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美しきエラーフェロモン

フェロモン過多のせいで生きづらいオメガ…というのはまあまあありがちなオメガバースものです。
節度あるαは勿論襲ってはこないけど軽蔑の目で遠巻き、クズαはすぐにちょっかいかけてくる。
自分を守れるのは自分だけ、と食事とトレーニングの両面で体を鍛えている武藤。
そんな武藤に今日もまたひとりのαが声をかけてきた。が、その都田はフェロモンの研究に協力してほしい、と言い出して…
…と始まります。
武藤を決して蔑まない初めてのα。だけどその分都田はかなり変人で。
そんな都田にα嫌いの武藤も段々と心を許しはじめ…
…という感じで、強く生きているけれどどうしても自分を「欠陥品」と見てしまう武藤と、家族の愛に恵まれなかったがくさらずにフラットな考え方を貫く都田の恋が描かれます。
基本的にはオメガバースの王道的展開だと思いますが、そこに別種繁殖干渉という「求愛のエラー」とフェロモンを絡めているところが本作のオリジナリティ。
自分の「欠陥」だったフェロモンを「美しい!」と真っ直ぐに求めてくれる誠実な都田との恋は素敵なハッピーエンド。
絵柄も綺麗系で好みです。

なんでもいうこと聞いちゃう

電子単話。

主人公はプロ棋士志望の19才・凪。
高校時代に自分から告白してOKしてもらった智春と付き合っているが、智春は大の寂しがり屋。
忙しい凪は、代わりに何でも言う事聞くから、と立場は下です。
今日も…
寂しい寂しいとメールをよこす智春の「お願い」を聞いて、◯ナルプラグを自分で挿れて家まで帰ることになったのだが…

いざ帰宅しても、智春は◯ナルを見せろだのエロい写真撮りたいだの。
咥えろ、プラグ抜け、指で広げて見せろ……
どれもこれも、自分が言いたい放題なだけだろ!
とはいえ、やっぱり愛はあるみたいなのでまぁいいか…はたから見ると不均衡な関係に見えるけど、意外とラブラブなのかも。

深夜のケーキ、よりワルいこと

「妻とセックスレスなので男と不倫しました。2」電子限定描き下ろし漫画となります。
3p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓


本編第8話、初めてのお泊まりの後のお話。

事後、店長はベッドで反芻してたけど起き出してバスルームへ。
先に体を洗っていた吉田さんは、優しく店長を気遣う。

吉田さん このあとケーキたべよう

そんな会話も、ふたりの心と体の距離が近づいた今は心地よい。
なくしてた体の一部が見つかった そんな感覚
だけど…


肌と肌で触れ合いたい…
擦り切れて飢えている感覚。そこを満たしてくれたのが「吉田さん」。
相手もそう思ってくれなかったら⁉︎と不安な心も湧き出す。
どこまでも自分本位な店長。
もちろん吉田さんはアナタの事好きよ。ずっとこうしていたい、と思ってるよ。

今お花畑の店長には何言っても響かないだろうけど…
店長さん。あなたの非は奥さんに「触れ合いたい」「なんで話をそらすの?」って話し合わない事です。
はじめはレスの空虚感に同情もあったけど、今のあなたは奥さんの無関心をこれ幸いとしてる。

食禄、料理ボクロっていうらしいです

「縛ってほどいてとろけて甘えて」電子限定描き下ろし漫画となります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



「琉生の口元のホクロって色気感じるよね」

「ホクロだけ?」

…って逆襲されてタジタジの湊斗。
ホクロが無い俺には色気は感じてくれないの?なんて至近距離で詰められたら…
恋人になりたての2人。湊斗はホクロなんてあってもなくても!…なんて鼻息が荒くなるタイプじゃないから、しっとりと赤くなって琉生の胸にもたれかかっちゃう。
もちろん瑠生は満足気です。

好きだからプレイもご奉仕

野萩あき先生の持ち味が発揮された作品だと思います。
エロはエロいけど、上品さもあるところ。
さて、本作はソフトSMもの。
誰にも言えなかった性癖を、信頼できる友人が解放してくれる。
でもそんな事をしてくれる「友人」はただの親切心なわけがない。本当はずっと恋心を抱いていたんです。

湊斗は隠れてゲイのマッチングアプリをしていたのを高校からの親友・琉生に見られ、拘束系に興味があることを告白。
しかし琉生は全く引いたりせず、アプリは危ないから自分が叶えてあげる、と言って湊斗がどんなに乱れても全て受け止めてくれて。
しかし、琉生も勃っているのを見た湊斗に遂に自分の気持ちを伝えるも、湊斗の身体の強張りを感じて連絡を断つ琉生…
…という一悶着もありつつも、奉仕系溺愛攻めとちょっと鈍感だけど素直な受けの、元々友人からのカラダから始まる恋へ…という物語。
…はいいんだけど。

