をかけてしまい、腕時計に水が入って止まってしまった!
男は弁償はしなくていいから俺とプレイしてくれ、と言い出して…

男はSubで、仕方なくバックヤードでコマンドを出しながらのセックス。
男は大満足でそれから毎日店に来る常連になりましたとさ。

Switch設定ですがそれほど意味はなく、ガラの悪い客は実はカフェの隣にあるアンティークショップの店長さん。プレイも普通だしこれから恋人になる雰囲気は…ナイ?
さらっと読めます。「萌」で。

BLカタログ

「癖特化型アンソロジー」とのことで、18名の作者様がシチュエーションやカップリングの「癖」を大公開!って感じです。
1ページ目(扉)で攻め受けの絵、カップリングの属性と舞台設定が示されてその後ストーリーが始まるんだけど、やはりどうしても短い!
試し読みくらいはあるものもあるけど、ほんとにさわりだけみたいなのも。
だから、続き読みたい〜となっちゃうと逆に不完全燃焼感があるかもしれません。
今回は1作づつだとさすがに多いので、気になった作品についてだけで。

とにかくダントツに良かったのが、ながべ先生。
いつもご自分の「好き」「描きたい」がはっきり確立しているのが素晴らしい。
今回はキングコブラとネコのカップルです。心はいつもラブラブな2人が可愛い。
絵柄が好みなのは、ホームラン・拳先生、蝦夷森わに先生、はかた先生。特に蝦夷森先生作品は、長髪筋肉の麗しい王子が受け!というのが最高。
シータコマーチ先生は設定が面白くて個性的。
ととふみ先生作品と梁阿渣先生作品は続きが気になる。どっちもどんでん返しになったらいいな。

アンソロジーというよりカタログみたいな1冊。楽しかったです。

BL版この営業がスゴイ。

院卒入社2年目の月崎は営業成績が上がらず、同い年の向井と何かと比較される毎日。
上司に嫌味ったらしく向井に営業のコツを教えてもらえ、と言われるが、当の向井は陽キャでケロッと「一緒に営業してきま〜す」みたいな調子。
肩の力抜いて気楽に〜とか言われて(アンタとは違う…)と内心で思いながら同行するが、着いた場所はラブホで⁉︎
…と始まります。

なんと。向井は取引先のオジサン達と乱交枕営業をしていたのだった!
月崎は驚いて帰ろうとするが、「理性なんて捨てようよ」と向井からフェラされて襲い受けされて、快楽で心もカラダも塗り替えられていくのだった!
みたいなトンデモ展開です。
いやはや強烈。
その場では思わず乱交しまくっちゃった月崎だけど、帰社する頃には落ち込んじゃって。でも向井は頭硬すぎって言って優しく笑う。
一週間後……

この2人は別に恋愛って感じじゃない。でも月崎の意識は変わったみたいです。
みんながみんな頭使って仕事してるわけじゃない…
だからってエロ営業は激ヤバだけど、苦手より得意なことを伸ばせばいいんだよね…ってなんか私も気が楽になったよ。

意志と努力で愛を掴み取る

これ好きでした〜‼︎
何より私好みのストロングスタイル、つまりここにあるのは「愛」だけというスタイル。
2人が出会い、恋し、愛が育ち、しかし一度は別れまた再び強く結ばれる。
そこには「誰か」も「何か」ももはや障壁ではなく、2人それぞれの行動と意志があるだけ。2人で苦しみ、2人で解決する愛の問題。

主人公は大企業グループの御曹司、α家系の中でより優秀なαの後継者として育てられ、その期待通りに生きている時臣。
ある日、バーの地下室で襲われているΩを助ける。それが大和との出会い。
だから「身分違いの恋」の側面もある。
Ωとαだから惹かれるという部分が確かにありながらも、2人はバース性を越えたつながりを大切にしたくて、でも難しくて。
というのは、大和はゲイのバリタチ。
だからαと恋愛しても子を産む側にはならない。
時臣は家も何もかも捨てる、と言うけれど。
大和ってカッコいいんですよね。身を引くんじゃなくて、自分の夢を追うんだと言って時臣と別れる。
生きるのに不利なΩであっても枕営業を絶対せずに俳優として認められていく大和。
大和に恥じない自分でいたいと邁進する時臣。
2人が共に誰からも文句がつけられないほど地位を確立して、遂に再び愛し合える時…!
お互いの愛の大きさ、そして努力で再び掴み取る幸せな時間。
超〜〜ドキドキしながら読みました。
一点、生まれはΩで性自認がβというトランスの部分がそれほど強調されてなかったと感じました。でも「神」で!