本作自体は良作だと思うのです。絵柄も良いし、SM絡みの意外性あるエロも良いと思う。
ただ、大元の「仲良し4人グループの2人が付き合ってるのを自分だけが知らなくて、あとの1人とくっつく」という基本設定が別のS先生の10年以上前の某作品「イきxxxxx……」と非常に似ている。なんかちょっと残念。
評価は内容に対して純粋に「萌x2」で。

罪は鎹、情は錆 電子 コミック

一色藤 

孤独な魂たち

電子短編。

異色BL。
1人の青年が刑務所を出所するところから始まります。
迎えに来たのは、年下の可愛い系の少年。
どうやら、青年は少年のために罪を犯して服役していたようで…

幼稚園児(?)のハルマはいつも母親から虐待されていて、みんなが見て見ぬふりの中、当時高校生(?)の謙ちゃんだけが何も言わずそばにいて。
ある日ハルマが母親から首を絞められているところに助けに入って逆に彼女を殺した…
だからハルマの中にはずっと謙ちゃんしかいない。
もうどこにも行かないように体に刻みつける…!

何も言わずハルマを受け入れる謙ちゃんだけど、彼の方もあの頃小さなハルマに孤独感を癒されて、彼の中にもハルマしかいなかった。
閉じた世界の中で2人の想いは多分成就したのだろうけど。
生活はどうなるんだろう?とかつい考えちゃう。現実に戻っちゃダメよね。

孤独なドMに王子様現る

ある意味王道のBL展開に、SM要素をビリリッと効かせた良作だと思います。
設定は、リーマン。
はじめは感じが悪くて苦手、と感じた相手の意外な一面を知って惹かれ、気づいたら好きになっていた…的な。
この展開は王道的。
そこに独自な味付けをするのが、受けの無愛想美人・三苫が実はSM用の玩具を山ほど隠し持っていて…という人物造形。
日頃ツンケンと嫌な態度を取られて苦手意識を持っていた後輩社員・日高は、弱み握った!とばかりにその道具でイロイロと。
そこで見せた色っぽさにやられて…
この辺、思いっきり身体からのはじまり、しかも不同意的、脅し的なんだけど、三苫のドM性癖のせいで無理矢理が感じる!的解釈になっているからニヨニヨと読んでしまう。
順当に日高は三苫に惹かれるけど、プレイとして始めてしまったために恋心を明かせない、その上当て馬みたいなイケメンも登場し…
…という誤解とすれ違い展開もキッチリと押さえ、構成も文句なく巧み。
何より絵柄が良いので、結構なSMプレイもエロ綺麗に描かれています。
が、SMが苦手な人にはキツイかもしれない。その辺自己判断で。
私は読んで良かったと思いました。「萌x2」で。

タイトロープ

1巻では嫌悪感は感じなかった本作。でもこの2巻は…

なんかザワザワするよ。
それは私が既婚者だから?
そうかもしれない。
この2巻では、いよいよ店長と吉田さんの仲が深まっていく。
正に恋の始まり。
2人の感情が高まって、一緒にいて楽しくて楽しくて、離れがたくて。
そんな高揚はどこか微笑ましくて、可愛くて、くすぐったくて、店長の状況さえなければ「両片想いのジレジレ!」なんてニヤつきながら読めるところ。だけど。

この先何が待ってるのかな。修羅場かな。お別れかな。
そんなのがチラついちゃってさ。
今回、妻の彩未さんはほとんど出ないので、彼女の本心や状況はわかりません。
あ〜これなら夫が不倫に走ってもしょーがないよね〜、という理由づけもできず、ただ事態が進行していくのを見るしかなく。
ただ言えることは、いいとこ取りだけで逃げ切ることはできないよ。店長さんも奥さんも。
3人の払う代償が大きくなりすぎないといいんだけどね…

デカ盛りハンターか

「早乙女警部は愛を乞う」電子限定かきおろし漫画となります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



勤務中の昼休み。
「いただきまーす」とどすんっと倭が取り出したのは、顔より大きい巨大おにぎり。
早乙女が「いつも自分で作ってるの?すごいね」と言うと、コンビニのだと足りないから頑張って作ってます!とニコニコモグモグ。

そんな倭に母性がきゅんっ……となってしまう早乙女警部。
思わず「僕のお弁当あげるよ」…と。
もちろん倭は一応固辞するけど。本当は食べたい。どんだけ腹が減るんだよ!

千春のBODYも見納めか

「愛しあう獣たち」電子限定特典漫画となります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



風呂上がりなのか、黒のビキニパンツに首にタオルをかけただけの千春をじーっと見る一輝。

「なんでしょうか?」

今晩はその身体に喰われたい気分だ


社内でみんなに恐れられている千春に向かって、こんな事を言えるのは一輝だけ。
千春は一輝にNOを言うわけないから、今夜はアツアツのアツな夜になることでしょう。

完結巻の特典としてはあっさりしてるけど、本編内では拝めなかった千春の黒ビキニ姿がここで見れて、良かった良かった。